看取り期に無駄はない、医療的最善と無益は必ずしも本人にとって最善と無益にならない、でも、無駄もはびこる・・・

医療・介護に無駄はなし、終活も。

 

先日、このパネルディスカッションのために、

登壇者が集まって事前打ち合わせをしました。

 

 

終活に向けて医療や介護ができることとは、、、、、

リアルに考える場にもなりそうです。

 

 

基調講演の後の第二部では、

福井市医師会副会長で、志比口にあります山本医院の山本雅之先生より、

10分程度のスライドの説明があり、

その後、パネルディスカッションになります。

 

 

このスライドを見せて頂きましたが、、、、、、結構深いです。

医療の現場、

看取りの現場、

にてあるべき姿・考えさせられることが結構あります。

 

 

ネタバレしてしまいますが、、、、

特に気になったことを一つだけ。

 

医療的最善と本人にとっての最善は、
必ずしも一致しない。

 

 

医療的最善なことが本人にとっての最善ではない、

医療的無益なことが本人にとっての無益でもない。

 

これはとても重要なテーマだと思います。

 

 

医療的最善なことが本人にとっての最善ではない、

例えば、がん患者にとって、

医療的最善と言えば、

手術で切除・抗がん剤治療・放射線治療

となりますが、

 

 

高齢だからやらない、

抗がん剤治療を望まないからやらない、

放射線治療はできないレベルだ。

 

 

そのように、医療で積み上げてきて、実績のある治療方法や、

高齢であってもできる治療方法があったとしても、

やらないケースもある。

 

 

 

医療的無益なことが本人にとっての無益でもない。

食事が摂れないときの点滴、

栄養学的には栄養素がほとんどありません。

 

 

治療ならば、体力増強ならば、

と考えるならば医療的に無益なのかもしれません、

が、本人にとっては

「点滴して落ち着く」

「看取り直前で心が安らぐ」

「家族が来るのを待つ」

なりの目的や理由があれば、、、、

決して無益ではありません。

 

 

このように、一見して最善でもなく、

無益でもないならば、、、、

それは、自分の思った通りにできる、ということです。

そこに形や決まったものがないから、、、、

悩むのですが、

 

 

 

だからこそ、山本医師はおっしゃります。

「患者が到達するゴールについて相談を、
何度も、何往復もするのです」

 

 

一方的に胃ろうしましょう、と医師が決めるのではなく、

医師「口から食事が摂れないので、胃ろうという手段があります」

家族「どんなリスクがあるのですか?」

医師「これこれあれこれ」

家族「しなかったらどうなるのですか?」

医師「施設が受け入れしにくいところもあります」

家族「胃ろうしないとだめですか?」

医師「栄養が入らないですから、看取り前提となり、受け入れる施設もあります」

 

 

そんな風に1回のカンファレンスだけじゃなく、

複数回、質問や回答を繰返し、

納得いく終末期を迎える準備ができる、、、、、

というわけです。

 

 

この場合、胃ろうが医学的最善かと言われると、

読み取る人によって最善とも必ずしも言えませんよね。

 

 

であれば、

基本は無駄がない、

そう思ってよくて、

 

それでも、医療・介護側がやりすぎだ、と思ったら

「なぜか」をちゃんと聞くか、

行う理由をちゃんと言う、

ことが大事なんですねぇ。

 

 

 

先日、知り合いがクリニックを受診し、

内科で大量に内服処方され、

その後、耳鼻科に言ってこの薬処方されてますと言ったら、

「それは飲まないでこちらを飲んで」とまた内服処方されました。

 

それでも多い薬の量。。。。

 

これはさすがに無駄じゃん!

と思うでしょう。

 

 

 

そんな無駄もはびこっています(怒)

その中でも自分が納得する生き方をしたいですよね。

 

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tomoyuki

終活ケアマネージャ/法人代表有料老人ホームあんしん村/カフェあんのん
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とカフェあんのんをH18/8から運営する。 経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)

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