WOWOW連続ドラマ「正体」で、亀梨さん演ずる鏑木容疑者の正体がばれる瞬間は、、、われらケアマネは会って１分で正体がばれるときがあります。それは結果的に良いことです。No5481

おはようアボガドじいや

WOWOW連続ドラマ「正体」で、亀梨さん演ずる鏑木容疑者の正体がばれる瞬間は、、、われらケアマネは会って１分で正体がばれるときがあります。それは結果的に良いことです。No5481

WOWOW連続ドラマ、正体

WOWOW連続ドラマ、
正体を見終えました。

DVDなどのレーベルでしょうか、
こちらの画像はなんだか暗すぎます。

なんだかおどろおどろしております。。。

だけどこちらの方が、
よく伝わります。

ネタばれすると、、、、
ってしてはいけませんね(汗)

最終的に容疑は晴れるのですが、、、、

まったく捕まらない辺りや、
うまい具合に人に人に入り込んでいくところは、、、、

話がうまく行きすぎかな、
警察は何をしている？
まんがやな！

なんて思うかも知れません。

それにしても主役、亀梨さんの変装姿は、、、、
毎度毎度、よく出来ています。

全国の亀梨ファンは必見ですね！

正体がばれるとき

ドラマ中では、
全国指名手配された亀梨さんこと、
鏑木容疑者が見つからずに、、、、

上手に隠れたり、
人の心の隙間に入り込んだり、
自殺しようとしていた弁護士を助けたり、

しています。

普通に顔ばれるやろ、、、、

と思うけど、あまりばれていません。

その後、、、、
近くにいる当事者より、
周囲の方が

「全国指名手配のあの人に、似てるよね？」

と気づき、、、、通報が入り、
取り逃がすなんてループを繰り返していました。

近くの当事者は、、、
逆に気付かないものなのでしょうか、
それとも、鏑木容疑者がいい人すぎて、
通報したくなかったのでしょうか。

施設に入って正体がばれる時

それは介護の現場でも起きます。

自宅ではおとなしくしているのに、、、、
しばらくして正体がばれる場合があります。

施設スタッフからは「聞いてないよ」

と言われるほどに、、、

• 徘徊を繰り返したり
• 他の人の部屋に入ったり
• 実は糖尿病の値が高かったり
• 夜間の排泄に手間がかかったり
• トイレの回数が異常に多かったり

することがあり、
そんなとき話しているのは、、、、

「正体が現れた」

などと話しております。

でもそれは、、、

決して家族が隠していたとか、
意図して言わなかったとか、

ではなく、
独居の方の夜の様子など、別居している家族が知るはずもありません。

だから、それは悪いことではないのです。
逆に、、、

夜間の様子がわかったり、
病気が判明したり、
知らないことが知れたり、

することが良かった。
と思うこともあるのです。

我々施設の役割は、
そういうところにもあるんですよね。

会って一分でわかる

そしてその正体も、
会って一分でわかる場合もあります。

例えば、、、

同じことを何度も言ってくることや、
被害的な話方をすることで、、、

認知症の度合いが分かりますし、

歩き方がぎこちなければ、

骨折歴や手術歴があると分かりますし、

顔に黄疸が出ていたり、黒っぽい場合は、

肝臓に疾患があると分かりますし、

「脈を取りますね」と１５秒で不規則な様子がわかれば、

不整脈があり、心臓に何かあると分かりますし、

家に入って匂いで、

排泄まわりの問題があると分かりますし、

おくすり手帳で、

どんな病気があるかおおむね分かりますし、

本人が配偶者の顔色を伺っている場合は、

家庭内に何かあると分かりますし、

近くの長男（長女）より遠方の次男（次女）が出てくると、、

兄弟間に何かあると気付きます。

実は、、、家に訪問する、
ケアマネージャや、
地域包括支援センターの職員や、
病院の連携室の方々や、
専門職の皆さんは、

気付いています。

家族や本人は

「そういう家庭内のことを知られたくないから・・・」

と我々第三者の関わりを拒む方がいますが、
そのこと自体がすでに「何かある」とわかって、、、

関わっているのです。
言わないだけです。

だけど、心配するのが我々の仕事、
もしかすると場合によっては、
それを分かったうえで、

お節介おばちゃんの役をしている濱田マリさんを超える、、、、

お節介をする可能性だってあります。

「そこまで踏み込まないでほしい」

と思われたら、その旨教えて下さいね。
分からないから探っているのです。

第三者が関わることは悪くない

ドラマ正体で、

鏑木容疑者が助けた、関わった方々は、
その恩返しをしてくれていました。

第三者が関わることの素晴らしさを実感しました。

おなじように、

地域包括支援センターや、
ケアマネージャといった、

第三者が関わることは、悪いことではありません。

逆に本音を言えたり、
専門職が関わることで、

それが認知症なんですよ、とか。

だから施設入所を奨めるんですよ、とか。

（何もしていませんが）おじいちゃんが車を諦めてくれました、とか。

いい話も日常茶飯事で、
あるのです。

リアルな話なのですが、、、、、

夫婦二人暮らしで妻に認知症がある場合、、、
夫の一挙手一投足が虐待につながるケースが多いのです。

残念ながら、最初から見えて来ます。

そういうときにも、
第三者が関わることで、虐待予防が出来ていることもあるのです。

正体がばれることは、
悪いことではありません。

早かれ遅かれわかることです。

ですから、、、、
前向きに捉えてもらえると、ありがたいですね。