眠くて起き上がれない、はやしでした。
おはようでございまっす。
午前は送迎、午後は総合病院、今日も笑顔で参りましょう!
福岡の81歳が逆送し突撃
また、かなしい事故が起きました。
福岡で81歳が運転する車が、
反対車線を高速で逆送して交差点に突っ込み、
そのままお店に突撃、
車両がひっくり返りました。
運転していた81歳男性と、同上した妻は死亡。。。。
本当に悲しい事件です。
ニュースで動画を見ましたが、
反対車線を逆送している車の速いこと、、、、
ブレーキを踏もうとしてアクセルを踏んだのか?
認知機能・判断能力大丈夫か?
理由はわかりません。
認知機能の低下、判断能力の低下について、
要介護認定ではどのように見られるのでしょうか?
認知機能が低下しているから、要介護度が高くなる?
判断能力はどう関係する?
要介護度認定の基準は「介護の手間」
つまり、頻度や内容でどれくらい手間がかかっているか?
を1週間あたりの時間で、介護の手間を合計したものです。
たとえば、
○食事のお手伝い
食事を食べるのに、嫌がるとか、むせるのにがつがつ食べてしまうとか、
理由があったときに、食事のお手伝いが必要となると、
1日3食x7日で手間がかかります。
○排泄のお手伝い
トイレに行くと、ズボンの上げ下げやパットの交換など、
毎回お手伝いが必要となると、
1日数回x7日で手間が発生しますよね。
これで要介護度2くらいです。
食事とか排泄は見て分かりやすいです。
しかし、認知機能低下・判断機能低下は、難しい。
頻度が、
月1・2回なら、「ときどきある」
週1回以上なら、「ある」
となり、介護の手間とみなされます。
たとえば、
○毎日の帰宅願望、これの手間は?
認知症があり、毎日帰宅願望が出て、
午前中に帰宅して記録簿に記載しても、
午後にそれを見て
「帰っていない、覚えていない、帰ろうとして予定で書いただけだ」
と言います。
明らかな判断能力低下です。
そのためになだめるのに毎回15分以上話しています。
1日3回x15分x毎日
自分のことがおおむね出来ていても、これだけで要介護2になるレベルです。
○言っているだけ
しかし、たとえば車椅子に座って言っているだけでなだめてもいない、手間もかかっていない、
のであれば、手間は発生していない、とみなされてしまいます。
事故を起こした81歳の認知機能低下・判断能力低下はどの程度?
判断能力低下にもレベルがあり、
・毎日・随時出るレベル(高)
・まだらで数日毎に出るレベル(中)
・月に1・2回出るレベル(小)
だったのか?を考える必要があり、
毎日・随時出るレベル(高)
であれば、そもそも車の運転も難しいし、事故現場にだってたどり着けないし、
それまでの信号だって守れていないかもしれません。
まだらで数日毎に出るレベル(中)
しかも、昔からそういう性格だった場合は、
認定調査で認められません。
認定が難しいレベルですね。
家族の証言が必要
認定調査のときには、家族に同席頂きます。
まだらで数日毎に出るレベルも、内容や頻度を聞いて、
特記事項に記入するのですが、、、、、
今回同上した妻が、悲しいことに亡くなってしまいました。
医師の意見は?
こうなると医師の意見を聞きたいところですが、
・物忘れや認知面の受診をしていたのか?
がポイントになるでしょう。
内科だけの受診では・・・・医師も困ってしまいます。
本人や近い関係者が亡くなってしまう、
というのは捜査が非常に行き詰まり、難しいです。
今回、ケアマネージャの立場から見ても、
なかなかしんどい事件です。
関係者の皆様のご活躍をお祈りすることしかできません。。。。
悲しい。
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