介護施設での終活サポートは、、、、
どうなっているのでしょうか?
先日、富山県の相続サポートをされる方のところに、
一本の電話がありました。
「サービス付高齢者住宅ですが、
本人やご家族のサポートのために、
相続や終活の講演会を行いたいのですが?、
料金や体制などはいかがなものでしょうか。」
このように、
施設側から依頼というのはきっと珍しいでしょう。
それでは、
介護施設での終活サポートの体制はどうなっているのでしょうか?
想像ですが、
おそらくほとんど「なし」が現状でしょう。
動くのは、
民間の会社が運営される単独型または複数されているところで、
・経営者ご自身が体験されて必要と思っていたり、
・アンテナが高いので入所のニーズや家族の要望から、必要と感じていたり、
・アンテナが高いスタッフがいらして希望を聞いて開催しようと思ったり
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ということでしょう。
案の定、そういう施設でした。
それでは他の施設はというと・・・・
あまり動かないのではないでしょうか。
私も単独型の有料老人ホームを運営する立場として感じることは、
・アンテナ
・危機感
・プラスアルファを何かしたい
・ご家族と話をして
「介護施設でも前向きに終活を発信することで、
ご家族とご本人のコミュニケーションを促進する、
ことが目的となるためです」
ご家族の立場を考えると、
親子間で
・相続どうするのか
・お墓や法名はあるのか
・家の処分はどうするのか
なんて話を突然し始めると、、、、、
もめます(汗)。
親御さんが「わしを殺すのか」
そんな風に言われるケースもあります。
だから、
「あんしん村で終活の話があってね、
家族会でエンディングノートの話があってね、
これからのことで、
心の整理や、
自宅のことをどうする、
という話を聞いたので、
一緒に考えていこう、
と社長さん(林)も言っているよ」
ときっかけを作ったり、
ご家族と本人で参加することで、
本人が「何かしないとね」と思えば、
きっかけができて、
少しずつ進んでいくことでしょう。
有料老人ホームあんしん村では、春に家族会がありますが、
3年ほど前から秋の研修会を開催しております。
参加人数は多くはないですが、
こうやって親子で参加されたり、
終活の大事さを知っていただいたり、
お互いでエンディングノートを書きあったり、
ご家族ご自身も書き始めたりすることで、、、、
親子の絆が深まるといいですね。
医療や介護の従事者のたいていの方は、
医療や介護が中心と思われているフシがあります。
それは自覚され、仕事をされているのは素晴らしいことです。
だからこそ逆に、その域を超えない傾向があるのかな、
と勝手に思っています。
だから、よくわからない終活などのサポートができない、、、
から動けないのが実情なのかもしれません。
私の考えで言うと、
医療や介護はその方の人生の一部でしかない
乱暴な言い方をすると手段でしかない
です。
言い過ぎですか?
目的はその方のよい人生を過ごすために、
であって、いい介護を受けるのが目的ではありませんよね?
先日も、
終活フェアに参加され、
カフェあんのんのランチ無料券を受け取った方が、
ランチをされて有料老人ホームあんしん村を見学にお越しくださりました。
まだまだ元気だけど、
不安がかなりあるので、
と笑いながらご夫婦で見学に来られたのです。
ともゆきさんご本人ですね!
と喜んでくださりました。
(マスクしていてすみません)
終活・生活・人生という大きな目標の中で、
どう医療や介護を活用していくか、
その中で、
エンディングノートや、
有料老人ホームあんしん村や、
林を、
ぜひ活用してください。
振り回してください(笑)。