メンチカツゲッ○、はやしです。
No4412 年商30億円を上げたおんまく寿司がコロナ禍で4店閉店、は1か月で決断、まさに「鮮度がご馳走」の理念そのものの行動だった
おんまく寿司閉店の裏側
昨日、オンラインセミナーを聞いておりました。
中国地方で年商30億円をあげていた、
おんまく寿司様、
3店舗を全店閉店した、
吉井社長による生々しいお話でした。
ありがとうございました。
1日2000人以上を集客し、
地域の台所、
おんまく寿司さんですが、
吉井社長は2代目。
理由は、、、、
新型コロナウィルスによる閉鎖。
という悲しい現実でした。
時は2020年3月、、、、、
・近所でクラスターが発生、
・志村けんさんが亡くなり、
・4月、非常事態宣言が出て、
・客足が止まり、
・非常事態宣言が再度延長、、、、
・5月に再開を予定していたものの、、、、
断念(泣)
・5月1日に全社員を呼び、閉店を告げ、、、、
・5月全店閉店
(サンタママさんという方のTwitterより)
とのことでした。
従業員260名以上は当然解雇、
5月1日に全社員が集まった時には、、、、
地獄のような惨状だったそうです。
鮮度がご馳走です
これが会社が決めた、前社長が決めた、
社是だったそうですが、
適当に閉店を決めたわけではなく、
全店舗を回り、
コロナ禍での営業シミュレーションをし、
借入を行い、
返済が始まるとき、、、、
求められる数字を考えると、、、、
「あかん、無理」
と感じられたとのことです。
コロナと戦う、
コロナに負けるな、
そんな言葉もちらほら出てきた、、、
2020年5月頃でしたが、
とっとと不戦敗を宣言した、
ということです。
「鮮度が馳走です」
会社としても鮮度が保てない、
そんな大苦渋の大決断を、
若き吉井社長は40才台にされました。
もちろん罵倒されたり、
もちろん非難されたり、
いろんなひどい目に遭いましたが、、、
解雇された260名の従業員のことを想うと、、、
吉井社長も涙なしでは語れません。
同じ決断を出来るのだろうか?
人様を預かるがゆえに、
同じように早々に決断は出来ませんが、
共通しているのは、
「辞めさせるために採用したわけじゃない」
そこは激しく実感します。
きっとどの社長も、思っていると思います。
決断すること
決断とは、
決めて、断つということです。
すなわち、
決めることが先。
ということです。
経営をしていると、
大なり小なり、たくさんの決断をしてきます。
今週も本当に色々とあって、
苦しみ、胃が痛く、先が見えず、
しんどい今週なんですが、
決断をしてきました。
理念に従う。
では何のために経営するのか?
何のために決断したのか?
というと、
それは理念に従う。
吉井社長が、
「鮮度は馳走」の理念に基づいたように、
皆が幸せになるために、
ハッピーになるために、
ずるずるとコロナ禍の波にもまれて進むよりも、
従業員さんも、社長も、
すべて鮮度を考えての、、、
行動だったことでしょう。
トップに求められるのは、、、、
日本の経営者は、
リーダーシップ、決断力、先見性
なんて言われますが、、、
欧米の経営者からすると、
「そんなもん当たり前」とされ、
倫理観、奉仕の精神、信仰心
だと、
先日の芝寿司を50年経営された、
梶谷様が教えてくれました。
まだ正しい道だったかわからない
セミナーで、
「この選択が正しかったかどうかわからない」
吉井社長がおっしゃっていました。
正しい・間違い、
これは立場や人によって違います。
これだけは確実に言えます。
鮮度を守った
これは全体の合意・総意
ないでしょうか。
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