ひげひげ、はやしです。
No4491 ケアマネージャ業務のICT化を真剣に考える、、ケアマネジャーを紡ぐ会のオンライン研修に参加して思うこと、その2わが社の取り組み
アナログな介護業界で、
DXをすすめるために、
取り組んでいます。
そんな中、
ケアマネージャ紡ぐ会にて、
ICTに関する研修があったので参加し、
の記事を書きました。
令和3年度、介護報酬改定について
居宅介護支援事業所に関する、
加算についての記載などがあり、、、
その中でも、
ケアマネージャが一人で担当できる件数40件を超える場合、
逓減制といって基本単価が安くなってしまうのですが、
それを解消するための
「逓減制の見直し」が図られています。
そのためい、ICT等を活用すると、
一人あたり40件から、
45件に変更することが出来ます。
このICT等の要件を、
講師の田端さんはおっしゃってました。
「簡単であまり取りたがらない加算」
とのことで話を聞くと、
要件はめちゃくちゃ簡単だった。
というわけです。
逓減制緩和の要件、ICTの内容は
【まとめ】居宅介護支援の逓減制の緩和、通知やQ&Aの内容はこちら!
によると、
普通に電子化してればいい、
そんなレベルにも見えますが、
講師の田端氏は、
「タブレット端末が事業所で一つあればいい」
そんなレベルだ、という話です。
あんしん村サポートセンターの取り組み
弊社の居宅介護支援事業所については、
あんしん村サポートセンターという名前で活動しています。
その取り組みを紹介しましょう。
1、FileMakerで電子カルテ
オリジナルでFileMakerで電子カルテを作っています。
○利用者台帳
○老人ホームの介護記録
○ケアマネージャの一式
また介護記録から、ケアマネージャの支援経過に記録を転写するなど、
スムーズな連携を図っています。
ケアマネージャの一式の中では、
翌月や当月期限が迫る
○ケアプランの長期計画期間
○ケアプランの短期計画期間
○介護保険証の期限
場合や、
○支援経過で当月モニタリングをしていない
場合には、
文字が赤くなったり、
・介護保険の認定結果、長期期間、短期期間、モニタリング、担当者会議記録
が利用者毎に連結して一覧で書式がそろっているか
をチェックできるようになっています。
2、Chatworkの導入
以前はバイタルリンク(R)を使っていましたが、、、
現在はChatworkに切り替えています。
訪問診療医、訪問看護、訪問介護、デイサービス、福祉用具の方々のみならず、遠方の家族まで巻き込んで、
普段の様子、デイの利用記録(様子・バイタル等)、連絡、写真、動画、
などをアップしています。
バイタルリンクでは、
セキュリティ上の問題があったので、同意書を取りましたが、
Chatworkでは同意書を取っていません。
その理由は
「個人情報を掲載しない」
からです。
つまり、名前・住所・電話番号・顔写真・家族の名前など、
個人を特定できる情報を一切掲載しないことで、、、
同意書を取りません。
さすがにそれではグループチャットでの書き込みが出来ないため、
○○様連絡G
のように苗字や少なくとも名前一文字だけ使っています。
Chatworkで事業所ごとにアカウントを作ってあるので、
パソコンのみならずタブレットでも見れるようになっています。
Chatworkが難しい事業所は、
LINE@(あんしん村公式アカウント)でやり取りしています。
3、音声入力
1時間で数件のモニタリングをすると、、、、
訪問後の車の中で記録します。
Google Keep → クラウドで同期 → 事務所に戻りパソコンで修正 → 支援経過・Chatworkに張り付け
という形です。
iphoneの音声入力が秀逸なので、
直接Chatworkへの入力も出来ますが、、、
やはり誤変換があるので一度修正します。
GoogleKeepの理由は、よく使うからです。
その延長です。
ここは自分だけのLineでも、
自分だけのFacebookメッセンジャーでも、
なんでもいいところですよね。
4、クラウド上にも保存
パソコンでは保存先をOneDriveを使っているので、
クラウド上にも保存しています。
そのため、タブレットで撮影した介護保険証を、
直接クラウドにアップロードしたり、
自分のiphoneで見たり、
しています。
5、利用票から老人ホーム請求まで
行うクラウドソフトも使っています。
記録とは切り離しています
と、ここまででも十分、
加算を取れるだけの内容だというわけです。
しかしながら事業所内で件数が多くないので、、
加算を取るほどの件数に達していません(笑)(笑)(笑)
FAXは減らせないのか?
研修の参加者に、
100件以上の事業所にFAXを送っている。
送ってくるFAXを、
メールで受信しタブレットで見れるようにしている。
という話がありました。
しかしながら件数がさほど多くないので、
電子化はしていません。
ICTを導入するコストと手間
昨日の記事で、
IT化はずばり投資です。
つまり、
・機器などの先行投資
・教育などの時間投資
・ルールなどの規約化・制度化
を図ってこそ、キチンとしたIT化がすすむもの。
と書きました。
事業所内でIT化をすすめ、
ICTを導入するには、教育が必要です。
事業所のタブレットを持ち歩き、
帰所してからOneDriveアプリをタップして、
クラウドにアップロードする、、、、
なんて話をすると、
女性ケアマネが蕁麻疹を起こします(笑)
ってのは言い過ぎですが、
そういう一つひとつの手順なども、
マニュアルを作ったり、
何度聞いてもOK!
という環境を作ったり、
忘れてもわざわざ聞かなくてもいいように、
なんてことを細かくやっていく必要があるんですが、、、、
二人しかいないケアマネ事業所ですから(笑)、
そこまでしていないというわけです(笑)。
モバイルプリンタなんて!
モバイルスキャナなんて!
e-faxなんて!
夢のまた夢です(笑)
つまりは今のところ、
あまり困っていません。
Chatwork導入だけでも十分足りている状況
というわけです(笑)(笑)
これがケアマネ3人、5人、
となるならゴリゴリすすめますがね(笑)
次の目標は音声入力が出来るマウス!
これを誕生日プレゼントで購入予定です(笑)。
楽なら、、、、
また事業所内で広げていこうと思います♪
○ 利用者の情報などを共有できるチャット機能も備えたアプリを組み込んだスマートフォン
○ 訪問記録をいつでも残せる機能(音声入力も可)も備えたソフトを組み込んだタブレット
これに加えて、Q&A(Vol.3)では更に補足的な説明もなされている。厚労省は、
○ 利用者に関する情報の共有を即時、かつ、同時に可能とする機能や、関係者との日程調整の機能を備えているもの
○ ケアプランなどの情報をいつでも記録、閲覧できる機能を備えているもの