おはよッサム、はやッサム。
No4623 介護タクシーの料金、各社によってかなり違う理由と、おおまかな見極めと、その裏事情を暴露(笑)。あんしん村介護タクシーは高い?安い?
介護タクシーの料金、なぜあんなに違う?
「介護タクシーの料金、
各社によってなんであんなに違うんですか?」
と聞かれたことがあります。
確かに、高い安い、
というのは会社によってあり、
運賃以外に
・介助料金として300円~1000円取るケース
・車椅子利用料として取るケース
というのがあり、
正直、
乗った後でないとわからない
というのが本音でしょう。
介護タクシーの料金の仕組み
そこを、上手にまとめてくれている
サイトがあるので紹介します。
(画像にリンク貼ってあります)
すごく丁寧にまとめて下さっていて、
本当に分かりやすいです。
料金体系は大きく2つ。
1、介護保険対応によるケア運賃
2、メーター走行による自費運賃
と分かれており、
1、介護保険対応によるケア運賃
は介護保険対応であり、
要介護1~5の方で、
ケアマネージャによるケアプランに入れ、
訪問介護事業所の利用となる
のが特徴です。
その訪問介護利用の単位で、
通院等乗降介助
(おおむね100単位 ≒ 1割で100円~)
発生するのが特徴で、
これに運賃などがかかります。
それ以外は
2、メーター走行による自費運賃
となり、
・車が緑ナンバーであり
・運転手が2種免許を持ち
・介護の資格がある
方が対応となります。
メーター走行による自費運賃
メーター走行による自費運賃は、
国土交通省運輸支局に届けているため、
おおむね運賃は固定です。
各県ごとに、
初乗り運賃が決められています。
これに従う形になるのです。
(画像にリンク貼ってあります)
「料金が高いのが心配だ!」
と過度に心配する必要はありませんが、
車が大きい=運賃が少し高い
と思ってもらえばいいので、
相談するときに
・大きい車なのか
・ストレッチャーの車椅子が必要か
を相談して、
大きい車両の場合は高くなる傾向があるので、
最初に聞くべきです。
車両が5ナンバーだったり、
普通車両の大きさだったり、
軽車両なら、
さほど変わらない、
と思ってもらえればよいです。
介助料金の違い
2、メーター走行による自費運賃
で発生する、介助料金や、
器具の料金は違います。
あんしん村介護タクシー
介助料金 車椅子移乗500円、ベッド移乗1000円
待ち料金 350円(待ち15分毎に350円)
車椅子 無料
としていますが、
他社さんでは、
・車椅子の場合は500円原則かかる
・車椅子は都度100円かかる
・待ち料金はかからない
といった具合にばらばらです。
なので、これが、、、
利用者には不安を思わせることでしょう。
介助料金は技術料である
車椅子やベッドからの移乗に、
なぜ500円や1000円がかかるのでしょうか。
それは
普通のタクシーの場合は、
体に触れないため、
介護の資格を持つ
介護タクシーしか出来ないこと=技術
なのです。
今までの介護のやり方が分からず、
いきなり介護することの怖さったら、
ありません。
車椅子の移乗だって、
・右麻痺か左麻痺か
・骨折はどこか
・腰痛はあるのか
・その人の体重や身長は
なんて普段のこと知らずに行います。
ベッドの場合もなおさらです。
介護保険を利用すれば
10割負担で1000円は
頂けるのが、
自費で行えばもらえない
||
技術の安売りになる
ということで、
技術料を頂いています。
車椅子やストレッチャーは維持費がかかる
無料で行っているところもありますが、
車椅子やストレッチャーといった
機械は維持費がかかります。
なので頂くことは
やむを得ないのかな、
と思います。
待ち料金がなぜかかるの?
あんしん村介護タクシーの場合、
15分毎に350円
頂いているのですが、
これにも理由があります。
・車から離れて、病室まで行く。
・到着して家族が来るのを待つ。
待たされる時間にコストを
頂きます。
ひどいのは、
送迎や清算が終わったあと、
施設の内部まで車椅子を押させられ、、、
ついていくケースがありました。
利用者はそこまでして当然
と思われるかもしれませんが、
・次の予定があり、
・ドライバーを拘束するなら、
と料金を頂くことにしました。
あんしん村介護タクシーは高いのか?
というとわかりません。
裏で高いと噂されているかも知れません。
が、比較的安いと、
好評いただいています。
ただし、エリアを限定して
しまうので、遠いところはいけません。
ちなみに計算しましたが、
運賃帯により価格がどれくらい違うのか
を元に計算してみました。
A運賃、初乗り1.178km、580円、261m毎に90円
F運賃、初乗り1.178km、530円、286m毎に90円
あんしん村、初乗り1.5km、630円、275m毎に80円
A運賃は上限
F運賃は下限
といった幅が決められています。
調べてみたところ、、、
あんしん村が一番安かったのです。
驚愕!
1.2km A670円、F620円、あ630円
1.5km A760円、F710円、あ630円
2km A940円、F800円、あ790円
5km A1930円、F1790円、あ1670円
10km A3640円、F3320円、あ3110円
初乗り1.5km、630円
というのは当初から変えていないのですが、
これだけ違うとなると
料金改定せずにはいられません(笑)
介護タクシーが安かったとしても予約がとれない
あんしん村の場合は、
エリアを決めているので、
安いからと選んで頂いても、
予約が取れないケースがあります。
個人の介護タクシーは、
さほど料金は変わりませんので、
驚くことはありません。
みなさん丁寧に対応してくださります。
なぜ無法地帯なのか?
ではなぜ、こんな苦情が上がるのでしょう。
・乗った後でないとわからない
・高いのではないか
・高いと言いにくい
といった苦情が寄せられる場合が
ありますが、なぜ起きるのでしょうか。
その一つの原因として、
行政が放置していて、関与しない
です。
介護タクシーの申請・運賃の届け出は、
福井運輸支局が担当なのですが、
聞いてみたところ
「関与しません」
とのことでした。
確かに料金自由化がこれだけ
広がってて、当たり前な
世の中なので。
電力自由化
水道料金自由化
士業報酬自由化
そんな流れが10年以上前から
来ていて当たり前!
と思っていましたが、
そんなところまで、、、、
ちなみにいうと、
A運賃(上限)~F運賃(下限)
で決められていたタクシー運賃ですが、
これも自由化です。
根拠ある資料を提出すれば、
運賃はA~Fに限ることはありません。
それをやるのがめんどくさいのです(笑)
あ、林の場合は、ですよ。
他社様は存じ上げません。
以上、介護タクシーの裏事情でした♪
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