おはようブルネイ、はやしでネイ。
ブルネイはこちら。
その1、2記事を書きました。
独居独身・70代女性が、
身内の介護のために市外にいて、
久々に自宅に戻り、
荷物を大量に送りつけたところで、、、
倒れて救急搬送。
1週間で退院しようとするも、
寝るところもない、エアコンもない、
そんな過酷な家に住めないため、
身を案じた病院連携室の担当が、
有料老人ホームあんしん村に連絡を。
これからどんな生活が待っているのでしょうか。
その1では、
病院から連絡があり
訪問したところ、、、
「明日退院で行くところがない」
とのことで急遽受け入れた、
という話でした。
その2では、
元気度調査(チェックリスト)を
実施してみたところ、
かなりチェックが入りました。
事業対象者として、
介護保険を活用して
ヘルパーを利用することで
生活力を上げていくことと、
しました。
その3、有料老人ホームでの新生活!
ヘルパーを使うとは言え、
まずは有料老人ホームあんしん村の
生活に慣れる必要があります。
人生初の老人ホーム!
共同生活!
はいかがでしょうか。
1週間ほど経ってから、
本人に聞きました。
本人「以外と快適よ」
とマイペースに
過ごされています。
食堂の席には、
90代、
80代、
と高齢な方ばかり。
本人「93歳の母の介護をしていて、
要介護5で看取りまでした」
と言われるだけあって、
高齢者と接することは慣れています(笑)。
なので、
食事でも結構盛り上がり、
会話もしており、
にぎやかな様子。
なので以外と、
楽しんでおられます。
本人「毎日入浴したい」
本人「携帯を変えたい」
本人「自由に外出したい」
本人「体力を付けたい」
と色々とおっしゃるも、
入浴はさすがに毎日出来ないので、、
勘弁してもらいました。
しかしながら、
いくつかの願いをかなえています。
そこで改めて、
この方の問題を整理してみました。
問題その1、キーパーソンが不在
独居高齢者で多いのが、
キーパーソン不在です。
この方のように、
独身でずっと来られていると、
周囲に知人や友人が少なく、
家族と関わりが薄いこともあります。
一番深刻なのが、
キーパーソンが不在な場合です。
今回のこの方の場合、
自身で契約行為や支払、
意思決定が出来るので、
まだ大丈夫ですが、
・自身が認知症になっていたり
・子供が独身で知的障害があったり
・周囲に迷惑をかけてきて兄弟と断絶していたり
・本当に誰もいなかったり
する場合もあって、
今後の意思決定に困る。
場合が少なからずあります。
この方の場合は、
従姉や妹が電話したり、
訪問してくれたりと、
助かります。
その方々からは、
「あんしん村に騙されないで!」
「料金がかかるから、ちゃんと説明を受けて!」
と言われていますが、
こちらだって、被害者です(笑)
問題その2、自宅以外にも○○
この方のケースではありませんが、
話を聞いていくと
色々と分かってくることがあります。
例えば、
お店を経営していて、
そのお店が片づけておらず、
賃料が発生したままである。
例えば、
広い山林を所有しており、
処分が出来ずに困っている。
(夫から相続受けました)
例えば、
○○市に宅地を所有しており、
広さが2反=2000㎡ほどあり、
子供から処分せよとうるさく言われている
例えば、
所有している土地が
兄弟と共同名義になっているが、
兄弟も亡くなりその子(甥姪)とも
連絡が取れなくなっている。
などなど、
資産を持っていると思いきや、
負債になっているケースもあります。
問題その3、相続後にもめている
こんなケースもありました
例えば、
親子関係が悪く、
断絶していて連絡も取れない。
そんなケースはまだあるあるで、
例えば、
親の相続を終わらせようとしているが、
他の法定相続人と連絡がつかない。
例えば、
夫の相続を終わらせようとしているが、
子供が先に亡くなっており、
その配偶者がガンガン出てきて困る。
(他人なので相続の権利はありません)
例えば、
自宅と土地を売却しようとして、
境界の確認を行おうとしても、
相手も子供が行方不明。
国外にいて手続きが進まない。
例えば、
自宅が空き地になっており、
処分しようとするも
息子が行方不明で
10年以上経過。
のように、
何かしらトラブルを抱えていたり、
手続きが終わらない、、、
なんてこともあり、
一つひとつのケースで、
専門家に関わってもらったり、
手続きが出来なかったり、
している方もいます。
本人の生活は続く
今までの例は、
架空の例ではなく、
私の身の回りで
聞いた話なので、
割とリアルです。
そんな話がある中、
本人はマイペースに過ごしています。
話を聞いていくと、
やっぱりありまして、
自宅以外に整理しないといけない
ところが他にもありました。
続く
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