おはようオーストラリア。はやしでリア。
No4794 TOMO’Sケアプラン:パーキンソン病で25年超えてもまだまだ元気だった担当利用者は、同じパーキンソン病で悩む方の希望の星!、病気が悪化しない理由は本人の生きざまにあり、その2
その1記事を書きました。
私が2015年から担当していた、
パーキンソン病の方が、
同じ病気で悩む方の希望の星でした。
無口で昭和な漢は、
話すのが苦手でしたが、
運動は大得意!
20年間パーキンソン病と付き合い、、、
その生涯を閉じたのでした。
パーキンソン病の運動の仕方にポイントがある
その方のケアプランなど、
内容にぐっと踏み込んでみます。
その1でも書きました、
パーキンソン病の方の
基本コンセプトは、
動け、動け、動け。
ただ、やみくもに動くことが大事なのでは、
ありません。
パーキンソン病で悩む方々には、
運動の仕方にポイントがあると
思っています。
まずあかん事例で言うと、
「しんどいから、硬いからと、体を動かさない」のは×
優しい介護職員や、
優しいケアマネージャや、
優しい家族だと、
「本人がしんどいと言っていたら、休ませよう」
と見守るかも知れませんが、
それはパーキンソン病の方には、
当てはめなくてよいです。
ケアプランの方向性はとにかく
動け、動け、動け。
だからと言って、
動いてばかりではしんどいのですが、
症状の出方にポイントがあるのです。
パーキンソン病の固縮は日内変動がある
なんだよ、
そんなことわかっているよ、
という専門職の方は、
温かく見守って下さいね。
そして、この方や、
家族への応援のコメントを
お願いいたします!
パーキンソン病の固縮などは、
(固縮=体が硬い)、
日内変動があり、
特に、
・朝方、起床時に体が特に硬い
・○時頃、など特別硬い時がある
の傾向があります。
そこを、医師としっかり相談し、
・朝起きたら必ず薬を飲む
・○時頃、薬を飲む
さらに朝の体の硬い時だからこそ、
ベッド上での運動をしたり、
体幹トレーニングをしたり、
することで、
一日のスタートが切れ、
一日の体の硬さがやわらぐ。
というわけなんです。
体が硬くなるのは体の中も同じ
無口で昭和な漢でしたが、
実は病気が原因でもあります。
体が硬くなる、
というのは特定の部位が
硬くなるのではなく、、、
全身が硬くなる、
ということは、、、
体の中、
口の中、
といったところも硬くなるわけです。
だから、
飲み込みが悪くむせる。
本来無口な漢が、
なお一層無口になったのは、
病気が原因かも知れませんよね。
要支援の認定が出る!?
この方との出来事で、
苦い思い出があるんです。
それは、
要支援の認定が出てしまったことです。
本人は認知症がなく
生活出来ているため、
多少体の動きが悪ければ、、、
要支援1・2の認定になってしまいます。
案の定、
地域包括支援センターを交えて、
担当者会議を行い、
サービスを開始したのですが、
内心は、、、
・週3回行けていたデイサービスが行けなくなり
・色々と制限が付き
困っていたところ、
主治医からご意見を頂きました。
「こんな体が動きにくい状態で、
要支援とは何事か、
要介護だろう、
もう一回介護保険を申請しなおして!」
と苦情のような、
ご意見を頂きました。
それがいいきっかけとなり、
更新申請をしたため、
6月1日から予防プランを
スタートしたものの、、、
6月9日付けで、
変更申請を行い、
認定調査をやり直しました。
パーキンソン病の方の認定調査のポイント
この時に本当に学ばせて
頂いたと思っています。
要支援と、
要介護の違いの
ポイントはここです。
同じようなADL、
つまり自分で出来ることが
多い状態では、
認知症があれば要介護1
毎日介助が必要であれば要介護2
となります。
パーキンソン病の方は日内変動があるものの、
日中体が動いていれば、ほぼ自立。
トイレのお手伝いだって必要ありません。
しかしながら、
妻の話をしっかり聞いて、
介護の内容を深堀すると、、、、
毎朝体が硬く、
ポータブルトイレを使うことが週3・4回あり、
着衣の乱れがあり、毎日直す必要がある。
はいここです。
認定調査で、
介助なし・一部介助・全介助
と書いてあると、
日中で考えれば介助なしと
なってしまいます。
しかし、「一部介助」にして、
毎朝の着衣の乱れを直し、
ポータブルトイレを利用していて、
日々介助が必要と特記事項に書けば、、、
はれて要介護2になった。
というわけです。
そうして私も日々、
学ばせて頂いていた、
というわけです。
あたたかな思ひ出
そんな思い出深い、
家族を大事にされ、
家族も暖かく本人を大事にする、
そんな昭和の漢に会って、
長友式の体幹トレーニングをするのが、
一つの楽しみでしたが、、
もうできなくなると思うと、
寂しくてしょうがありません。。。。。
そんなマインドや、
行動や、サービスの内容は、
他にパーキンソン病で困る方の、
期待の星となるわけです。
画像検索していてわかったのですが、
みのもんたさんも
パーキンソン病でした。
みのもんたさんの身辺は分かりませんが、
他の方の事例を、
少し掘り下げてみますね。
続く
(最近そればっかw)
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