No4808 MOZU映画・ドラマを見た感想は、主人公ズタボロ(汗)、介護の現場も日々ズタボロになりながら、経験・学びをする日々から得られること。そこにドラマが生まれるのは必然ですね。

おはようマーシャル、はやしでシャルウィーダンス(笑)

No4808 MOZU映画・ドラマを見た感想は、主人公ズタボロ(汗)、介護の現場も日々ズタボロになりながら、経験・学びをする日々から得られること。そこにドラマが生まれるのは必然ですね。

MOZUを見た

少し前ですが、
日曜日にこれを一気に見ました。

Season1から、
Season2まで、

一気に見て引き込まれ♪

さらにスピンオフまで、
楽しませてもらいました。

劇場版MOZUや、
MOZU全般を見て、
感じることは、、、

もうズタボロ。

主演の、、、

西島秀俊、香川照之、真木よう子

の方々が、
日々ズタボロ

車に轢かれたり、
銃で撃たれたり、
物で叩かれたり、
殴られたり、

もうひどいのって。
って書くと、
そこだけキリトリ。

って思われるかも知れませんが、
毎回出るわけではありません。

ただ、

西島秀俊、香川照之、真木よう子

の３人の演技に、、、
引き込まれます。
食い入って見てしまいます。

その反面、
スピンオフの大杉探偵事務所は、
楽しませてもらいました(笑)。

介護の現場もズタボロ

介護の現場もズタボロに
なる場合があります。

入浴を嫌がる利用者、
認知症で徘徊し騒ぐ利用者、
職員に暴力する利用者、
などなど、

Twitterでつぶやいたら、
いいね押されまくり(笑)
共感されまくり(笑)

な、
介護の現場あるあるです。

そんな日々、
介護スタッフはじめ、
看護師やケアマネージャなど、
介護の現場がズタボロに
なることがあります。

心を閉ざし続ける入居者

平成18年から介護の仕事をはじめ、
もう16年経つのですが、
忘れられない入居者がいます。

有料老人ホームあんしん村が開設した
早々に入居された、財閥の女史です。

固定資産の物件名を聞くと、
誰もが知っている有名な大きい建物。
それを所有され、
娘や孫たちに支えられ、
いい環境なんですが、

心を病んでいて、
心を閉ざしていました。

有料老人ホームあんしん村に入居した時は、

・太陽に当たると寿命が縮むと、特別にロールスクリーンを受注して薄暗い部屋ですごし

・奇跡の水でないとあかん、と毎日その水を届けてもらい

・夜だけ特別と、家政婦が特別に付き

・食事も偏食がすごすぎて手を焼く日々

・躁鬱(そううつ)を繰り返し、愛想良いとき悪いときの差が激しい

・刃物で自傷する可能性ありと刃物は預かる(何もありませんでしたけど)

・入浴でもこだわり強く、髪の毛の洗い方一つでも指示が細かすぎる

・医師も長年関わった、この方限定！

だから家で一人で置いておけず、
入居になったというわけです。

振り回された日々

この方には本当に振り回されました。
私たちもあんしん村を運営して、
始めてのこともあって、
対応に日々、悩まされました。

普通に歩いたり、
日常のことは自分で出来るので、
移動なども見守りするくらい。

なので、排泄や食事・更衣など
直接体に触れることはありませんが、

躁鬱(そううつ)で気分の上下が、
ほんとはんぱなく、

明るい時は、
とっても愛想よく、
手を振ったり、
にこやかに笑ったり、
気分よく入浴されたり、
しているのですが、、、、

ひどいときは、

・職員への暴力
・暴言
・物を投げる

などあり、
困ったことも多かったです。

そのうち、転倒と入退院を繰り返し、
病院で肺炎で亡くなりました。
あんしん村には８年くらい、
入居されたでしょうか。

お嫁に行けない体になった

我らチームプレーのいいところは、
入居者複数を、職員複数で
関われるところ。

だから、
不穏になる入居者や、
認知症で関わりがしんどい入居者や、
精神的に病んでる入居者でも、

分担して関わります。

「次、行くよ」
「交代しようか」
「(10分経ってからわざと)○○さーん、処置お願いします！」

と声をかけたり、
わざと交代したり、
あえて交代したり、

と、関わることが出来ます。

なので、
この方の暴力に付き合っていたら、

全員が暴力を受けて(笑)、
全員が痛みを感じ(笑)、
全員で共有していました(笑)

暴力って、

つねる、叩く、言葉、
などたくさんありますが、

そんな私も、、、、、

強くつねられて、
跡が少し残り、、、

お嫁に行けない体になってしまいました(笑)

だから、
皆でズタボロになっていました(笑)

MOZUほどではないかも知れませんけどね

ただ、
満面の笑顔や
機嫌ヨシのときも
あったので、、、

そこに惹きつけられてしまい、
いつかは笑顔に会えるかも、

なんて思ってしまいます。

仕事だからいいものを、
DV受けている被害者って、
こんな感じで逃げられないんでしょうね(汗)

女史も不安なんです

そんな笑顔と暴力で
振り回される日々に、
スタッフの中にもベテランがいて、
諭してくれます。

「なんで暴力や暴言すると思う？」

そんなシンプルな投げかけに、
答えられないでいると、、、

「本人が一番不安なんだよ」

と、教えてくれました。

認知症の方や、
躁鬱を繰り返し、
他人や自分を傷つける方は、

「やろうと思ってやっているのではない」

ということ。

不安、焦り、忘れ、
記憶障害、気分など、
病気によって引き起こされるため、
本人の意図で行っているわけでは
ありません。

確かに物忘れ、記憶障害は、
認知症によって出るのであり、
本人と話していると普通の女性だ。
と思うことも多々あります。

だからこの女史の入居者には、
たくさん学ばせてもらいました。

深入りすることも、
深入りしすぎないことも、
そのバランスも。

会話で押すことも、
引くことも、
そして時には逃げることも(笑)

介護の仕事は

「人対人」

だから、、、、
入居者や利用者一人ひとりに、
ドラマが生まれるんですね、、、、

LINEで動画メッセージが届きました

現在、ショートステイでお預かりしている
方の家族から動画メッセージがLINE@で
届きました。

なんと、アメリカ？
国外からです(笑)

この方は日々落ち着いているので、
暴れることはありませんが、

認知症で暴れたり、
困ったり、
不穏になっている方であれば、

この動画を見てもらい、
安心してもらうことで、、、
落ち着いたり、
暴力が減ります。

そんな技を日々、
学ばせてもらっているわけです♪