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No4879 寝たきり・要介護5の方がベッドから転落したと悲痛な電話で、即対応。日頃の注意と事故後の検証で、再発防止を。〇〇のような起きたら対応ではいけません

おはようバーレーン、はーやーんで。

 

No4879 寝たきり・要介護5の方がベッドから転落したと悲痛な電話で、即対応。日頃の注意と事故後の検証で、再発防止を。〇〇のような起きたら対応ではいけません

 

ベッドから転落

先日、在宅で担当している利用者の
家族から泣きそうで、
血が引いたような声で、
電話がかかってきました。

「ベッドから転落したんです、、、」

 

要介護5で寝たきり、
ベッドから起き上がったり、
車椅子などへ移乗することもない、
ベッド上の生活なんですが、、

排泄介助の際、
ごろりと返したら落ちてしまい、
ベッドとタンスの隙間に
入り込んでしまいました。

 

日中だったため、
施設の職員および、
福祉用具のスタッフ、
合計4名がかけつけて、
ベッドの上に戻しました。

 

幸いながら、
命に別状はなく、
少しきり傷をした程度で、
本人の意識もしっかりあり、
事なきを得ました。

 

事故のあとは検証を

施設でも、
事故が起きた場合は、
受診したり、
その後検証して、
再発防止に努めます。

 

国や行政のように

「問題が起きないと対策しない」
「死亡事故が起きないと対応しない」

なんて姿勢では、
問題が起きて当たり前です。

 

介護施設の現場では、

普段から問題がないかチェックし、
ヒヤリハットなどで検証し、
今回のように事故が起きたらさらに検証し、

と、当たり前のようにしています。

 

なので今回の事故も、
福祉用具の方と相談して、
検証していました。

ベッド上の生活になってから、
こんなことは初めてなので、
色々と考えてしまいます。

 

ま、でも、シンプルに、
足元のベッド柵を追加する、
で対策は取れますので、
命の危険があるくらいなら、、、、と、

落ちた側に、ベッド柵を追加しました。

 

じゃあ、手前側は?

というと、介助バーがあるので、
頭側と足側の2本の柵に変更。

というわけです。

 

 

事象を活かす

連れて行った施設職員2名は、

・ベテラン10年職員(女性)
・介護職員成りたて(男性)

です。

 

普段安全な施設での仕事をしていたら、
ベッドから落ちたことを手伝う、
なんて状況には逢いません。

介護職員成りたてさんは、
男性だからというだけで呼んだのですが、
実務者研修を受講中。

 

なのでなかなか体験しないことを、
経験できました。

 

とっさに

「その人の経験のため」

なんてなかなか思いつかないので、
今回はまぁ、結果論ではありますけどね。

貴重な体験が出来て、
よかったです!

こちらこそありがとうございました。

 

転倒その後、、、、

ちょうど訪問看護も出入りしたり、
訪問診療の医師も出入りしているので、、、
処置してもらったり、
痛み止めを処方してもらったり、

して現在様子を見ています。

 

しかし、
近所の方や、友人などが

「胸がつらいならレントゲンを撮った方がいい」

などと言われると、
家族もぐらつきまた相談があります。

 

もちろん命も大事ですし、
これから何かが起きるかはわかりません。

ただ、
要介護5で寝たきり、
ベッド上の生活の方を、
レントゲンのために受診しようとすると、、、、

1回往復で1万円近くの
介護タクシー代が発生してしまいます。

 

それならば、
他の検査や、
採血や、
体重測定など、
行って欲しいですが、、、

訪問診療の医師に相談したら、
現在は様子見です。

 

診察の結果が納得しなければ、、、

こうやって話がそれていくのですが、、、、(笑)

 

病院などを受診して、
逆に自分の納得しない結果や、
受けられない検査があったら
どうしたらいいでしょうか。

 

転倒して痛いと言っているのに
レントゲンを撮ってくれなかった。

痛み止めを処方してくれなかった。

骨粗鬆症の治療薬が始まったのに、
骨密度の検査もしてくれなかった。

明らかに〇〇の症状があるのに、
様子見と言われ、大きい病院に紹介してくれなかった。

 

などなど、
話はたくさんあります。

 

では自分が納得いかない場合は、
どうしたらいいでしょうか。

・次回受診時にしっかりと言う

・言いにくいならケアマネなどに同席してもらう

・他のクリニック・病院を受診する

 

など色々とありますから、
気が済むまで、
納得するまで、
動いて下さい。

他を受診して下さい。

 

そのために、
セカンドオピニオン制度があったり、
公共の機関もあります。

 

医師だって人間ですから、
話をする、
じっくりと話す、
納得いくまで話す、

それをお願いします。

 

しかしながら今回の件で、
レントゲンを撮影するかどうかは、、、
大変微妙なところ。

信用できる医師の先生の言葉なので、
まずはそれで納得されました。

 

事なきを得て、
一安心しました。

その後の予後は大変良好です。

 

 

 

 

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)