おはようトーゴ、はやしでーゴ。
No4920 納骨堂・霊園ビジネスモデルの終焉、札幌や都市部のみならず破綻する納骨堂は、地方でも続出。それはなぜか。どうしたら生き残れるか。そのカギは「お客様は誰か」
「ブログ見てますよ」
近い方から正面で言われました。
「ブログ見てますよ」
最近そんなご感想を頂けてうれしい限りです。
思わず「コメント頂戴よ」と
言いましたが、
そんなことより大事なことは、、、
「なぜブログを見ているのか?」
「興味をもった記事は?」
と聞き返すと、、、、
「自分の知らない領域を知れるから」
ということ。
この方はニッチな業態で、
法人成りもしていない、
親子で承継している個人事業主。
税務の話をしていて、
棚卸などの資産計上の話なども
突っ込んで話をしていました。
これからインボイス制度が始まるので、
登録しないとメリット薄れるぜぃ。
そんな話もしつつ、
今日もブログ書いてまいります。
追加で言うと、、、
金曜日の朝かと勘違いしていた(笑)
納骨堂ビジネス終焉か
プレジデントオンラインの記事で、
上がっておりました。
「雪だるま式に納骨堂が破綻するリスク…
寺に擦り寄りボロ儲け企む葬儀・仏具・石材業・外資系金融業の罠」
ロッカー式の納骨堂を運営する札幌の宗教法人が破綻した
という衝撃の内容から始まっています。
宗教法人代表が釈明するには「開業してずっと赤字だった」
まーじーかー。
じゃあ、預かったお骨どうするねん。
信じた人どうするねん。
ってツッコミ盛沢山。
詳しくは記事を読んで頂戴。
実態としては、
民間業者の資本で設立し運営、
永代経などの収入は全部そちらに入るものの、
お寺としてのメリットもある。
それは葬儀や法事の布施が増える。
初期投資がいらない。
しかしながら、
民間業者の存続が危うくなると、
倒産するという例だ。
読み進めて行くと、
最初はよかった。だが、数年もすれば納骨堂の供給過多になり、需要が追いつかなくなってきて、民間企業の経営を圧迫してきた。地方都市の自動搬送式納骨堂では破綻事例も出てきている。
ようするに1棟10億円以上かけて
行うビジネスは、
情勢により元が取れないというわけ。
これはそういえば、
北陸でも聞いたことがある。
存続はしているものの、
経営母体の名前が変わっていたり、、、、
そんなこともある。
預かるビジネス
銀行、証券会社、
病院、クリニック
保育所、老人ホーム、
パチンコ、ゲームセンター、
納骨堂、トランクルーム
これらに共通する事は
なんでしょうか。
それは、
「預かり続けるビジネスモデル」
というものです。
昔、イーンスパイヤの横田さんこと、
よこたんからセミナーで
教わりました。
銀行・証券会社のように、
預金や証券を預かるビジネスや、
保育所・老人ホームのように、
人をお預かりするビジネスから、
病院・クリニックのように、
患者やカルテをお預かりしたり、
パチンコ・ゲームセンターのように、
玉やメダルを預かったり、
トランクルーム・納骨堂のように、
場所を貸して預かったり、
するビジネスというわけ。
こういうビジネスは
世間的な相場があるものの、
一言で言うと、
値付けがしにくいビジネス。
だから、納骨堂のように、
永代経付70万円。
といっても価値が分からず、
設立費用から逆算して、
金額が出てくるわけ。
納骨堂のビジネスモデルは
前述のリンクの2ページ目に
書いてあるので、ぜひ見て下さい。
ハードだけで成り立たないビジネスモデル
これだけ成熟した日本社会において、
ハード・建物だけではビジネスモデルは
成り立たなくなってきています。
建てるだけで勝手に儲かる
なんて事業はもう無理だ、
というわけです。
投資用にマンションを購入したとしても、
入退去のお誘いや
より価値のある設備にしたり。
老人ホームやデイサービスを設立したとしても、
職員など働く人たちの質が
問われたり。
建てて勝手に儲かる。
なんてビジネスモデルはもう成り立たない、
ときっぱり言えることでしょう。
だから、
納骨堂であっても、
・定期的な供養日を設ける
・納涼祭を行い、縁日を行う
といった人の関わりや、
契約頂いた家族を大事にして、
納骨された本人の没日を
祀り感謝する。。。。
と手間をちゃんとかけてこそ、
存続できるというわけ。
建てれば勝手に儲かる。
流行りだから。
そんな浅はかな思いで、
開設した納骨堂はたくさんあるだろうし、
倒産した納骨堂も多々あります。
なんと調べて行くと、
霊園まで。。。。
事業を行うからには、
ちゃんとお客様を見て、
運営することを前提に、
設立して欲しいですね。
コメントを残す