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No4947 明日退院を迫られて、と入居相談があった方が半年後再度相談に。抗がん剤治療・CVポート留置であんしん村に入居出来るのか?、その2入居OK・NGを行き来した結論とは、、、

おはようアルジェ、はやしでジェジェ。

 

 

No4947 明日退院を迫られて、と入居相談があった方が半年後再度相談に。抗がん剤治療・CVポート留置であんしん村に入居出来るのか?、その2入居OK・NGを行き来した結論とは、、、

 

その1記事を書きました。

No4946 明日退院を迫られて、と入居相談があった方が半年後再度相談に。抗がん剤治療・CVポート留置であんしん村に入居出来るのか?、その1相談の経緯とCVポートとは

 

6月頃に入居相談に来られた方が、
半年経って再度相談。
CVポートを留置する、
医療依存度の高い方の
入居相談とは。

 

医療依存度が高い方の受入れ

ADLが自立で、
何もなければ、
急な受け入れをしたことが
ありました。

 

その1で書いたように、

・胃ろうの留置
・テシオカテーテルの留置
・CVポートの留置

など、カテーテルの留置、
とは昨今の高度医療のお陰で、
ご自宅での生活が出来るように
なってきています。

 

それでも、
週何度か訪問看護に来てもらい、
問題がないか、
皮膚疾患がないか、
本人の体調はどうか、

と病院と密に連携しながら
行う必要があります。

 

ただし、施設でも、、、、

となると、
施設に看護師がいるか、
その看護師のスキルレベルは、
などその施設の意向によります。

 

看護師がいない施設!?

 

有料老人ホームあんしん村は、
介護付有料老人ホームといって、

特定施設入居者生活介護の指定を
頂いているため、看護師が常駐しています。

ただし、日勤帯の話であり、
夜間は必須ではありません。

また人数の問題もあり、
出来ることは限られています。

 

 

しかし、

サービス付高齢者住宅や、
住宅型有料老人ホームについては、

配置義務がありません。

 

これは市町(行政)の動きと、
連動している部分があります。

 

特定施設入居者生活介護や、
グループホームは、
市町が指定します。

つまり、地区ごとに割り当てをしたり、
年間の指定個数が決まっていたり、
行政主導になります。

 

すると、
勢いがあって、
自社のペースで広げたい事業者にとっては、
待っていられません。

それがゆえに、
設立しやすい、
サービス付高齢者住宅や、
住宅型有料老人ホームの建設を、
進めて行きます。

 

また看護師の配置義務がないので、
採用が不安定で
採用コストがかかる
看護師の採用を行わず、
進めることが出来ます。

これは資金計画上も、
メリットがあります。

 

だからじゃんじゃん建築できる!
というわけです。

 

現場は看護師が必要

当初は看護師が不在で
運営できる

サービス付高齢者住宅・
住宅型有料老人ホーム

ですが、、、
運営してきて従業員が不安になります。

 

薬の管理、
湿布・目薬など処置、
体調不良時の対応など、

本来は看護師が行うべき
ことを訪問看護師が行える場合も
ありますが、

・毎日ではない
・訪問看護だとその利用者だけ
・施設全体では関われない

などありまして、
結局、看護師が必要。

と声が上がり、
採用せざるを得ません。

 

なので採用に至る、、、
のはここまではいいのですが、
問題は、

入居者の医療依存度

が関与してきます。

 

つまり、
入居時はおとなしいものの、

・お通じが悪くなることの処置
・内服量が増える
・複数科受診による複雑化

のみならず

・胃ろうなどカテーテル留置
・糖尿病の悪化による血糖測定や対処
・重度化による看護処置の増大
・緊急対応

といった、対応が求められ、
入居を継続できない、
退去せざるを得ない。

 

 

ようするに、

「自宅で預かれないから施設に入ったのに、施設で預かれないから退去して欲しい」

 

ということが起きるわけです。
これは、、、大変です。

 

特定施設入居者生活介護だと看護師の配置が必要

有料老人ホームあんしん村でも、
開設依頼、看護師の採用に
苦しめられてきました。

 

今でもまだ苦しい部分もありますが、
過去には最悪1年近く、
〇〇になったことがありました。

 

しかしながら、看護師がいて当たり前、
の施設になると、

・入居者のある程度の重度化
・看取りの対応
・薬の複雑化
・血糖測定やインシュリンの対応
・浣腸や摘便

といった、
ある程度の対応が出来ることや、

 

何よりも

・入居者の枠が広がる
・看取りの対応が出来て安心できる

というプラスの側面が大きいのです。

 

だからこの時点では、
「受け入れGO!」でした。

 

CVポートを留置した入居者の受入れは?

で、今回の連載の話に戻ります。

 

CVポートとは、
体に埋め込んだ管の、
出入口が小さいながらも出ています。

 

いくら看護師がいます、

と言っても、
これをきちんと管理出来て、
継続できるのは

看護師が24時間いる施設や、
老健・特養といった医師と連携が強い施設

なら受け入れられるでしょう。

 

しかし、医師が常駐していない
有料老人ホームあんしん村では難しい。

 

という話になっていました。
なので、

受入れは難しいかな、、、、

となりそうな雰囲気でした。

 

 

だからこの時点では、
「受け入れNG」でした(泣)

 

CVポートを留置した方を受け入れるとは

その1で書きました。

この方、
膵臓がんが見つかり、
CVポートでの投薬を行う状態。

 

ADLが自立で、
今は大丈夫だが、
抗がん剤を行う、
ということは、、、

服薬後の体調不良や、
食欲不振後の点滴など。

 

今後の予後には
ホスピスか看取りか、
そんな話も含めて、

有料老人ホームあんしん村での受け入れ態勢は、、、

 

体調不良時は即、
入院してもらう。
送迎や付添もすべて家族。

自立だが介護保険を申請し、
病院併設の訪問看護師が関わる。

 

という、しっかりしたバックアップ体制の元、
前向きな姿勢で相談していました。

 

ここまでは、
「受け入れGO」でしたが、、、

 

 

新型コロナの影響で、
面会禁止、
外出禁止、
そんな中での出入りはNG

ということになり、
結局受入れ出来ませんでした。

 

結局、
「受け入れNG」となりました(泣)

これは即退院、即入居希望、
を叶えられなかったからです。

 

最後に残ったもの

コロナ禍ではあったものの、
本人にも会えて、

献身的に関わる、
長男・長女さんの姿勢も見えて、
癒される日々です。

 

と書こうと思いましたが、、、
2000文字を超えたので、
続きます(笑)

 

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)