おはようブエノスアイレス、はやしでイレス。
No4948 明日退院を迫られて、と入居相談があった方が半年後再度相談に。抗がん剤治療・CVポート留置であんしん村に入居出来るのか?、その3入居なしで、最後に残ったもの、お互いが得られたこと。病気に詳しいケアマネの見つけ方。
その1、2記事を書きました。
6月頃に入居相談に来られた方が、
半年経って再度相談。
CVポートを留置する、
医療依存度の高い方の
入居相談とは。
入居出来る、
入居出来ない、
そんな行き来をして、
結論NGに(泣)。
そして最後に残ったものとは。
最後に残ったもの
コロナ禍ではあったものの、
本人にも会えて、
献身的に関わる、
長男・長女さんの姿勢も見えて、
癒される日々です。
ご本人(母)は
常に長男・長女の心配をし、
「ご飯食べてるんか、
忙しいんだから来なくてもいいよ、
面会できても近くに来ないほうがいいよ、
あんた(長男)は一家の大黒柱なんだから」
が口癖で、
長男は
「家が隣なんだから、
うちにおいで、
気兼ねすることはない」
と母を思う気持ちで
日々変則的な仕事も、
真面目に行かれています。
誠実さが伝わります。
長女は
「兄(長男)が動けない分、
私が送迎など全般をサポートするから
母のやりたいようにさせたいから」
と二人を思いやる姿が
とても素晴らしい親子です。
何よりもご自身も体のことや、
孫!のことで周囲をパワフルに支えます。
お互いがお互いを気遣う、
いい家族と関われたお陰で、、、
私の心も浄化して下さりました(笑)
入居しないことで得られたこととは
紆余曲折ありましたが、
結局自宅に帰ることになりました。
施設としては、
動いて動いて動きましたが、
1円も売上になっていません。
(もちろん経費も発生していません)
ただの入居相談かと思いきや、
有料老人ホームあんしん村の受入れ姿勢や、
CVポートといった医療の知識、
現場との連携が
試された事例になりました。
こちらも勉強になりました。
ありがとうございました。
在宅に向けての支援
残念ながら、
現時点でADLが自立、
何でもできる。
という方なので、
要支援になるでしょう。
もしかすると、
一人暮らし、
病気の事を鑑みて、
要介護1になるかも知れません。
この方での在宅生活に向けて、
アドバイスをしました。
はやし
「要支援2であっても、
ヘルパー週2、
デイサービス週2または訪問看護、
サービスが入れない日曜日は宅配弁当、
その隙間を狙って、
家族が関われば、
週1・2くらいの訪問で済みます。
訪問診療の先生もいます。
ぜひ、地域包括支援センターと連携して、
自宅での生活を送ってくださいね」
と提案しておきました。
長女からの言葉が重い
最後、といっても
本人が亡くなったわけでもなく、
元々の自宅に帰る、
というわけですから。
その電話の中で、
長女さんがおっしゃってくれた
言葉が重すぎて、
本当にありがたい言葉でした。
長女
「6月に相談に行った時は、
膵臓がんが見つかり、
この世の終わりかと希望も
未来もまったく考えられず、
本当に悲しい時でした」
「しかし、あんしん村と関われたり、
特に林さんと話が出来たことで、
希望が見えて、
まだまだ出来ることがあるとわかり、
本当によかったです。
現場の方々も受け入れに向けて
検討してくださり、感謝申し上げます。」
「さらに、在宅での生活まで、
配慮して下さるなんて、、、
感謝の言葉もありません。」
とたくさんのありがたい
言葉を頂きました。
お互いで得られたこと
長女は母のこれからの希望を。
あんしん村は、ファンを。
得ることが出来ました。
しかしながら、
ご本人の病気が消えたわけではありません。
病気の予後が心配ですが、
決して入院生活を送るのが目的ではなく、、、
ぎりぎりまででも、
ご自宅にて、
その方らしい生活を送って欲しい!
いや、送る事が出来る。
それを切に願うのみです。
連載終了。
病気に詳しいケアマネの見つけ方
はやしは残念ながら、
ケアマネージャの試験の時に、
医療部門はギリギリでした。
なので、
相変わらず医療面は弱い。
そう自分では自負しております。
では、病気に詳しいケアマネさんの
見つけ方はどうしたらいいでしょうか。
それは地域の
地域包括支援センターさんに丸ごと相談し、
「大きな病気が見つかったので、
病気に詳しい、
訪問看護と連携しやすい、
ケアマネージャさんを紹介頂けませんか?」
と相談してください。
訪問看護事業所を併設しているとか、
ケアマネさんが看護師さんとか、
そういった情報から適切な
ケアマネさんを紹介できます。
頼ってください!
じゃあ、はやしはまったく弱いのかよ、
というと、、、、
ケアマネを10年やってますから、
こうやって周囲に聞いたり、
あんしん村の看護師に聞いたり、
現場の看護師に聞いて、
少しずつ成長させてもらいました。
なので、
・高齢者に特化した病気・薬
・近所のクリニック・対応・体制
・病院との連携
・送迎との連携
といった、
情報の整理・利活用は、
他の方より得意でやす!
だから、
病気のことに詳しくない、、、、
はやしケアマネであっても、
少しはお役に立てるでしょう♪
言葉がトンチンカンになった
だから先日も、
担当している女性利用者と、
息子の二人暮らしの
息子さんから連絡がありました。
「急に言葉がトンチンカンになった、
しゃべってる言葉が支離滅裂で、
会話がかみ合わない。
何か病気を発症したのではないか?
本日のデイサービスで様子はどうか?」
そんな問合せがありました。
その日利用したデイサービスでは、
普通に会話してました。
大量にお通じも出ました♪
なので、
ろれつが回らない、
単語が出てこない、
トンチンカンな話をする、
というと、
軽い脳梗塞などが考えられます。
しかしながら
「両手の指、特に左手のしびれ、動きの悪さ、反応の悪さ、
特に左足や全身の様子、汗をかいたり、動きが悪いとか、麻痺があるとか」
などの観察や、
血圧・熱・SPO2といったバイタルサインを、
チェックして頂きました。
その日は異常なく、
翌日受診するかどうかを、
主治医と相談する予定です。
そんな高齢者最前線にいます(笑)
病気に弱くても、
色々とアドバイスが出来てよかったです♪
そんなにぎやかしい日々が、
ケアマネらしい一日ではないでしょうか。
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