おはようござザグレブ、はやしでレブ。
No4998 介護する家族から「介護度を重くして欲しい」と要望があった時のケアマネージャの選び方、それは具体的に認定調査の内容に踏み込むことで、可能性が広がります
悲痛な事件の裁判、、、
悲痛な事件の報道が続きます。。。。
検察側は無期懲役を、
弁護側は懲役10年を、
求めて裁判が行われた。
というわけです。
裁判は2月16日に結審となります。
結果を見守っていきましょう。
本日の福井新聞にありましたが、
「家族は極刑を望む」
と重い罪を希望しています。
青柳さんの家族からすると、
金まで借りた上に殺害まで、、、
そんな悲痛な思いが伝わります。
ぜひ重い罪をお願い致します。
介護度を重くして欲しい
言葉尻だけとりますが、
たまに家族から、
「介護度を重くして欲しい」
そう、家族から要望を
頂くケースがあります。
そういうわけにもいきません(汗)
なぜなら、
嘘は書けないので、
出来る限り、、、
・手間がかかっていることを、
・その内容を、
しっかり調査の時に話をしています。
認定調査の内容に踏み込む
「介護度を重くして欲しい」
意図的に重くすることは
出来ませんが、
毎度毎度、認定調査の都度行うのは
前回の調査の内容を踏まえて、
適切な結果にする。
というもの。
よくよく見ると、、、
・排泄では一部介助になっているのに、
・下着衣では見守りになっている。
・物忘れは入っているが、
・被害妄想や作り話がチェック入っていない
ということもあり得ます。
これは一部ですが、
私の経験上ありました。
なのでそれを見直せば、
要介護2だったのが、
要介護3になったり。
ということがあります。
介護度が重くなることのデメリット
「介護度を重くして欲しい」
と言う意味は、
限度額を増やして、
サービスが多く入れるようにする。
というわけです。
それは全然OKなんですが、
デメリットはなんでしょうか。
1、デイサービス・デイケアなどの単価が上がる
デイサービス・デイケアのみならず、
特定施設入居者生活介護、
グループホームや特養、老健など、
介護度によって単価が決まる
サービスがあります。
もちろん地域密着型の、
・地域密着型通所介護
・認知症対応型通所介護
といったサービスも、
あんのんデイサービスも、
同様なのです。
例えば、
地域密着型通所介護で言うと、
要介護3、1028単位
要介護5、1308単位
(7~8時間)
と280単位も違うので、
週3回、月12回、
3360単位も上乗せになります。
2、利用負担が増える
1で単価が上昇すること、
サービスが増えること、
とは、単純に
利用負担が増えます。
1の例で言うと、
3360単位×おおむね1.1=3700円
増えますし、
要介護3から5になったから、
毎日ヘルパーさんが入ることになれば、
1日300単位、30日で9000単位
つまり、
月10000円以上増えます。
3、ケアマネージャが交代になる
要支援や事業対象者で、
介護保険の変更申請や新規申請を行い、
要介護1・2になった場合は、
地域包括支援センターが担当
出来ないので、
ケアマネージャが交代になります。
それでもあなたに適切な、
ケアマネージャを紹介頂けますから、
ご心配なく。
というように、
デメリットと上手に付き合っていく
必要があります。
要支援2は注意
現在、要支援2であれば、
注意が必要です。
要介護度を決定する、
介護の手間を時間に表し、
7段階に分割したのが、、、
介護度なのです。
これを見てわかる通り、
要支援2と要介護1が
同じ基準時間となっています
だから人によっては、
要支援2と要介護1を
行ったり来たりする方もいます。
私たちのような居宅介護支援事業所の
ケアマネージャが担当していれば、
ころころ交代することは
ありませんのでご安心下さい。
要支援2の方が要介護1になる場合
では要支援2の方が要介護1に
なる場合はどんな時でしょうか?
1、認知症がある場合
認知症があると、
要介護1になります。
しかも最近の福井市は、
認定調査の4項、精神疾患(認知症関連)
12物忘れ、ある(週1以上)
1被害妄想、ある(週1以上)
2作り話、ある(週1以上)
など、2項目以上がある、
にならないと、要介護1になりません。
また、主治医意見書で、
・認知症の既往歴がある
・高齢者認知症自立度がⅡaまたはb
があるとなおよいです。
2、独居の場合
要介護度=介護の手間
ですから、独居高齢者の場合、
必然的に介護の手間が増えます。
掃除のみならず、
トイレを汚したら都度掃除。
調理のみならず、
買い物や金銭管理。
と言った、
家族が暗黙て手伝ってくれている
ことが、支援が必要です。
3、病気や金銭管理に直結
・薬の飲み忘れがあり入院した
・金銭管理が出来ず支払が滞る
・知らない人にお金を支払っていた
などがあれば、
認知症の第一歩であり、
それが病気の悪化や、
生活環境を脅かす問題に
つながるからです。
「介護度を重くして欲しい」
この要望に、
ストレートに答えることは
出来ませんが、、、、
本人にかかっている手間を、
しっかり洗い出して、
事実を伝える!
ことはケアマネの本文です。
ですから、
結果的に介護度が重くなる、
場合が多いので、
家族にも感謝頂いています。
こんなケアマネに注意
「要介護3になれば特養の申込が出来るから」
「パーキンソン病や認知症があるから」
「要介護1になればグループホームに入れるから」
なんて、
認定調査の内容にも踏み込まずに、
机上の空論で話をする
ケアマネージャには注意が
必要となります。
また地域包括支援センターにも、
そういう職員さんが
いるかも知れません。
認定調査の内容に踏み込まないと、
要介護3など夢の場合もあります。
認定調査の内容は、
担当するケアマネージャや、
担当する地域包括支援センターであれば、
入手できますから、
具体的に認定調査の内容に
踏み込んで考えてくれる
ケアマネージャさんと
「介護度が重くなるための対策」
をしたいですね♪
ほら、
入試の時、
その大学を目指すなら赤本買って勉強するし、
資格試験を受ける時、
具体的にテキスト買って勉強する。
それと同じでヤス♪
コメントを残す