右肩が１日で痛くなり日常生活に支障が、整形外科で分からなければ、神経内科を勧めた理由と、その病気の正体と現実とは。ケアマネ的にはどう動く？？ No5024

おはようござムババーネ、はやしでバーネ。

右肩が１日で痛くなり日常生活に支障が、整形外科で分からなければ、神経内科を勧めた理由と、その病気の正体と現実とは。ケアマネ的にはどう動く？？ No5024

右肩の異常

「右肩が痛くて、
日常生活に支障がある・・・」

と悲痛な話で
相談してきた知人。

さてどうしたらいいでしょうか。

話を聞いていくと、

「○○整形外科や、
○○病院(整形外科)といった、
大きいところで見てもらったけど、、、」

「骨には異常なく、
筋か腱が異常らしい」

と、痛み止めが処方された
くらいで、帰ってきました。

それから２週間、
さらに痛みはひどくなり、

「スマホが持ち上げられない、
車の運転がしんどい、
服も着にくい」

と異常な様子を伝えてきました。
腕は水平以上は上がります。

一時的な場合は、寝違えた。
腕が水平以上に挙がらない、、
場合は四十肩など可能性がありますが、
明らかに違うようです。

整体院でかなり良くなった

結論を先に。

そこで噂を聞きつけた
整体院に行ったところ、
ほぐし、
患部を見つけ、
マッサージをして、

かなり良くなりました。

結果的には、
首の凝り、
背骨、骨盤のゆがみから
来る痛みでした。

そりゃ、整形外科では、
治らないよね(汗)。

私も過去に経験あります。
ぎっくり腰の時に、
整骨院で直してもらいました。

東洋医学バンザイ！

ケアマネ的には

「右肩の痛み、
腕の筋力低下」

と話を聞いていて、
別の病気を思い出し、
整体院でよくなった後に、
話をしました。

可能性は薄いですが、

「神経内科を受診したら？」

とアドバイスするところでしたが、
辞めて正解でした。

相談した本人からは

「なぜ？？
整形外科じゃなくて、
神経内科？？」

と？マークがいっぱいでます。

それは、

・ALS(筋萎縮性側索硬化症)
・筋ジストロフィー
・ミオパチー

といった神経からくる難病で、
筋力低下が徐々に起きて、
日常生活に支障が出てくる。

というもの。

・パーキンソン病

等も含まれます。

実際に担当している利用者が、
日々苦労しているので、
そのしんどさが伝わります。

これらの難病のしんどさと言ったら、
病名がついても、
治療薬が少ない、
治療方法があまりない、

という悲しい現実があるため、
言うのをためらって、
話を聞いているうちに、、、

解決したので、
情報提供だけ行いました。

筋ジストロフィーでない理由

・ALS(筋萎縮性側索硬化症)
・筋ジストロフィー
・ミオパチー
・パーキンソン病

これらは、
時間をかけて病気が悪化し、
左右対称に筋力低下があります。

なので、
冒頭に出た

「１日で悪くなった、
右肩だけ痛い」

こんなケースには、
当てはまらない場合が多いのです。

だから与太話で済んだので、
よかったです。

大事なことは、
整形外科を受診した時に、

「他の病気の可能性や、
神経系、難病の可能性は？」

と聞くだけでも違います。

普通の医師であれば、
分からなければ大きい病院に、
違う病気も考慮して、、、
紹介状を書いてくれますが、

整形外科だけでは、
分からないケースもあるからです。

病名ありきの西洋医学の
いい所でもあり、
弱い所でもあります。

担当した利用者には

相手が高齢者の場合は、、、

・体が痛い、
・腕が痛い、
・腕が上がらない、

そんな漠然とした症状から、

・廃用症候群（内科）
・いつの間にか骨折（整形外科）
・パーキンソン病（神経内科）
・被害妄想（精神科）

と色々と想像できます(汗)

そんな利用者の声を聞いて、
適切な医院を紹介したり、
対処したり、
家族の負担に配慮したり、

するのがケアマネージャとしての
役割となります。

そして、

主治医との兼ね合いや、
金銭的負担や送迎・付添など
の現実問題と調整していく。。。

ことも必要です。

一言でいうと

「めんどくさい仕事です(笑)」

だけど、そのめんどくさい事を、
楽しむ自分がいるのも事実です(笑)。

お世話したい、
手助けしたい、

そんな人が、ケアマネージャに
似合っているんでしょうね♪

あああ、難病でなくて、
ほんとよかった♪♪

難病の場合は介護保険が使える

パーキンソン病や、
ALSなど、
病名が難病になった場合は、

４０歳以上でも
６５歳未満でも、
もちろん６５歳以上でも、

介護保険が申請できます。

ケアマネージャが就き、
訪問看護・訪問リハビリや、
デイサービスなどの

介護サービスを利用することが出来ます。

厳密に言うと、
特定疾病と言います。

1. がん（医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。）※
2. 関節リウマチ※
3. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
4. 後縦靱帯骨化症
5. 骨折を伴う骨粗鬆症
6. 初老期における認知症
7. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病※
   【パーキンソン病関連疾患】
8. 脊髄小脳変性症
9. 脊柱管狭窄症
10. 早老症
11. 多系統萎縮症※
12. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
13. 脳血管疾患
14. 閉塞性動脈硬化症
15. 慢性閉塞性肺疾患
16. 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

難病≒特定疾病
なので、

筋ジストロフィーは含まれませんが、
ALSやパーキンソン病は含まれる。

というわけです。

さらに言うと、

いきなりこれらの病気になったから、
と言って、

・仕事を辞めたり
・焦ってベッド買ったり

する必要はありません。

まずは最寄りのケアマネージャに
ご相談くださいね。