おはようござアンタナナリボ、はやしでナリボ。
半年前から申し込んでやっと利用できたショートステイ、利用者からは「ショートステイ行きたくない」と言われた時のケアマネージャの関わり方とは。「誰が行けと命令したのか」にもどう返事するのか。 No5096
ショートステイに行きたくない
先日モニタリングで訪問した、
担当利用者から言われました。
「ショートステイに行きたくない」
利用したショートステイは、
その方が利用されている
デイサービスに併設している
事業所にあります。
めちゃくちゃ混んでて、
何度も何度も申し込んだのに、
半年前から依頼したのに、
「組んだら空いてませんでした」
ってそっけない返事が
何度もあり、
「いやだから2か月以上前に、
申し込んでいて、
この日は息子さんの
勤続〇年で温泉旅行に行く日で
ご本人も〇〇さんがいるところで、
ぜったいそのショートステイで
ないと困るんで」
と言っても、
利用希望日の前月には、
「組んだら空いてませんでした」
ってそっけなく言われて、、、
いやいやその日絶対利用出来ないと
困るんだけど、、、
と切ない思いをしたこともあります。
(別の事業所申し込んでおきました)
「組んだら空いてませんでした」
他の利用者希望でも、
同じことがあり、
困っていました。
冬季(12~3月)利用希望で
「空いてません」
と言われようものなら、
他に代替手段がなくて、
泣くしかありません。
だから早め早め早めに
行動しようと思って、
・8月末に依頼し、
・9月末にまだですかと聞いて
・10月にそろそろと聞いて
あまり連絡もなくて、
11月にこちらから聞いて、
「定期の方の利用で空いてませんでした」
って回答されたら、
絶望しかありません(泣)
他の施設で申し込んでいたので
大丈夫でしたが、、、
・連絡があまりないこと、
・直前のキャンセルの連絡
なんて、巨大苦情ものです(汗)
(予約取れますとは、
言われていないので
グレーゾーンですね)
何度泣きそうになりながら、
その事業所のホームページで
苦情申し立てをしようと
思ったことか・・・
必殺、ケアマネ交代アタック(笑)
その事業所は、
居宅介護支援事業所もあり、
ケアマネージャが何人も
いらっしゃいます。
そこで思いついたのが、
「必殺、ケアマネ交代アタック!」
です(笑)
つまり、私から、
担当ケアマネを
その事業所のケアマネさんに
引継ぎ、
「内部の力でごり押し!」
と思って、
事前に相談したところ、、、、
そのケアマネさんからは
「やっぱ混んでるようですね、
こちらから聞いてもダメでした」
ということでした。
そんな経緯もあり、
やっと念願のショートステイが
予約出来た1泊2日でしたが、
行ってみたものの、、、、
利用者から
「ショートステイに行きたくない」
と言われたら、
がっくり、、、、
としか言いようがありません。
が、もう少し深堀してみます。
主訴は少し深堀する
「ショートステイに行きたくない」
「体が痛い、辛い」
「腰が痛くて」
そんな主訴をよく聞くでしょうが、
ケアマネージャは慌てません。
少しか、
もっとか、
深堀します。
「腰が痛い」
と言われたら、
どの辺りが痛いのか?
・背骨か、
・腰骨か。
・何番目くらいか
痛みの内容は?
・じわっと来るのか
・ぴりぴりするのか
どんな時に痛いのか?
・座っていたら痛くない
・動かしたら痛い
・常時痛い
他への影響は?
・足の周りがぴりぴりする
・血色が悪くないか
・湿布は貼っているか
など医者がやるように、
問診をします。
動かしたら痛い場合は、
筋肉の痛み。
動かさなくても痛い場合は、
骨折の疑い。
痛みがぴりぴりして、
神経痛の疑い。
とおおむね
わかってきます。
だから、
主訴を言われる場合は、
深堀することで、
その後の対応が取れます。
骨折であれば即受診、
入院の必要性もあります。
ショートステイに行きたくない理由
「ショートステイに行きたくない」
も、少し話を聞いていくと、
「一人になるから、
脳トレがないから、
変な人がいるから、
友達がいないから」
そんな話をされました。
一人になるとは、
・9人の利用者がいるが
・ぽつんと一人で寂しくなる
脳トレがないとは、
・デイではあるけど、
・ショートでは出来ないから
変な人がいるから
・たまたま居合わせたようです。
・騒いでいる人のことです
友達がいないからとは、
・同じ名前の利用者がデイを利用しており
・ショートステイにはいなかった
と、少しほじくって
みました。
ので、内容を分解し、
個別に解決策を
提案してみました。
脳トレがないから
→施設に依頼して、プリントを出してもらう
→または持参する
友達がいないから
→3か月以上前から予約しても取れず
→さらにその人と一緒には無理なことを伝える
変な人がいるから
→認知症などがあり大変だから、ショートステイに預かってもらっている旨説明
→タイミングが悪かった
と話をして納得。
「一人になる」とは、
デイサービスでは他の人が
たくさんいたり、
食事の席でも大人数がいたり、
するのですが、
一人になるから寂しいとのことでした。
これはさすがに
自身の気持ちですから、
対応策がありません。
結局はその場で
解決策は出せませんでしたが、、、、
話していくことで
「やっぱりショートステイ行く」
と言って下さったので、
6月もよろしくという話で終わりました。
よかった♪
「誰がショートステイに行けと言った?」
この方じゃありませんが、
たまに
「誰がショートステイに行けと言うのだ?」
と怒られる場合があります。
そりゃあんた、
「24時間見ている家族の休息のため」
なんですが、
そんな正論を言おうものなら、
「わしゃ手がかかっていない」
「迷惑をかけていない」
とキレてくるので、、、、
「気分転換にとか」
「遠方の孫の様子を見に行くからとか」
何かしら理由を言うのですが、
「誰が?」
と犯人探しになる場合は、
「私が行ってとお願いしたのです」
と自白します(笑)
それでなんとかその場は、
行くことになり、
という場面もよくあります。
さらには
「以前、施設も考えたいと言っていたからその事前準備のため」
「いつも行っているデイサービスのついで」
「友達が利用しているから」
「前回は行くと言ったヨ」
とあらゆる行く理由を、
脳みそをフル回転して(笑)、
行けるようにやんわりと、、、
外堀を埋めていきます(泣)
やっとそこまで持ち上げて、
持ち上げて、
持ち上げて、、、、
行けることになりました。
うまく行かない時もあります、
すんなり行けるケースもあります。
この辺は、ごり押しする!
がすべてではないので、
押したり、
引いたり、
しながら会話を楽しみながら、、、
無事モニタリングが終了しました。
ああ、疲れた(笑)
けど、楽しい♪
以上、現場からお伝えしました♪