おはようござポートルイス、はやしでイス。
コロナ融資の返済が始まり資金繰りがキツいと経営者から相談(泣)、その３手元キャッシュを増やすなら、売上を上げて・回収を早くして、経費を削減して・支払を遅くする。聖域なき改革を！ No5104
その１、２記事を書きました
コロナ融資の返済が始まり資金繰りがキツいと経営者から相談(泣)、その１もともとギリギリな中小企業に返済が始まることで資金が回らない理由は明確。 No5102
コロナ融資の返済が始まり資金繰りがキツいと経営者から相談(泣)、その２経営者自身の行動に優先順位を付けることで、メリハリとモチベーションを落とさない仕組みを No5103
コロナ融資を受け、
返済猶予があったものの、
再開にあたって
資金繰りがキツい、
売上が回復しない、
経費が増えて行く、
そんな負のループに
陥りかけている状況を
脱却するために、、、
弊社が脱却した方法とは。
そしてなぜブログに書くのか！？
は、その２に書きました。
「経営で困らない、
事業が継続する」ために
「自分が再度困った時に
振り返えられる」ために。
という想いです。
その１記事で書いたこと
その１記事で、
こう書きました。
経営者の行動パターン：（その２）
・現場の仕事より資金繰りが最優先
・関係各所に対面ですぐ相談
・支払先に優先順位を（従業員・関係先が最優先）
・税金・公的機関の中でも優先順位を（市＞県＞国）
・人に頼る
売上を上げるなら：
・客単価を上げられるもの
・早期で回収できるもの
・無料から有料へ
経費・出費を減らす：
・聖域なき改革を
・支出の大きいものから
・勘定科目・相手先毎にチェック
・売上に直結しなければ削減
これを解説していきましょう。
現実を直視せよ
現実を直視しましょう。
このグラフで、、、
２０２２年は、３～５月が多いこと
２０２３年が、１～３月が多いこと
これはなぜでしょうか。
資金繰りにアンテナが高い
経営者ならぴんと来ますよね。
年末の支払い、賞与で逼迫した
あとが・・・１月。
消費税や法人税、
固定資産税の支払いが集中するのが、２月！
だからですよね。
そして４月は
確定申告後、
振替納税の日、
さらに固定資産税の日、
だからです。
こういう現実から目を背けない、
それも大事ですよね。
売上を上げるなら
売上を上げるなら：
・客単価を上げられるもの
・早期で回収できるもの
・無料から有料へ
と書きました。
絶対的に足りないのであれば、
売上を上げる！
ためにどうするか、
を考えます。
とは言え、
売上とは、
客単価×購入回数×リピート率や、
本業以外の一時収入
で決まりますから、
「売上を上げる」
と曖昧な言葉で
終わらせずにしっかり向き合います。
売上を上げる具体策
・客単価を上げられるもの
メニューの見直しです。
原油高や電気代高騰といった
理由は分かりやすいので、
直結する客単価を見直します。
例えばエステサロンであれば、
・一人メニューを二人メニューを作ったり
・外注に施術ベッドを貸した場合に料金をもらったり
なにかしら色々とあるでしょう。
訪問介護事業所であれば、
特定事業所加算がそれに該当します。
・早期で回収できるもの
資金繰りとはようするに、
早期で回収できるからいい面もあります。
なので、
ファクタリングを活用したり、
より利率の安いところを利用したり、
滞納分を早期回収したり、
督促を早くしたり、
銀行振込より現金回収したり、
エステサロンであれば、
前売りチケットを販売したり。
ですよね。
・無料から有料へ
ボランティアで行っていたもの、
無償だったもの、
善意で行っていたこと、
これを有料化する。
ことも大事でしょう。
有料老人ホームでは、
TVや冷蔵庫など、維持費がかかるものを
思い切って有料にさせてもらったり、
無料で運営していた事業を辞めて、
本業に集中したり、
改善してきました。
経費・出費を減らすなら
経費・出費を減らす：
・聖域なき改革を
・支出の大きいものから
・勘定科目・相手先毎にチェック
・売上に直結しなければ削減
経費・出費を減らすなら、
「自分のタガや思い込みを外す」
「支出の大きいものから」
が重要です。
・こうしなければいけない
・この額を払わなければいけない
・言われたから
と支払うこと、
その額が当たり前、
と思っているでしょうが、
例えば
・家賃減額交渉
・顧問料の減額交渉
・仕入や経費の単価や減額確認
のみならず
・支払タイミングの遅延可能か
・分割支払いの検討
などなど、
自分の思い込みを一旦置いて、
検討していきます。
私が提案しても
「でも、、、、」
なんて言ってると、
一生変わりません。
「一度相談してみよう」
と動いて欲しいですね。
ここも優先順位を
「支出の大きいものから」
と書きましたが、
年間２００万円の削減と、
年間２０万円の削減と、
どちらがインパクトが大きいか？
それはもちろん、
２００万円です。
インパクトが違います。
いくら年間２０万円削減しても、
２００万円の電気代が１割、
上昇してしまえば、
意味はありません。
とは言え、相手先があること
ですから、、、、
相談はするが、無理強いはせず、
お願いベースで行きましょう。
経費・支出の削減
一番削減しやすいのは、
・損害・火災・車両保険料
・外注費・リース料
・顧問料・賃料
でしょうか。
損害・火災・車両保険料
については、
事情を説明して
・範囲を減少させたり、
・保険の内容を見直しをして、
減額します。
なかには何年も前から
放置していて、
実態に合っていない場合も
あるでしょう。
外注費・リース料
外注費は派遣料も含まれます。
派遣を直接雇用に切り替えたり、
無駄や使っていない車両、
事務機器などのリースを
減らしたり、自前で管理します。
顧問慮・賃料
顧問先と言えば、
事情を言って１年間だけ安くしてもらうとか、
あまり相性が良くない契約を終了するとか、
内容を見直すとかします。
賃料も
値下げ交渉が出来るのであれば、
一度相談する手もあるでしょう。
他にも色々と思いつきます。
勘定科目単位で、
取引先単位で、
にらめっこしながら。
会計事務所にお願いしてある、
という会社さんも多いでしょうが、
経費削減のお手伝いなどあまり
してくれません。
ましてや自分の顧問料など、
値下げしてくれません(汗)
ですから、
社長自身がやるしかない！
のです。
経費削減でググったら、
こんなサイトも出てきました。
(画像にリンク貼ってあります)
同時並行ですすめる
とは言え、
・売上を上げる施策をしながら
・経費の見直しをしながら
・従業員を守りながら
というのは
なかなかハードルが高いでしょう。
しかし、
資金繰りの問題は、
スピード重視。
１日の遅れでも
致命的になる場合がある。
のは重々承知でしょう。
脳みそをフル回転させて、
同時並行で行います。
というのも、
・売上を１割増額
・回収を早くする
・経費を１割減額
・支払を遅くする
ことで、手元キャッシュが
間違いなく増えます。
ゆっくり考える時間を
また色々と考える時間も
必要でしょう。
日中に仕事しながらなんて、
到底無理でしょうから、、、、
日曜日や、
朝など、
誰にも邪魔されない時間！
が重要になってきます。
あの手この手で、
やるしかありません！！
そこまでする！！
だって、資金繰りの問題は、
社長の1丁目1番地の仕事であり、
会社の最優先課題ですから！
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