おはようござジ・O、はやしでジ・O。
TOMO’Sケアプラン、二度、あんしん村の体験入居をキャンセルした夫婦暮らしの妻、表情からやはり心の病気が(汗)、介護保険申請が出来ない理由と、第三者の関わりを明記した予防ケアプランを作成、今後の関わり方とは。 No5226
研修な月曜日が終わり、
1日が過ぎ去りました。
最近すっかり涼しいを
通り越して、、、
「寒い!」
夜は毛布が必要です(汗)
関与できない
昨日、こちらの記事を書きました。
この記事、
1日でアクセス数が以外と
伸びまして、、
少し驚きました。
ケアマネ以外の方は、
「大変だな」
「どうなるのか」
と心配はするものの、
行動は起こせません。
当然です。
また、ケアマネージャであっても、
契約して自分のお客様でないと
訪問したり、
関わったり出来ません。
ではどうしたらいいでしょうか。
今後、同じトラブルが起きる
こと間違いありません。
残された道は、
地域包括支援センターによる
関わりしか残されていません。
それか問題が起きて、
警察沙汰にならないと、
いけないでしょうか(汗)
二度の体験入居をキャンセルした心の病気のある女性
ではどんな関わり方、
どんなケアプランに
なるのでしょうか。
久々のTOMO’Sケアプランです。
情報を整理すると、、
A様、80才女性、自立、精神疾患あり
夫と二人暮らし中、
家事全般は行っていない。
食事は宅配弁当中心。
家の中は不明だが、
夫が整理・清掃など行う。
夫婦の関係は決して悪くない。
娘二人は県外、
一人は隣県、
一人は首都圏。
やりとりがあるか不明。
夫は公務員を長く勤め定年退職、
趣味活動があり講師・教室も行う。
言葉は少し粗暴だが、
妻を見守っている。
本人は長く専業主婦だが、
両親の遺産がある。
本人のかかりつけ医は、
・近所の内科、高血圧など2か月に1回程度
・近所の心療内科、月1回
と利用されており、
内服管理も出来ています。
夫の送迎や付添で受診もされています。
家は住宅街の一軒家、
持ち家で居住歴は30年以上、
屋内の様子は不明。
夫は車を所有し運転できる。
本人は移動手段なく、タクシー利用。
うろ覚えなところ、
言えないところは適当です。
本人の主訴:
・となりの家がヤクザで、変な車が出入りしている。
・家にいられない、施設に入りたい。
・心の病気などない。
夫の主訴:
・となりの家は一般家庭で両親が亡くなり、県外の子供が定期的に帰宅している。
・自分も教室などがあり多忙、妻と十分関わる暇がない
介護保険の申請は?
ケアプランと言うと、
予防の方向け、
介護の方向け、
とありますが、
この方、介護保険の申請をしても、
非該当になる可能性が高いです。
なぜなら、
「介護度は介護の手間」
というように、
本人に関する介護の手間は、
ほとんどなく、
精神疾患による作話や、
家事全般に助力が必要なくらいで、
特別手がかかっていないからです。
なのでケアプランを書けない、
というTOMO’Sケアプランで
初めてのケースとなりました(汗)
このため、虐待の恐れありと
市役所に上申して
「事業対象者の申請および、地域包括・ヘルパーの関与を作る」
とすれば、おおむね行けるのでは
ないでしょうか。
チェックリストもいくつか該当します。
課題と具体策
予防ケアプランの様式ベースで、
考えて行きましょう。
ここで重要なのは右半分。
総合的課題、
課題に対する具体策の提案
をこちらで書いていきましょう。
課題1、第三者の定期訪問とフォロー
第三者が定期訪問し、社会資源の紹介とサービスへの連携
①地域包括や民生委員が定期訪問する
②必要時、精神科対応の訪問看護と連携
③公民館や自治体型デイホームの紹介、定期利用のフォロー
まず一番はこれ、
第三者の関わりを作ることです。
本人が虐待の疑いがあれば隔離する、
というのが第一歩ですが、確定していません。
夫は言葉は粗暴なものの、
モラハラとも確定していませんからね。
なので、第三者の関わりを作ります。
必要時、訪問看護を利用、
とありますが、、、
実際は契約と同意がベースになりますから、
やんわりと書いています。
実際はごり押ししたいところです、、、、
課題2、主治医と連携、病気が悪化しない、緊急時の体制づくり
主治医・薬剤師らと連携し、病気が悪化しない環境づくり
①主治医への定期受診の確認と連携
②必要時、精神科対応の訪問看護と連携
③在宅での内服確認、必要時薬剤師との連携
④本人・夫との協力体制
⑤緊急時の体制づくり
次にこれ、
病気が悪化しないこと。
心の病気を治す、悪くならない、
ためには、
「主治医の連携、緊急時・臨時の体制、内服を確実に」
ここから始まります。
課題3、ヘルパーや娘さんや友人などと連携
ヘルパー・娘さんや友人などの関わりを広げ、情報を共有する
①ヘルパーの定期訪問による自宅環境のチェック、お手伝い
②娘さんらとの連絡、定期連絡、オンライン端末の活用
③友人・知人の関わりがあれば、情報共有し、定期訪問頂く
現時点では、
「娘さんや、友人・知人のつながりが、まったく見えません」
なので、関わっていく中で、
定期訪問していく中で、
人間関係を構築していく中で、
娘さんの連絡先を聞いて、
許可を得て連絡する。
ことにします。
それがケアマネや地域包括支援センターではなく、
普段お世話になっている訪問看護師や、
ヘルパーさんであれば、
より聞きやすいことでしょう。
実際の予防プランは、
2ページ目に入り、
例えば
本人:内服を飲み忘れない、定期受診する
家族:話を聞く、受診同行する
サービスの内容:
・定期訪問、社会資源の紹介
・主治医との連携
・自宅の整理整頓、転倒しない環境づくり
と具体的に行うことに落とし込んでいきます。
娘二人の陰が見えない理由
先日の主任ケアマネの研修でも言われました。
「ケアマネージャの、ねばならない病は置いといてください」
ねばならない病、とは、
・家族が関わらねばならない
・娘が連絡しなければならない
・夫婦をそのままにしてはいけない
とケアマネ自身が
家族の関わり、あり方を、
ごり押しすること、
価値観を押し付けること、
です。
これがいけません。
いきなり連絡しないのは、
・本人が嫌がるから
・許可を得ていないから
・色々とあっただろうから
それを踏まえて、
人間関係を作ってから
連絡します。
もしかして、、、、、、
・事情があって逃げるように家を出たのかも知れませんし、
・嫁ぎ先で舅・姑のお世話で忙しいかも知れませんし、
・関係性が悪いのかも知れませんし、
でも実は、、、
・普通に連絡とり合っている、
・月1回は訪問している
かも知れません♪
現時点ではわかりませんからね。
オンライン端末の活用
そこで活躍するのが、
オンライン端末の活用です。
こちらでも書きました。
Amazon Echo Show端末であれば、
一方的な呼びかけにより接続が出来ます。
耳が遠いと分かりにくいですが、
電話などを併用することで
効果があがります。
また、先日のタダカヨさんの無料研修でも、
見守りテックの話が出ました。
(画像にリンク貼ってあります)
ICT知らない、
ICT分からない、
と言っているケアマネもいるかも知れませんが、
情報提供するだけで、
実施できる家族がいるのも事実です。
話だけは提案してはいかがでしょうか。
普通にLINE通話を定期的に
してくれるかも知れません♪
家族間の関わりが増えること間違いありません。
ただごり押しは良くないですけどね、、、、
書き始めたら、不安でしたが、
結果的に3000文字を超える
大作になってしまいました(汗)
ケアマネさんのお役に立てれば幸いです!!!
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