おはようこむすびまん
ドラマ、イアリー見えない顔、を見て思うこと。認知症の方との接し方で、我々介護の専門家はこう接する。ポイントは見えない顔じゃなく、見える顔・しかも笑顔で♪その仕事の本質は○○ No5441
GWは運動三昧!
GWは0連休!
それだとストレスが貯まるので、、、、
東山運動公園に自転車で行ってきました。
走る前に疲れてどうすんねん、、、(笑)
とも思いましたが、
そんなときも大事です。
たまにさくら通りを走っています。
パノラマでこんな写真も撮りました。
この風景が大好きになりました。
大好きになった理由は、
色々とありますが、、、
決して辛いことばかりでもありません。
いいことがあっても、走ることがあります。
また走ろうと思います。
イアリー、見えない顔
GW中に見ていたドラマがあります。
イアリー、
見えない顔です。
また暗く、辛気臭いドラマを、、、、
と思いましたが、
人間の欲望やどろどろした部分が見えて、
面白かったです。
ネタばれになってしまいますが、、、、
最後に見つけた墓の名前が、、、
違う人の名前や、
一般的な名前だったら、
どうなるかな(笑)
と思ったら、笑ってしまいました(笑)
話は最終話にならないと見えない部分が多くて、
話が分かりにくいかもしれません。
それでも宗教団体の首謀者がわからない。
というのは、???と思いながら見ざるを得ず、
それがまた不安で、楽しいところでもありました。
認知症の方の行動には理由がある
イッセー尾形さんが今回、
仏上(ほとけうえ)さんという、
大学教授の役割をしていました。
大学も宗教も、
皆すべてこの方の手のひらで動かされています。
そんな仏上さんも、
なぜそこまでしたか、
手重ねという常同行動を通じて、
広げていったか、
という話が最終話かその前くらいに明かされます。
本当に恐ろしいですよね、、、、
と、同じように、
認知症の方も、なぜこんなことをするんだろう?
と思うことがあります。
それはその人の過去を知ることから、
始めなければいけません。
分かりやすいのは、
○毎日15時になったら出かける。
これまで行っていた行動をそのまましているだけで、理由はありません。
○毎日朝5時になったら家の中を徘徊する。
これも毎朝ご飯を炊くために、炊飯器を探している人もいました。
○夕方になったら徘徊する。
この方も夕方になったら、「家に帰らないと」と焦って玄関を探し、徘徊している方もいます。
だから我々介護に関わる専門家は、
徘徊するから振り回されるだけじゃなく、
なぜその人がその行動を起こすのか?
ならばどう訂正できるのか?
をしっかり考え、アドバイスしていく必要があります。
行動の刷り込みをする
認知症の方の常同行動を取り上げた番組を、
たまたまTVで見かけたことがあります。
毎日15時に出かける癖がある男性が、
窃盗をするようになりました。
「お金を払う」
という一部の行為を忘れ、お店の商品を無断で持ち帰り、
警察沙汰になっていたのです。
もちろん周囲も家族も、
認知症に対する理解はありません。
その後、、、
医師やケアマネージャと認知症について相談し、学んだあとは、、、
15時前に花壇に水やりをする、
という他の行動を刷り込むことで、
お店に行かなくなりました。
それまでであれば、
「15時に出かけるときかない」
「またお店に商品を返したり、謝罪に行かないと」
「徘徊して家に帰ってこれないのでは?」
と色々な不安や対処をして、
手間がめちゃくちゃかかっていたのですが、
15時前に
と声かけするだけで、、、、
お店に行かなくなり、
窃盗もなくなった、
という話です。
誰しもが頼られたり、
お願いされたり、
すると無下には断れません。
誰に頼まれるか、が重要
ドラマ、イアリーで、
手重ねをする真琴つばささんが、、、
ここぞとばかりに手重ねをします。
病気が治ることはなく、
ただの行為なんですが、
患者は治ると信じています。
他の人じゃなく、
真琴さんでないといけないのです。
その後、病気が悪化して、
最悪の自体になるのですが、
患者は最後まで信じていました。
つまり誰が言うかが大事です。
前述の認知症の男性の場合、
お嫁さんが頼むから、「はい」ということを聞いてくれます(笑)
これが、
息子ではダメです(笑)
認知症の方の場合、
誰が言うかが、非常に重要です。
ですから、
男性なら肩書に弱いから、
医師や責任ある立場の方が言うとか。
女性なら孫やイケメンケアマネが言うとか。
もちろん、お嫁さんが言っても、
「嫁である私の言うことを聞かない!、キー」
となることもあるので、
あの手この手で調べていきます。
見えない顔より、見える誰か?
つまり見えない顔、見えない誰か、
じゃなく、
見える顔、見える誰か、
それが誰か?
を見極めていくことです。
目の前の認知症の方の行動に振り回されず、
賢く関わり、
手間を極力まで減らしたいものです。
それをアドバイスできるのが、
介護の専門職である私たちの仕事です。
ちなみに、、、、
不穏になって、
手を付けられない認知症の方が徘徊していたらどうしますか?
私なら飛び込みます(笑)
「あああ、見つけた、探していたの○○さん、
どうかしましたか?まぁ座って話をしましょう」
と、
満面の笑顔で斜めから近寄り、
一緒に椅子に座って話をします。
言葉のキャッチボールは出来ない場合が多く、
投げても受け止めてもらえず、
バットを振ろうとしてもそもそも球を投げてこず、
コミュニケーションが取れない場合もあります。
が、それでいいのです。
関係性を作るのです。
「あの親切なお兄ちゃん」
と刷り込み、、、、
今後不穏になったらまた呼ばれて笑顔で行くのです。
そして元気にして、
現場に返すのです。
こちらも見える顔を出さないとね♪
花壇に水をあげてもらえますか?