おはようはみがきまん
kintoneで基本設計を行うために使うツールは、マインドマップのXmind。待ち時間や献血中だって行える、思いを形に即するツールで、アプリ作成の一歩手前まで行えます。 No5443
kintoneでの基本設計とは
kintoneについての話を書いてきました。
その様子は、
にて書いていますので、
そちらをぜひどうぞ。
また、タグでも、
こちらはkintone専用のタグですので、
こちらが一番分かりやすいかもしれません。
では、構築やアプリ作成に入る時、
どのような手順を踏んで、考えればいいのでしょうか。
アプリ関係図、
というのが先に出来ればいいのでしょうが、、、
これは出来た後ですから、
先にここまでは出来ません。
マインドマップで基本設計のススメ
kintoneでシステムを構築するとき、
アイデアをまとめるとき、
アイデア同士を固めるとき、
マインドマップをよく使います。
マインドマップには、XMindというソフトを
使っており、
パソコン ⇔ タブレット ⇔ スマホ
とシームレスに使えるのがよく、
思いついた時にとにかく書けるのがいいです。
XMindについては、
こちらで書いています。
ようするに、
思考の整理を行っている、
というわけです。
基本設計とは、
システムの全体像やアプリ構成、
システム間同士のIN・OUT、
メリットや課題といった、
想いを形にするのに最適です。
例えば、
kintoneで訪問介護実績アプリを作る、
となると、
のように中心にシステム名を書き、
ぶらさがるようにアプリが出来てきて、
その中で行うことを書いていきます。
これが出来るのはタブレットの良さで、
パソコンを持ち歩くよりタブレットを持ち歩き、、、、
受診で待っている間、
ふとカフェでいる時、
何か手持ち無沙汰な時、
に落とし込んでいるのです。
献血中で片手がふさがっていても、
文字入力は音声を使いますから出来るのです(笑)
システム規模が大きくなると大きいマップ
実は今回のように、
補助金を活用しての、
社内基幹システムを入れ替える、
という話になった場合、
規模もアプリ数もすごいことになります。
なので、このあたりは、
3回くらい作り直して、大きなものが出来上がります。
それがこちらです。
Xmindの良さは、
- 優先順位をつけるために番号を付与したり
- コメントや付箋を張り付けたり
- 線で囲ってまとめたり
- さらに、、、
といった、表現力の豊かさもウリですから、
かなり重宝しています。
講師派遣業システム
先日、講師派遣を行う団体の、
基幹システムについて、
考える機会があり、、、、
Xmindで基本設計を行っていました。
とある教育団体は、
福井市内に本社があり、
講師を各地で派遣しています。
講師は自身が会社員から、経営者まで、
いろんな方がいて、
行っている内容も様々です。
また、教える内容も、
同一講座でも初級・中級・上級と別れ、
講師の自由な裁量のもと、
その場合、
全体の動きをまとめる、カレンダーアプリ、
講師のマスタとなる、講師マスタ、
講座のマスタとなる、講座マスタ。
講師業を行ったあとで、その実績をまとめる作業集計、
あとは本部で行う予実管理、
といったところでしょうか。
それを形にするために、
Xmindでアイデアをまとめた、というわけです。
それがこちら。
ノウハウが詰まっているので、
全部はお見せ出来ませんが、
ぼこぼこ複雑にアプリを作っていくよりは、
ほんとに4~5アプリで出来ます。
kintoneはカレンダーが弱い、弱すぎる
そんなkintoneの一番の肝というか、
問題点というか、
一番どうにかした方がいいな、
と思う点があります。
それは、
カレンダー機能が弱すぎる
ことです。
標準機能でカレンダー表示をすると、
月間表示に変えると、
1マスに3件くらいしか入らないため、
今後増えていくとわかりません。
それをカレンダーPlusプラグインで、
月間表示をすると、
すべて表示され、色分けまでしてくれるので、、、
せめてこれくらいは導入しないと、
と思って、予算計上してもらうよう、上申します。
多数の講師と、
多数の講座と、
多数の予定を、
一括でカレンダー表示できるのですから、
全体の効率や生産性も上がること間違いありません。
裏のメリットも出てくる
こういったシステム全体の見える化をした場合、
裏のメリットも出てきます。
それは、
講師陣の情報共有や、基礎技術のアップに
直接つながることです。
たとえば、
パワーポイント資料作成、初級・中級を、
Aさん(先輩)
Bさん(中堅)
Cさん(初めて)
と講師陣がいた場合、
資料作成から講義まで、
どれくらい準備がかかっていて、
という時間の見積もりが見えません。
しかしながら、
その準備時間や資料作成時間も、
システムに登録していれば、
その日付や時間が克明にわかるので、
Aさん(先輩)3時間
Bさん(中堅)5時間
Cさん(初めて)7時間
というようにあとで振り返りが出来、
その時間数の多寡を検討できます。
本部の導入メリット
ではそれを管理する、
本部のメリットはなんでしょうか。
それは、、、
- 各講師自身で入力するため、細かい雑務が不要になる
- 月間の予定・実績の差異が見える
- 予算の消化状態がリアルタイムで見れる
こととなるため、
本部も導入のメリットがあります。
それがなければ、
紙で、、、、
中途半端なシステムで、、、、
手間ばかりがかかることとなりますから。
構築側としたら、
これを踏まえて、、、、
kintoneにアプリを作っていくことになるわけです。
私なら予算書・決算書まで、
一気通貫で作ってしまいます(笑)(笑)
まだアプリは作っていません。
その先は、、、続く
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