おはようかつぶしまん
入院できると思って入院できなかった3名と、思いがけず入院された3名の違いは、病院とあんしん村の関係性の問題?、その中でのケアマネの仕事は情報収集・整理し伝達すること。 No5457
入院できると思って受診して、、、、
先日の記事で、
入院できる、
入院をお願いする、
と意気揚々と受診して、
入院できなかった。
ということが何度かある、
と書きました。
医師の一存や提供する情報、
本人の希望や客観的要素、
をもとに総合的に判断するため、
介護の現場や、家族やケアマネから、
と意気揚々と受診しても、
入院できなかった、
というケースがあったという話です。
しかもその病院に対して、
3人紹介して受診し、
予約をきちんと取って検査も行い、、、、
長々と待った結果、
結果的に入院できないと言われた悲惨なものでした。
(時間返してほしい♪)
一方、即入院のケースも
一方、入院になると思わず、
普段通り受診をしたら、医師から、
ゴロゴロ肺炎だから、入院しよう
というケースもあり、
以外だと思ったケースもあります。
その違いはどこにあるのでしょうか、
たまたまや運が良かった、
という場合もあるんでしょうが、、、
結論を言うと、
有料老人ホームあんしん村と関係性があったか?
というと、
なかったところは3人、入院を断られて、
あったところは3人、入院した。
でした。
もちろん、入院に至らない場合は、
客観的にそこまでのレベルではない、
と判断されたためで、
断られた病院に問題はありません。
もちろん(2)、入院に至った場合は、
それ以外でも受診して入院にならなかった(ただの受診)、
場合もあるため、
たまたま入院に適合するくらい、症状が悪かった、
というケースなのでしょう。
因果関係を紐解く
ケアマネージャの仕事は、
- 情報を収集する
- 汎化して伝える
ことが重要です。
○○病院は入院できる、
○○病院は簡単に入院させてもらえない、
そんな情報をヒアリングで収集し、、、
他の利用者に活かすために汎化して伝える。
汎化とは、
一般的な事例に落として、
目の前の高齢者や依頼されたお客様に当てはめて、
○○病院なら入院できる、
○○病院は入院が難しい、
そんなことを考えて、
必要な方に情報提供をすること、という意味です。
そこで○○だから○○、
という因果関係を紐解き、仮説や検証し、何かしら答えを出し、、、
その答えが間違っている場合は、
さらに訂正して、正しい情報に訂正していく。
というわけ。
転倒を繰り返す高齢者
例えば転倒を繰り返す高齢者がいて、
施設入所を検討したり、
入院して治療をしたり、
という方を担当したとします。
実際に歩けるか、
検証してみました。
両手引きの歩行介助とは、
横にいるのではなく、
より安全なひじを支えた介助です。
この支え方で歩行できるか促したところ、、、、
ひざががくんとなる、いわゆるひざ折れを起こしていました。
しかも左のみ。
転倒後すぐに整形外科を受診し、
異常なしということですが、
これはどういうことなのでしょうか。
ひざ折れする原因は専門的に調べれば、
いろいろと考えられるのでしょうが、、、
筋力低下であれば、
ある程度期間があって発生します。
一方この方は短期間です。
であれば、足だけではなく、
頭や脳の中も問題かもしれません。
ちょうど後頭部にたんこぶがありますから、
転倒したときに頭をぶつけています。
というわけで因果関係を調べていくと、
ただの筋力低下、
ただの転倒、
ではなさそう、、、、
というわけです。
ケアマネージャとして大事な仕事は、
因果関係を調べて診断する、
ことではなく、
周辺情報も含めて情報収集して整理し、
受診ならば医師に伝達。
施設入所ならば相談員や看護師に伝達。
が仕事になる、
というわけなんですね。
そんな話を汎化して、
今後の高齢者にも生かしていく、
情報提供していく、
というわけです。
情報オタクの林には、
たまらないお仕事(笑)、
というわけ♪
入院できる、出来ないのポイントは
そこで入院を断られた3人のポイントは、
主として精神科・認知症による、
入院の依頼でしたが、
- 昼夜逆転なら以前からなのか
- 認知症で手がかかるなら、どの程度なのか
- 施設ではどの状態であれば受け入れてくれるのか
- その他重篤な疾患がないか
そういった情報も整理しながら伝達はしています。
その結果、
心臓病があるから、
実際には ProBNPが高いから、
と断られましたが、、、、、
心臓の病院もかかってるけど、
そっちは
認知症があるから入院できません。
とも言われていく先がないから、
困って受診しているのですがね、、、
それでも入院できないのですから、
思うように行かないことばかりです。
入院して内服調整が必要!