おはようちゃわんむしまろ
シャイロックの子供たち、連続ドラマ版、映画版の両方を見て感じたこと。優劣つけることが大事なのではなく、池井戸潤ワールドをより楽しむために。徘徊する認知症の方と例えると。No5487
シャイロックの子供たち映画版
シャイロックの子供たち
を見ました。
可愛らしいタイトルですが、
銀行を主体とした人間どろどろ劇場です。
きっかけは映画版。
「あなたへのおすすめ」に出てきたので見ました。
これが結構面白かったのです。
阿部サダヲのキャラクターがなんか、、、、
テンションがなんか、、、、
って思いましたが、
人懐っこさと欲張り深さと、執拗なところが、、、、合ってる?
と思いながらも見ていました。
とは言え、
井戸田潤氏原作ですからはずれはありません。
佐藤隆太氏演じる、
滝野がきっかけで、諸問題が起きます。。。
そして銀行を中心とした、人間のどろどろがよく見えて来ます。
シャイロックの子供たち、連続ドラマ版
映画版が面白かったので、
連続ドラマ版も見てしまいました。
こちらは、、逆に消化不良。
全体的に切なすぎて、結末がしんどいことに。
主役井ノ原さんが、、、
無事でよかったです。
また萩原聖人さんが、
パワハラ役にあんまり合わないような、、、
映画版だと時間内にコンパクトに収まりながらも、、、
展開がしっかりあるので、飽きませんでした。
連続ドラマで長く見てきたわりには、
中伸びして、ちょっと、という場面もありました。
同じ原作で違う場面
同じ原作なのに違う作品を見て、
違和感を感じたり、
違いを感じたり、
しています。
それは介護の現場でも同じです。
認知症の方でも、、、
徘徊する日があったり、
しっかり休んでくれたり、
日中不穏になったり、
ならなかったり、
といろいろな場面があります。
また誤嚥性肺炎を起こしうる方でも、、、
イレウスを起こしたり、
プチ脳梗塞を起こしたり、
脱水を起こしたり、
といろいろな場面があります。
動きや状態が読めない!
と思うかも知れません。
振り回されるかも知れません。
右往左往するかも知れません。
だから現場は、、、
様子を見ていこう、
たまたま起きたのだ、
とあまり触れずに、
探求できずに、
日々送っているかも知れません。
探求心が足りない
しかしながら、実は、、、、
誤嚥性肺炎と脱水だとしても、
水分が十分摂れていないことが共通していたり、、、
認知症の方が不穏になるのは、
同じ職員が夜勤の時であったり、、、
よくよく考えたり、
傾向を調べたり、
すると実は原因がおおまかに特定出来る場合があります。
その探求心を、
忙しすぎると忘却してしまうわけです。
もしかすると時間がない、
考える余裕がない、
顔を合わして相談する暇がない、
と言っているかも知れませんね。
それくらい現場は忙しいのかも知れませんが、
現場の仕事より大事なことなのです。
それを、、、、目の前の仕事で忙殺されてしまったのです。
シャイロックの子供たちの同じ役を違う役者が
シャイロックの子供たちの話に戻します。
主役の西木役は
映画:阿部サダヲさん
ドラマ:井ノ原さん
北川銀行員は、
映画:上戸彩さん
ドラマ:西野七瀬さん
九条支店長は、
映画:柳葉敏郎さん
ドラマ:前川泰之さん
エース滝野行員は、
映画:佐藤隆太さん
ドラマ:加藤シゲアキさん
と役者を見ていると、
映画・ドラマどちらも
演技力がある方々ばかりで、
見劣りしません。
それなのに、、、
映画の方が印象に残るのは、、、
一人一人にフォーカスをしっかり充てている、
エース滝野が不正をした背景をしっかり描いている、
心理描写をしっかり映している、
ドラマは、、、
間延びしている、
映画より長いのに背景描写などが深みがない、
淡々と流れていく、
だから、映画版は、
テンポよく最後まで見ることが出来ました。
映画版イチオシ派です♪
映画版とドラマ版がある
シャイロックの子供たちと同じように、
映画版とドラマ版があるのは、
同じ池井戸潤氏の作品で言うと、
空飛ぶタイヤ
七つの会議
アキラとあきら
というように、
何本もあります。
映画とドラマどっちかよい、
優劣つける、
なんて話が大事なのではなく、
2つの作品をよく見て、
結論は分かっていながらも、
監督や作品の違いをよく比べて、
池井戸潤ワールドをより楽しむ!
ことが出来れば、
さらに楽しめることでしょう。
徘徊する、
徘徊しない、
認知症の方の件であっても、
データをとりながら、
傾向を調べながら、
楽しむことが出来れば、
より仕事の探求心が深まっていくことでしょうね。
仕事の現場でも、
探求心を忘れずに取り組みたいものですね。
楽しみな日々です。
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