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「デイサービスに行きたくない!」と拒否する高齢者にケアマネとしてどう接するか、基本はアイドマ。認知・体験してもらうことで、前に進む。絶対にやりたくない担当者会議は○○!、さらにそのデイサービスを選んだ理由書まで公開♪、No5576

おはようにじおばけ

 

「デイサービスに行きたくない!」と拒否する高齢者にケアマネとしてどう接するか、基本はアイドマ。認知・体験してもらうことで、前に進む。絶対にやりたくない担当者会議は○○!、さらにそのデイサービスを選んだ理由書まで公開♪、No5576

 

デイサービスに行かない利用者

先日担当している利用者が、
重い重い腰を上げて、デイサービスの見学にいらしてくれました。

ありがとうございました。

 

デイサービスに行かない利用者を、
行かせる方法ってあるのでしょうか。

 

結論から言うと、
ありますけど、、、、

嫌がってる、
興味がない、
利用者を無理やりデイサービスに連れて行っても、、、

いいことありません。

 

だから興味を持ってもらい、
本人が行きたいというのを待つのが原則です。

本人の意思を重視します。

 

絶対やりたくない担当者会議

今までに10年以上、
ケアマネージャとして活動してきて、

絶対にやりたくない担当者会議の雰囲気があります。

 

それは・・・

利用者によってたかって、
全員で説得してデイサービスに行かせようとする、、、

あの場面がほんと嫌いで、
絶対にそんな場面を作りたくありません。

 

介護保険の主役、
現場の主役は、

絶対的に高齢者ご本人!

 

であれば、笑顔で雑談をして終了!

な担当者会議を目指すべきです(笑)

 

無理やり送り出しても、、、

デイサービスに行かない
と頑なに拒否する場合は、

 

根底に、、、、

  • デイサービスをそもそも知らない
  • 入浴だって困っていない
  • 外に出たくない
  • 家族の言うことは聞かない

 

なんて、色々な思いがあることでしょう。

 

だから無理やり連れ出したところで、
いいことがないよ、と言ったのは、、、、

  • さらに嫌悪感につながる
  • さらに外に出たくない
  • その先で考えていたショートステイなんて絶対無理
  • 家族との関係性がさらに悪化する

 

なんて可能性が出てくるわけです。

 

だからこそ、「行きたくないが当たり前」と思ってしまえば、
いろいろと気持ちが楽になるのですが、、、

 

そうは言っても、
家族としては行って欲しい、
日中一人で置いておくのが不安だ、

なので、
どうしたら行かせられるかを一緒に考えています。

 

アイドマが基本

このブログでもよく取り上げるのが、
アイドマです。

 

お客様が購入=行動につながるためには、
それまでの段階があります。

その考え方の一つが、アイドマです。

 

まず、なぜ行きたくないのか、
何が不安なのか、
誰が困っていてどうして欲しいのか、

を因数分解ばりに、
一緒に考えていきます。

 

1、デイサービスを知らない(認知)

介護保険が始まって24年、
もう周囲でデイサービスという言葉を知らない人はいない、、、、

と思うでしょうが、
具体的にどんなことを知らない人だっています。

 

だから写真などを踏まえ、
丁寧に説明します。

 

2、関心を持たせる

本人が知ったうえで、

「どんなことが出来るの?」

と興味関心を持ってきたら、

「リハビリが出来るよ」
「友達がいるよ」

と感心を持たせます。

 

3、欲求を解消する

自宅で入浴が困っている、
将棋の相手が欲しい、

そんな欲求があれば、解消できるよ、
と伝えることも段階の一つです。

 

正直、2と3は一緒になるかも知れません、
ましてや1~3は複合的かも知れません。

 

4、記憶する

興味関心を持ってもらえれば、
一度は体験します。

するとどんなところなのか、
どんなことをするのか、

が記憶になり定着します。

○○出来た
いい雰囲気だった
職員さんが優しかった
近所の○○さんがいた

 

5、行動する

体験を嬉しそうに話して下されば、
もう気持ちは行く気満々です。

やっとここで本利用につながるわけなんです。

 

見学は突然でもいい

そして嫌がる利用者をうごかす場合、
私はこうしています。

 

はやし
受診などのタイミングで外に出たついでに、、、、

あんのんデイサービスを見学に来て下さい。
直前のアポでも大丈夫ですよ。

と伝えています。

 

そう、物のついでに見学に来てもらう、
というわけです。

 

母子の二人暮らしで介護者が少ない、、、、

その日々で、
認知症があり、歩行が不安定な母と、
さらに犬が3匹もいたら、

子=娘は、家を離れることすらできません。

 

ただでさえ娘さんは、
大変な方のお世話をしてくれています。

そのご縁で、
依頼を頂いたのですが、

もちろん娘さんにだって、
自分の時間が必要です。

 

だからこそ、

デイサービスのみならず、
将来的にはショートステイだって利用候補。

なんとかして行ってもらいたい!

 

利用者
行きたくない!

と平気でおっしゃっている方だったので、
無理やり連れ出すなんてことはせず、、、、

関係性作っている、
というわけです。

 

関係性をしっかり築き上げていく中での、
デイサービスの見学だったわけです。

 

本利用が定着するまでは、、、

それでもまだ行かない、
という場合はこちらだって、あの手この手がございます。

 

本利用が定着するまでは、、、
家族が送迎したり、
(裏で予約しておいて)受診後に連れてきてもらったり、
買い物のついでにお連れ頂いたり、

あの手この手で来ざるを得ない方法を取ります。

 

連れてきてさえ頂ければ、、、、
帰りはデイサービスにて送ります、

ということです。

 

そのデイサービスを選んだ理由書

そして2000文字になるので、
そろそろ終了しますが、

ケアマネージャがそのデイサービスを選んでもらった際の、
理由書の様式というのがあります。

 

民間企業である限り、
法人である限り、
ケアマネ事業所と併設しているデイサービスを選びがちです。

それを暗黙で選ぶこと、
他に選択肢がないこと、
併設しているからという理由で、

 

併設のデイサービスを選ぶことを禁止している、、、
わけではありませんが、

理由書を書かせている、
というわけです。

 

その理由書がこちら。

国から公開されているものは、
A4で2ページ、

どうしてそんなに内容が濃くなるのか、
わざわざかさばるようになっているのか、

都市伝説くらい不思議でしょうがないですが、、、
それをA4の1ページにまとめました。

 

PDF版はこちら。

当該サービスを利用したい旨の理由書.pdf

 

これを念のため、
作成している、というわけです。

 

ぜひダウンロード下さいね!

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)