おはようモン吉くん(モンきちくん)
kintoneは小さな開発・リリースを繰り返す、アジャイル開発が基本。だけどその先の大きな技術的な要件を先にクリアしておかないと、、プロジェクトがうまく立ち行かない。「出来ることから」の甘い言葉に乗らない(笑)。No5699
日曜日が過ぎ去りました。
午前中は、、、kintoneアプリ作成などを行っており、
いろいろと進めておりました。
アジャイル開発を進める
アジャイル開発とは、
小さな部分から始め、
小さ何リリースを行い、
機能を追加していったり、
設計→開発→リリースを繰り返して行く手法です。
小さな部署で始めたり、
小さな機能で始めたりすると、
小さな成果や、
動くものが見えてくるので、
分かりやすいのです。
進めていくうちに、
困難にぶちあたります。
それは他部署も交えたときに、、、、
・手法が変わっていたり
・他システムと連携がうまくいかなかったり、
・大きな調整が必要になったり、
・部門長やさらに上司まで関与したり、
・ややこしいところになります。
政治的な関わりは調整すればなんとかなりますが、、
技術的に連携がうまくいかないとなると、
事業がとん挫する可能性だってあります。
技術的な要件を先にクリアする
なので技術的な要件を先にクリアしておかないと、
調整もなにも、まったく先に進まないわけですから、
調査などが必要になります。
そこで求められるのが、
先読みの能力です。
肝になる部分は??
技術的な要件は??
追加金額は??
などなど、
調査しておく必要があります。
kintoneを導入した時に、
下心で思っていたのが、、、
他のシステムとの連携でした。
例えば、、、
会計ソフトfreeeと連携させようとすると、、、
APIを使えばできなくはないものの、
①kintoneから起動するタイミング
②API経由でデータを送る
などの手順が発生しますが、
そもそも、freeeはエンタープライズ版での契約が必要になったりと、
追加のコストが発生します。
まだ可能性があるだけマシです。
しかしながら、
他のシステム、、、
例えば、まったく連携できないクラウドソフトを採用していたり、
APIも公開されていないような、
ドキュメントも公開されていないような、
システムを採用してしまうと、
もう後には引けません。
ローコード製品を20近く試した結果
それはローコード製品を20近く試した結果、
感じていました。
試していくと色々とわかるのですが、、、
・モバイル版の対応がない
・1画面作るのは簡単だが、データベースの連携がない
・独自のビジネスロジックを組み込むことが出来ない
・小さい機能は安いが、高い機能を実装しようとすると高くなる
・ドキュメントが公開されておらず、どのように実装できるか不明
といった、
数々の懸案事項を乗り越えて、、、
kintoneにしました。
最後kintoneしかないかな、
と思いながらも、他のクラウドソフトを調べていきましたが、、、
結局ドキュメントが公開されておらず、
どうやったら実装できるのか分からないソフトもあり、断念しました。
そのコア技術だったのが、
1,LIFEのCSV作成
2,電子サインや帳票
3,情報や技術の公開
でした。
つまりこの辺りから先に調べたり、
実際にテストすることで、、、
要件をクリアできたのが、kintoneだけでした。
某システムではGoogleとの連携
そこで現在調べているkintoneでは、
Googleとの連携が必要となります。
しかもかなり密な連携です。
kintoneでは、契約上1ユーザあたり、
5Gまでしか使えません。
このため、使い続けていくと、
あっという間に容量をオーバーしてしまいます。
kintoneのデメリットはずばり、
・1ユーザあたりの容量が少ない
・自動化弱い(プラグイン必要)
・データベースソフトではない
そこをGoogleのメリットである
・大容量
・GASで自動化が簡単
を補うことによって、
実現することが出来るのです。
小さなところ、出来るところから
kintoneやアジャイル開発で、
よく言われるのが、
・小さなところから
・出来るところから
始めよう
と甘い言葉で言われますが、
その先で大きなつまづきが見えてしまっていて、
トラブルや問題、連携不可能、
なんてのが起きてしまうと、
全体のプロジェクトに悪影響が出てしまいます。
先読みの力や、
技術要件をある程度クリアしておいて、、
小さなところからはじめよう!
が正しいシステム開発のあるべき姿、
なんですよね~
コメントを残す