おはようじいや
大手企業でDXコンサルされてる方が見学!、あんしん村の取り組みはアナログとデジタルのハイブリッドが素敵!、いやいやお金ないから(笑)。ちぐはぐなシステム作るくらいなら、、と世間様から学べ。No5721
大手企業でDXコンサルされてる方が見学!
先日、大手企業でDXコンサルをされている方が、
知り合いを通じてあんしん村を見学頂けました。
大手企業をコンサルしてきた、
というだけあって、ツール類には詳しく、
また導入にあたっても的確にアドバイスされたり、
知識も幅広く話しておられました。
中小企業の実態はあまり知られていないようで、
あんしん村で見学され驚いて帰られました。
特に現場に即した一連の流れを自動化した例、
例、入居者カレンダーを入力すると、
食数計算まで行う。
まさにPRAです。
例、ケアマネ・デイ・訪問介護を連携させ、
部門間を移動せずとも、他部門の様子が分かったり。
例、電話メモ→入居問合せ→利用者台帳といった、
一連の流れは介護専用ソフトが出来ないことや、
シフト作成の流れの話など。
驚かれていきました。
アナログを生かす
一番驚きだったのは、
すべてをデジタルにするのではなく、、、
紙やアナログが一部残っており、
上手に融合していたところのようです。
例えば、
申送りノートや、
デイの連絡帳は、
紙を残さざるを得ないため、
ラベルプリンタ―で対応しているところや、、、
シフト作成も自動化せずに、
職人的な動きをする部分は残し、
単純作業を自動化したことで、、、
人の関わりを0にしていないところです。
ここはコスト面の兼ね合いや、
現場が女性やシニア層もいること、
投資のリターンの効率化を考えて、、、、
現実的な答えで、
動いてきたのですが、
そこのようです。
なので後日、
こんなコメントを頂けました。

驚きましたが、
終始私はこう答えてました。

私もケチなんで、、
職人技より単純作業をIT化する
ずっと言い続けていた、
私のポリシーはこちらです。

これを見ても、
なるほど、と驚かれていました。
大企業の実態はあまりわかりませんが、
その辺をお聞きすると、、、

大企業の場合、すべてをシステム化しようとするのです。
なので業務の残り20%といった、
隅々までIT化して、コスト効果が生まれないことまで、進めてしまいます。
その結果、
80%の業務は費用対効果が出ますが、
残り20%の非効率的なところまで対応しようとするので、
全体的にコストがかかりすぎたり、
逆に中途半端になり使い勝手が悪くなったり、
全体的な効率化がされず、効果が薄くなってしまう。。。。
らしいのです。
そうなんですか!?
システム規模が大きくなりすぎると、、、その顛末は
さらには推測ですが、、、
システムの規模が大きすぎたり、
関係者が多すぎたり、
システム間連携がややこしすぎたりする、、、
なんてことが起きるのかもしれません。
その結果、、、、
みずほ銀行のように、
システムトラブルが起きると、
大変なことになりすぎて、手にも負えない!?
なんてことがリアルに発生しそうです。
システムが肥大化すると、
システム化・IT化が目的となり、
当初の業務効率化が二の次になり、
中途半端なものを作るくらいなら、、、、
大規模化は避けた方がいいです。
変なプライドが邪魔をする!?
ホンダと日産の合併話が完全に破談になりました。
一部を抜粋しますと、
このように書かれています。
ホンダはその後、この枠組みとは別に日産の株式を100%取得して完全子会社化する案を打診し、この案を受け入れなければ、協議の継続は難しいという考えを示していました。
これに対して、日産は社内で反対の意見が強く、日産の内田誠社長は6日、ホンダの三部敏宏社長と会談して会社として子会社化は受け入れられないとして、経営統合の協議は打ち切る考えを伝えました。
これを受けて、ホンダも協議を打ち切る方針を固め、両社は来週、取締役会を開き、最終的に決めることにしています。
この件について、
Yahooニュースのコメントや、
東洋経済オンラインの有料記事など、
色々と読んでいますが、、、、
政治的な圧力や、
日産としてのプライド、
なんて話が裏で書かれています。
結論を書くと、
改革で意思決定をすばやく行うホンダと、
大企業病で経営悪化した日産の、
文化が大きく違い、
経営悪化しているのに、その責任を取らない日産が色濃く出ました。
DX推進にあたっても、
政治的な力や、
ITや現場を知らないアナログ経営陣や、
場当たり的に導入し拡張性を考えない現場サイドなど、
ちぐはぐなことをしていたら、
DX推進やIT化はまったく進みませんし、
効果も絶対に出ません。
そんなことが起きないように、
したいですね。
すべてをデジタル(システム)で対応するのではなく、人手がかかる単純作業をシステムで対応して、人でもなかなか対応が難しいところはシステムで、すべて対応するのではなく要所でシステムを活用しデータをつなぎハイブリッドで対応するところが大切という考え方です