おはようマロン兵士(マロンへいし)
倫理とそろばん勉強会第2回目が始まる
ひさしぶりの、、、、
倫理とそろばん勉強会が終わりました。
。
全体で考えると、
第1回、1日目・2日目。
第2回、1日目・2日目。
第3回、1日目・2日目。
という全体で6回あるうちの、第2回の1日目が終わったところ。
つまりやっと半分です。
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開催したときから、、、、
人数が減っていますが、来てもらえたからには、
しっかり学んで帰って頂きます。

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こちらはピースして余裕の表情ですが、、、
実際はしっかり勉強しています。

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ある定食屋の店主になったつもりで
今回はランチェスター経営から離れ、
がっつりと自社の数字に向き合ってもらいます。
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テーマはある定食屋の店主になったつもりで、
色々と考えてもらいます。
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とある定食屋は1000円のランチを提供し、
1日3万円の売上があがっています。
果たしてこのお店に3年後の未来はあるでしょうか?
。
そんな問いから始まります。
そこを、MQ会計を使って、
実際の経営状況を把握し、
1日から1か月の実績を踏まえて、翌月のシミュレーションをしていきます。
・客単価を上げたら?
・仕入れを上げたら?
・固定費を削ったら?
。
そこから利益がどれくらい変化し、
その中から、借入金の返済や消費税の納付などをしていく、、、、
ための資金をためるなどしていきます。
MQ会計は損益計算書を簡単にするものであり、
貸借対照表を表しているわけではありませんので、注意が必要です。
。
1月単位、部門単位、1製品単位
MQ会計のすごいところは、
・損益計算書を簡単にわかること
・計算単位(1月・半月・部門・製品)で計算できること
・利益が出たかぱっとわかること
・f/m比率のあるべき姿がわかること
です。
。
だからごりごり書き込めるシートを用意し、
しかも、参加者に複数枚配ります。
。
と連絡があって、
実際にMQを使って調べたところ、
1月の数字は悪化していました。
その反面、食事提供(Q)は増えているので、それをカバーできつつあるものの、
やはり利益面が落ちていました。
。
MQ会計のいいところは現状分析だけではありません。
。
コメの価格上昇を、
そのままストレートに顧客への食費に転換するならば、、、、
とシミュレーションできることです。
数量をそのままに、シミュレーションすると、、、
1食10円ほど上がる計算になってしまいます。
それくらい、
深刻な上昇率でした。
。
これは厨房部門の1か月単位で計算出来ていて、
次の一手がすぐに打てます。
。
ベースはなるべくシンプルに
勉強会でもお伝えしたのですが、
年間を作るにあたって、
最初に出来る限りシンプルにするように、
と伝えています。
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有料老人ホームあんしん村は、
介護タクシーや、デイサービスなどがありますが、
全体の居室数で割り算してしまうほど、、、
乱暴な感じです。
。
もし不安なら、
部門毎でもいいのですが、
その反面、部門毎でMQシートを作成し、
モニタリングしていく必要があり、ざわつく形になります。
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その上で、調理していきます。
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手順は以下の通りで、
(1)まずは年額で作成し、全体を把握する
(2)1月単位で作成し、月単位の平均を作成する
(3)客単価が大きく違う場合は、部門毎で分けて作成するが、年・月は変わらず。
と全体を把握したあと、
シミュレーションをしていきます。
。
客単価を上げた場合、
固定費を下げた場合、
などなどですが、逆算も出来ます。
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Gやf/m比率を固定し、逆算する
それは、
赤字であれば、Gを理想の金額にして、
F(固定費)を載せて、MQ(限界利益)を計算したり、
f/m比率を固定したまま、
理想のMQ(限界利益)を逆算したり、
、
そこから、
仕入れを載せ、
客数を調整しながら、PQ(売上)を逆算していく方法です。
。
すると、、、
目指すべきPQ(売上)、
理想とするQ(客数)、
目指すべきP(客単価)、
が叩きだせるので、
それを目標値として、それにめがけて猛ダッシュします。
。
人件費や販促費が増えているなら、
それを踏まえてあえての、f/m比率を削減したり、
比率で分からなければGの金額にこだわったり、
するということです。
。
年間で書き込めるシート
そして一年を通して書き込めるシートがこちら。

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というわけです。
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表は15回分。
毎月、上期・下期・年額。
裏は練習用で9回。
そして解説用ややることをまとめる自由記載。
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足りなければ何枚も使ってよいと、
複数枚配りました。
。
裏面はあくまでシミュレーション。
現場では、
令和5年、年額、月額
令和6年、年額、月額。
令和7年、年額、月額の目標値。
と書いて、途中の細かなシミュレーションなどに使います。
。
そして表面に1月を書き込み、
2月が分かり次第、順次書き込んでいきます。
。
おやつやコメの値上がりはどう影響するか
昨年から取り組み始めた、
おやつはどのように計算していくのでしょうか。
。
客単価や、数量が異なったり、
仕入れ比率が同じではありません。
どうしても同じ表で書くなら、入れ込んでしまいます。
PQ 30,000 お 3,000 PQ(2) 33,000 | VQ 9,000 お 1,500 | V 300 お 30 |
Q 30 お 50 | MQ 21,000 お 22,500 | F 22,000 |
P 1,000 お 60 | G 500 |
。
定食屋の話でいくと、
仕入れが半分のおやつを追加し、予想額を入れたことで、
G 変更前 -1,000 → 500
に変化しました。
。
コメの値上がりから逆算した場合はさらに、
変動費(V)を修正しますから、PQが変更になり、、、、
数量(Q)をそのままとすると、
PQ 33,000 お 3,000 PQ(2) 36,000 | VQ 9,900 お 1,500 | V 330 お 30 |
Q 30 お 50 | MQ 21,000 お 22,500 | F 22,000 |
P 11,000 お 60 | G 500 |
なんと価格(P)が逆算出来る、
というわけです。
。
コメの価格変動があった場合、
これを価格に反映しようとして、
利益(G)をそのままにするならば、、、、
価格(P)が1割上昇してしまう、
というわけです。
※VQを30%としたため、VQ÷30%=33,000となる
。
ベースをシンプルにしないと最初から複雑になる
ベース、最初をシンプルに、
とした理由がまさしくここで、
最初から複雑にしたり、
他部門で作ったり、
多種の商品を計算すると、
シートが増えていきます。
。
あくまで最初はシンプルに。
金額が小さいものは無視したり、
全体に取り込んでしまいます。
。
金額が小さいもの、
例:ワークショップ、などは利益が出るものではありません。
であれば、最初からMQ会計を使わずに、
集客や打ち出し方、当日のオペレーションを考えます。
。
時間は有限です。
将軍の日や将軍の時間を確保したところで、
細かいことをやりすぎると、
あっという間に時間が消えてしまいます。
。
あとはどの日に実施するか、
スケジュールに書き込んだり、
手帳に書き込んで、
月間予定を立てつつ、あとは行動していくのみです。
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さぁ、LINEグループでこの日に行う、
と宣言しよう! >塾生
コメの価格がはんぱなく上がっている、、、、