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夫パーキンソン病、妻認知症で関わって10年!、私のケアマネ人生を共に育成してくれた基本的な考えは「認知症だけど」と可能性を見出せたこと。明るく支えてくれたお嫁さんにも感謝感謝感謝。その1No5749

おはようてんぷら和尚

「ありがとうございました、お世話になりました」

先日、おばあちゃんの施設入所が決まり、
ご挨拶にお嫁さんが挨拶に来て下さりました。

お嫁さん

ありがとうございました、お世話になりました。
Mさんや、林さんにはお手数かけましたね。。。。

ほぼほぼ一人で、義理のお母さんの介護を、、、
して下さりました。

大変で大変なデイサービスやショートステイの送り出し、
物忘れによる対応、
家のこと、
娘さんの結婚式のこと、
などなど、家を支えながらも、
自身も仕事をされてました。

ご本人は途中で認知症が発症し、
どんどん悪化、
日常の事はなんとか出来ながらも、

お嫁さんのことも忘れてしまい、
ショートステイのことも、
グループホームのことも、

「入院するんかえ」

と気さくに、
明るく話してくださっていたのが、、、
印象的でした。

私は途中で担当を交代したものの、
裏で話を聞いたり、
アドバイスをしたり、
心配しながらも、

新人女性ケアマネの関わり方に関心しておりました。

お疲れ様でした。

夫から10年

この家族との出会いは長くて、
平成27年、地域包括から紹介を頂いた、
本人の夫を担当するところから始まりました。

なんと10年になります。

担当した当初は、
担当地区より少し遠いかな、と思いながらも、
要支援2の結果が出て、
パーキンソン病をすでに発症していたため、、、、

訪問リハビリの段取りと、
手すりなどの福祉用具貸与から、
始めました。

担当したときにパーキンソン病を患っていましたが、
発症してからすでに20年近く経っており、
一歩目がなかなか出ない、
無動といって動かない、

さらには、ザ・昭和の男性のため、
口数少なく、
物静かに、
淡々と運動されている、、、

そんな印象でした。

パーキンソン病と自分でもわかっていたため、
当時行っていたのは、
自宅裏の駅から電車にのり、
老舗のホリデイスポーツジムに通っていたのですが、、、、

雨の日は行けない、
家族のお迎えがないと帰れない、
なんていう悩みがあったので、
まずは運動特化型のデイサービスから工面しました。

さらには本人が物足りなさそうだったので、
訪問リハビリを週1回入れて、
水曜日の午後でしたが、その時を狙ってモニタリングをしていました。

マッスルマッスル(笑)

その時には要支援ながらも、
みっちり1時間、
時には最後までお付き合いして、
一緒に行っていましたが、、、

こちらがばてるくらい汗。

ご本人と、
リハビリ担当と、
楽しくその時を過ごしておりました。

そのハードな運動内容はまさにこちら。

途中何度も「長友じゃないのに。。。」

と、自分が先にくじけそうになりながら、
本人は淡々と行われており、
まったく辛そうな、しんどそうな、雰囲気は出していませんでした。

時折、療法士さんから、

はい、プランクあと10回

とさらりと言われていましたが、
療法士さんも自分で言いながらも、バテていたよ、確か(汗)。

昭和の男子はほんとすごすぎです。

パーキンソン病と診断されたら

どこかの記事で書いていますし、
何度も言いますが、
私はケアマネージャとして、これまでパーキンソン病の方を何人も何人も担当してきました。

その方々にお伝えするのが、
パーキンソン病や、パーキンソン症候群と診断されたら、
基本は、、、

「動け、動け、動け」

と伝えています。
つまり毎日のように動くことで、
いつも拘縮がひどい翌日の朝が少しでも楽になります。

さらに朝の内服と組み合わせることで、
1日のスタートが上手に切ることが出来、
本人も生活が楽になります。

他の方で3年ほどで悪化して、
早々に車いすになったり、

入院・入所して、
自分のことが出来ず毎日介助してもらったり、

する担当利用者がいる中で、
この男性利用者は、同じパーキンソン病で悩み苦しむ患者から見ても、

希望の光だったことを覚えています。

最終的にこの方の週間計画表は、
なんと、週6回毎日リハビリしてました。

デイサービスデイサービスデイサービスデイサービス
訪問リハビリ訪問リハビリ

私が担当した5年ほど、
合計25年間は、しっかり歩いて自分のことが出来ており、
なんとか要介護2までで踏ん張っていたからです。

カエルの子はカエル、孫もカエル

将来的に施設を考えていたわけでもありませんし、
家族も介護に切羽詰まっているわけでもありませんが、

ショートステイを時折利用していました。

そのショートステイはリハビリも併設しているので、
個別機能訓練加算を取得しているショートステイ。

家族のレスパイト(休憩)も考えて、
月1回ほど利用していました。

そういえば思い出しましたが、
この方のお孫さんも、バレーボールで大学生の頃、TVなどに取り上げられました。

パーキンソン病で20年以上、、、、
悪化しなかったのは、
この方がスポーツマンだったのです。

そしてカエルの子はカエル、孫もカエル(笑)
お孫さんも同じバレーボールの道を選び、、、選手としても大活躍しました。

新型コロナですべてが・・・

きっかけはどこかの年末にショートステイを利用中に、
新型コロナに感染し、利用が延長し、
年を越してもあまりよくならず、結果的に入院となりました。

3か月ほどして、
病院で亡くなったと思います。

この頃の記憶は曖昧ですが、
新型コロナ禍ですべてが悪循環。
パーキンソン病が進行しており、ムセがあったことから、
肺炎も併発していたはずです。

コロナ禍で面会も出来ず、
家族とも十分に会えず、
本当に切なかったと思われます。

そのコロナ禍が始まる前か、
始まって直後、
一緒に明るく楽しく、
リハビリを見ながら楽しんでいた奥様が、、、、

奥様

私も出かけたいなぁ

と言い出され、介護保険の申請をしたのが、夏頃。
結果的に要支援1か2が出たので、別のデイサービスを通い始めた、
のが関わったきっかけでした。

ほんとは最後まで書ききったのですが、、、
長くて4000文字超えたので、、、、その2に続きます。

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ABOUT US
HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)