おはようカレーナ
倫理経営講演会に参加してきました
昨日、丹南倫理法人会の倫理経営講演会に参加してきました。

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許可なしに講演内容に触れることは出来ないので、
チラシに書いてある内容を元に触れますと、、、
「兄弟間の確執がある中での、、事業運営」
という非常に興味が深い内容でした。
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兄弟間の確執がなぜ生まれたか
兄が代表、
弟が専務、その専務が講話されたのですが、
確執がある状態から一緒に仕事をしておりました。
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その兄弟間の確執がなぜ生まれたか、、、、
と遡ると、もっともっと若い頃に戻ることになり、子供の頃から、、、、
ということでした。
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確執がある状態での、
事業運営は色々とある中で、
ご本人、二上光弘氏は気付かれます。
しかも100日実践の中、最後の方で、、、気付きました。
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その確執を解く方法とは!?
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有料老人ホーム入居時も親子の確執・兄弟の確執
有料老人ホーム入居にあたっても、
のみならず介護サービスの利用にあたっても、
確執があることを感じる場面があります。
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例1,有料老人ホームにご本人が入居され、
次女がキーパーソンとしてよく関わるが、
長女がまったく面会などに来られず、入居後3年して来られたケース
例2,有料老人ホームに入居され、長男が保証人になったが、
「俺は外れるから」と言って一方的に切られたが、
結果的に看取りにあたっても丁寧な対応をしてくれた長男
例3、ケアマネージャとして関わったが、
姉弟の仲が悪く、弟への連絡はケアマネージャから行う必要があるケース
例4、ケアマネージャとして関わったが、
当初から子供の一人が行方不明で音信不通なケース
例5、ケアマネージャとして関わったが、
同居の子が本人の残高や収入などが分からず、
別居の子が管理しているケース
などなど、
必ずしも良好な関係性かというと、そうなじゃないケースもあります。
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当の本人からは「お恥ずかしい話しですが、、、」と言われますが、
現状をまず理解し、波を荒立てないよう、
本人の有料老人ホームの入居や介護サービスが継続できるよう、
十分な配慮をするのが我々なので、
特段問題がなければよいです。
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だから金融機関での金銭管理や、
定期的な出納について、別の家族が行っていたとしても、
普通に引落が出来ていれば、問題はありません。
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有料老人ホームの入居にしても、
キーパーソンが面会などに来てくれたり、
受診や医師からの説明といった重要な場面で関わってくれたり、
同じく支払に問題がなければ、大丈夫です。
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親子の確執・兄弟の確執が問題になるケース
ではどういう時に親子の確執や、
兄弟の確執が問題になるのでしょうか。
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例1,看取りの方向性について、
兄弟間で意見が異なる場合が出て、
管を入れてでも長生きして欲しい vs 自然なままで管を入れずにお願いします、というケース
例2,関わり方やサービスの内容について、
福井県内のキーパーソンと良好に続けてきたが、
県外から突然来た子供が意義を申してきて、ややこしくなるケース
例3、兄弟間の意見を問うにも関わらず、
面会出来ず、話も出来ず、話し合いすらうまく行かないケース
例4、子が先に亡くなり、
引き継いだ別の子が違う意見を言ってきたケース
例5、親子間の相続について、
生前から話し合う場がないため、セッティングするが、
まったく進まない、亡くなった後でも揉めている
あくまで例であることを、
補足しておきます。
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例5については、相続の話であり、
本人が亡くなれば有料老人ホーム側・ケアマネージャ側としたら、
ケースが終了するため、関わりはしなくなります。
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関わっていくと変化が起きる場合も
ここまでの例やケースを取り上げましたが、
普通の施設や普通のケアマネージャなら、
「そういうものだから」
と付かず、関わらず、
の関係性を継続していくでしょう。
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有料老人ホームあんしん村でも、さほど変わりません。
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しかしながら、、、
ご本人の看取りや終末期の対応をしていると、
確執がある兄弟でも変化が起きる場合があります。
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それは、
例1,縁を切った(と勝手に思っていた)長男が、
看取りにあたって協力的にかかわってくれた
例2,確執があった兄弟同士が、
話したり連携し、終末期に役割分担をしたり、面会の回数が増えた
例3、あまり協力してこなかった子が、
県外から頻繁に面会に来るようになり、協力体制を築いてくれた
というケースも、
稀にあるからです。
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それは第三者である、
施設の職員やケアマネージャが会う場を作ったり、
話し合うきっかけを作ったり、
同じ情報を提供することで、、、
確執と思われたけれど、
実際はそうでもなかったり、
実は協力体制を得られたり、
など、
人の心が変化したからです。
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ケアマネージャ・有料老人ホームの社会的役割
ここにケアマネージャや、有料老人ホームの社会的役割があると、
思えますよね。
。
あくまで結果論であり、
必ず仲が良くなるとか、
保証するものではありませんが、、
利用者や本人が喜びます。
兄弟同士仲が悪い状態で、あの世に行くのは忍びない。。。
そう思われているので、
少しでも確執が減ったり、
子ども同士で協力体制が築けたり、
するのであれば、いいのでは?
。
倫理経営講演会に参加することで、
改めてそんなことにも気付けたわけです。
二上様、ありがとうございました。
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