おはよう魔法の木馬(まほうのもくば)
kintoneで報酬集計・振込が爆速に、その1
久しぶりにkintoneネタで。
。
kintoneを活用して、
業務が爆速になっています。
Googleスプレッドシートから、
一つひとつ確認して振込を行っているのを何とかして欲しい。
そんなご要望がありましたので、
対応をしています。
。
話しをよく聞くと、
①作業報告を日付毎に記録する
②別シートに年月集計+月毎の立替など
③別スプレッドシートで人毎集計+源泉の集計など
④一人ひとり振込作業
を行ってきましたが、
振込作業自体が○時間かかる、とのことで、大変だとのことでした。
。
振込については、
全銀フォーマットというのがあるので、
Googleスプレッドシートの場合は、GASでなんとか作成する、
という方法もありますが、
やはりこれはマンパワーが発生しています。
。
これをkintoneに置き換えられないか、
という話でした。
。
kintoneでは3アプリ
この場合、上流から手を付けることになるため、
アプリ①作業マスタ
アプリ②作業報告
アプリ③月間集計+全銀フォーマット出力
という3つのアプリで対応することとなります。
。
アプリ①作業マスタについては、
プロジェクト①、2024/1/1~、作業、金額
プロジェクト①、2024/1/1~、移動時間、金額
プロジェクト①、2024/1/1~、通信費手当、固定金額
プロジェクト①、2025/7/1~、作業、金額
プロジェクト①、2025/7/1~、作業時間、金額
プロジェクト①、2025/7/1~、通信費手当、固定金額
といったマスタを用意しておきます。
。
日付を用意したのは、
・これまでの既存プロジェクト
・7/1~の既存プロジェクト
と日付によって利用する単価が変わる可能性があるためです。
しかしながら、期限をガチガチにしてしまうと、
新しいプロジェクト単価が表示されない
といった話があるため、
あまりガチガチにならないよう配慮します。
。
アプリ②作業報告
6/1、プロジェクト①、作業、2h
6/1、プロジェクト①、移動、1h
6/2、プロジェクト②、作業、3h
6/2、プロジェクト②、通信、
といったように日付毎に記録していきます。
。
この作業報告がけっこう味噌で、
移動時間や通信手当などが発生する場合、
既存アプリでは
1行ずつ入れる必要がありました。
。
しかしながら、kintoneでは、
テーブルを用意しておき、
6/1、プロジェクト①、作業、2h、(テーブル)移動km×金額
6/2、プロジェクト②、作業、3h、(テーブル)通信費(固定)
という形式にすると、
入力の手間も減るのではないでしょうか。
。
月間集計アプリ
そして、、、、、
アプリ③月間集計+全銀フォーマット出力
を用意し、集計した値を入力するか、
自動で更新させるようにします。
。
弊社では、個人×年月分のレコードを作成していますが、、、、
この業務では、個人×年とし、
1年間分の報酬金額が一目で分かるようにします。
それが、、、こちら。

タブ表示プラグインで分けて、、、、
・口座情報
・上期報酬
・下期報酬
・作業履歴
と見やすくしました。
。
振込年月は「年月入力プラグイン」を使うことで、
日付が出てこなくなるので、特に心配はありませんが、
年毎レコードにすることで、
年間の金額を追いやすくした、というわけです。
。
1月作業時間や、
1月報酬金額は、、、
手作業でコピー♪
プラグインを使うとゴリゴリできますが、まだプロトタイプですので。
。
全銀フォーマットにも対応済
で、全銀フォーマットプラグインを導入すれば、、、

と、振込データが作成できてしまう、
というわけですね。
。
全銀フォーマットは前のブログでも取り上げました、
さくっと!全銀フォーマットプラグインでした。
金融機関のコードなどが最新になっているので、
ありがたいですね!
。
作業効果はこれくらい
既存の業務だと、
作業時間報告入力+チェック+月額集計+チェック+振込
↓↓
作業時間報告入力+チェック+月額集計(減)+チェック+振込(減)
と、チェック自体は減らないものの、
集計や振込といった単純作業自体を減らすことが出来る、
というわけです。
。
現時点での改善予定は、
月10時間→月3時間以下
と見込んでいます。
さて、現場はどうなるでしょうか。。。
楽しみです!
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