おはようたくわん和尚(たくわんおしょう)
アリーナ整備費、160億円に増大の見通し、それでもやるか?
福井市東公園を建設候補地とするアリーナ構想で、
資材高騰などで整備費が最大で160億円に膨らむと見通している。

2022年の時点では75億円、
2024年に105億円、
2025年になんと160億円と、
当初の想定より2.5倍近くに高騰しています。
。
値上がりしたということは、
その分の補填をせざるをえず、、、、
ふるさと納税や追加融資を求めるなど、
「建築する」ことが前提で進んでおり、
杉本知事も前向きな姿勢を示した。
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ローカルアベノミクスの深化
実は福井県だけじゃないのです。
全国にアリーナ構想があり、建築計画があり、
なんと、10か所近くのアリーナ構想があります。
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東洋経済ONLINEの有料会員なので見れますが、
そんな記事が上がっていたので、ほくほく見ております。

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豊橋市は
・住民や議会の反発の壁
・市民の分断を招く長い迷走の始まり
となるほど紛糾している、
というわけです。
。
豊橋市の場合、地元「三遠ネオフェニックス」のホームアリーナである、
市総合体育館を使っているが、、、、
・1989年に建築し老朽化
・市中心部から遠い、
・Bリーグ1部の施設基準を満たさない
などの根本的な課題があり、
城址公園内に新アリーナを建設する構想をまとめている。
。
しかしながら有料記事を読み進めると、、、、
・事業費が3倍に膨張(80→240億円)
・アリーナ建築に反対した新市長の当選
から議会や市民でも反対の声が上がっています。
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長坂市長は
「市民や地元地域の住民に対する説明が非常に少なかったことなど、市民の総意を得るというプロセスが不十分であった」
長年反対運動を行っている藤田代表は
「計画そのものより、決定の過程に大きな問題がある」
と主張している。
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豊橋市の場合は、施設老朽化が進んでいるので、
市のグランドデザインを踏まえて再構築をしていますが、、、、
ほんと福井も二の舞にならないか不安です。
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「建築ありき」の計画
福井も二の舞にならないことを祈るばかりなのですが、
藤田代表がおっしゃる通り、決定の過程に大きな問題はなかったのでしょうか。
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・建築ありきで話が進み
・特定の民間団体だけが喜ぶ構図になっていないか
・ブローウィンズの今後は
・年間の維持費、毎年の償却や返済金
など不明であやふやなことが多く、
市民が取り残されているのでは?という話です。
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160億円とさらりと言いますが、
明るい面や見えるところの話が多かったり、
市民説明会が不十分だったり、
するのでは?とやはり説明と計画のプロセスが十分だとは思いません。
。
を福井市は公開されていますが、
いい話ばかりで、年間の施設維持費や、償却といった全体像が見えません。
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将来に向けての負債を残したり、
ブローウィンズに何かあったり、
したことを考慮すると、決していい面だけの計画だけでは、、、とも思います。
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経営計画は上限値と下限値を設定
毎年経営計画を作り、
経営分析資料Excelを毎週のようににらめっこしていますが、
計画は変化があって、
その通りに進まなくて、
当たり前です。
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有料老人ホームであれば、満室前提で運営するのじゃなく、
○○がうまくいかなかったら、
空室が2室出ていたら、
さらにうまくいったら、
そんな上振れも下振れもあります。
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なので、計画の内部で、、、
相当うまくいった場合の上限値と、
うまくいかない場合の下限値を作り、
せめて上限値に近づく努力をして実行している。
というわけです。
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ブローウィンズの集客力が落ちたら?
想定通りの経済効果が得られなかったら?
水害などの対策は?
想定したくないこともあるでしょうが、
だからこその計画ですから、
「建築ありき」
「いい面だけ伝える」
なんてことにならぬよう、、、
お願い致します。
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