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福井市のアリーナ整備費、160億円に増大の見通し、それでもやる?その2民間の事業計画に比べてずいぶん甘い計画。4回目の変更の可能性も踏まえ、つまづいたらチャンス。何が足りないかを検討すべき。No5846

おはようチンゲンサイ

福井アリーナ構想に興味が持たれます

昨日の記事をアップしたところ、
コメントを頂いたり、
シェア頂いたり、
と興味関心が高い、ということがよくわかりました。

全国では反対派の動きがあるなど、活発ですね。
福井はおとなしいのか、そんな動きはありません。。。

アリーナ構想の事業計画を改めてみると。。。

改めてアリーナ構想の事業計画を見ると、、、
結構雑だな、というのがよくわかります。

アリーナの整備・運営に関する基本構想(案) – 福井市

を改めてみてみると、
まとめると、

・いい一面しか書いていない
・運営管理費や費用・維持費が書かれていない
・他の施設への影響なども書かれていない
・人口減少や利用者数減など、人口動向を踏まえて書かれていない

とあります。
経費などについては、合同会社福井アリーナプロジェクト様のホームページに、、、
掲載されているので、詳細がありました。

福井アリーナ整備・運営に関する基本計画(案)

総工費・収支計画が書かれていました。

また、経済波及効果についても、
書かれていますが、あくまで経済効果であり、
福井市全体としてこれくらい税収が増えるとか、詳細は分かりません。

変わる出資割合

アリーナ構想の出資については、
当初から大きく異なってきています。

出資比率
2022年・75億円民間資本100%
・銀行融資 55億円
・企業支出 15億円
・寄付 5億円
2022年・105億円民間関連 55億円
・銀行融資、出資、寄付など
行政関連 50億円
・国・福井県・福井市・補助金
2025年・160億円
民間関連 55億円
・銀行融資、出資、寄付など
行政関連 50億円
・国・福井県・福井市・補助金

・県の仲介による無利子35億円
・国からの交付金 10億円
・なんとか切り詰める 10億円(八木会頭)

という流れで来ています。

もう2回も変更してきているのですから、
今後も何かまだ起こりそうです。

民間会社の事業計画だと

行政だと絶対倒産しない前提ですから、
事業計画なども厳密なものが求められていないようです。

これが民間であれば、
補助金の申請や事業計画、キャッシュフロー、
人件費やその他経費の内訳、減価償却費など細かくもとめられ、

まず銀行の理解が得られません。

今回のアリーナ構想については、
もしこれがベースだったとしても、
雑すぎてこれが事業計画になるわけはありません。

実際の融資の時には細かく提出する必要があるのでしょう。

その中でも、公共の場合との事業計画の違いは、

(1) 固定資産税が発生しない

固定資産税は福井市に設備がある事業主が、福井市に支払うもの。
事業主体が福井市であれば不要なのですが、、、

所有者が福井市であれば発生しません。

(2) 法人税・消費税も発生しない

また、法人税も発生しませんし、消費税はどうなんでしょうか。
地方分は発生しないのでしょうか。

リース方法がややこしい

合同会社福井アリーナの資料を見ていると、、、
運営方法の体制も組まれています。

福井市がアリーナ自体を所有した上で、、、

アリーナ整備会社(SPC)とは

資金調達などを行います。
パープレで調べたところ、

**アリーナ整備会社(SPC:Special Purpose Company、特定目的会社)**とは、福井アリーナの建設・整備のために設立された、特定のプロジェクト専用の法人です。
このSPCは、主に以下の役割と特徴を持っています。

主な役割と特徴

プロジェクト専用の法人
アリーナの設計・建設・資金調達など、整備に関する業務を担うためだけに設立される会社です

民間主体+行政支援
民間企業(例:オールコネクトや福井商工会議所など)が中心となって出資・設立し、行政(福井県・福井市)は土地の無償貸付や補助金などで支援します

資金調達の窓口
銀行融資、企業出資、寄付、ふるさと納税、行政補助金など、さまざまな資金を一元的に受け入れ、アリーナ整備費(例:105億円)をまかないます

リスク分散と責任明確化
プロジェクトごとに設立されるため、万一の場合のリスクが親会社や出資者全体に波及しにくく、経営責任も明確になります

まちづくり福井について

まちづくり福井については、
改めて書く必要はないかもしれませんが、、、一応掲載しておきます。

そうして民間企業にアリーナの運営を委託していく、、、
というわけなんですね。

計画のさらなる変更の可能性は?

建築は当初、2027年と言われていましたが、
2028年秋にもつれ込む予定です。

周囲でも駐車場の舗装や、
各種修繕などの見積もりを取得したところ、
2025年秋にはさらに値上がりしていく予想が出ています。

ということは、
2028年秋には、、、、、残念ながら今の想定以上の価格改定があると
思っていた方がいいでしょうね。

つまづいたら再考のチャンスです。

私も事業計画を銀行に提出したり、
いろんな計画を立てて他の方と折衝したり、

していますが、、、、

つまづいたり、
大きな指摘事項をもらったり、
見積などの前提事項が変わったり、
環境や担当などが変わったりした場合、

大きなチャンスだとみています。

それは今の計画では、
つまづいてしまうことになるのですが、、、

それは足元を見直す絶好のチャンスになるからです。

改めて計画やアリーナの意義を考え直して、
新たな協力者を探したり、
新たなアイデアや考えを取り込んだり、
さらにたくさんの方々を巻き込んだりなど、

するタイミングです。

今後人口減少に合わせた計画の練り直しも、
必要でしょうね。

そんなチャンスになれば幸いです。

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HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)