体が重い、はやしです。
おはようございます!
今日も送迎三昧、よろしくお願いいたします!
自分の体は番号で命令しないと動かない
担当していた利用者(男性・90才近く)が、
短期で入院して戻ってくると、
かなり様子が変わっていました。
自分はロボットのように動く、
身近にある物をにぎって、
「このリモコンで1番を押してもらわないと起きないんだ」
そんなことをおっしゃりました。
リモコン(物)は都度、変わっています。
普通のいわゆるリモコンを触ることはありません。
やり方が違ったり、
立ち上がりや寝たりを手伝おうとすると、
「1番を押して、それから足が上がるから」
と真剣に怒ってくる。。。。
そしてテレビの電源コードを指さし
○○さん「あのコードを抜いて!!!あれを抜けば動きが止まるから」
なんておっしゃります。
本人はいたって真面目です。
困りました。
病状は一過性の認知症かな
と思いますが、結局よくわかりません。
一時的に症状がすすんで判断力が低下したものと思います。
一時的であれば、退院したり、環境が戻れば、症状はよくなる。
しかし、処置はありませんので再度入院することはなく、
同居の娘さん(一人)も困っている様子。
なんとか話しをしてその場はおむつ交換はさせてもらいました。
担当者会議を開催
翌日、担当者会議を急に開催し、関係者の方々に集まって頂き、
「困ったな」と言いながら、今後のことを相談しました。
でも相変わらず、自分の体はリモコンのボタンで?番を押すと動く、
そう言い続けておられます。
しかも、適当な姿勢だと真剣に怒ってきます。
らちが明かないので、向き合うこととにしました。
ので、何番が何をするのか聞いてみました。
「○○さん、何番が何をするのか、私わからないので教えて」
とすりより聞いてみます。
すると、教えてくれました。
相手は真剣に答えてくれます。
それに笑顔で丁寧に聞いていく、はやし。
起きるのは、1番、
ベッドから降りるのは、2番、
座るのは、3番、
(なぜか飛んで)
ベッドにあがるのは、10番
お風呂入るのは、11番
と説明してくれます。
どうやら、電源を切るとか、動きを止めるというのは、0番でした。
○○さん「止めるのは0番なんだよ」
はやし「そうなんですね、ありがとう、教えてくれて」
と会話は続きます。
はやし「薬を飲むのは?」
○○さん「11番」
はやし「あれ、お風呂入るって言ってたよ」
はやし「デイにいくのは?」
○○さん「11番」
はやし「・・・」
メモを見せながら話をし、
何番がこれだよ、
としているのに、
番号のつじつまが合ってきません。
が、豪快にスルーして♪
まとめました。
話していくと落ち着き、笑顔が戻ってきます。
あまり大きな声を上げることもありません。
これを、
・デイの担当者
・訪問看護の担当者
・福祉用具の担当者
・家族
に見せて、
「こういう番号で声かけをお願いしますね」
と依頼をすると、
担当者もメモを取り始めたり、写真撮ったり、
翌日からデイサービスを利用するよう調整しました。
翌日は無事、デイサービスに行けたのですが、、、、事件が(泣)
ここはまた別記事で書きますね。
どんな方でも、向き合う姿勢が大事。
そう感じました。
事業所の担当者が困惑する中、
話をすることで番号を教えてくれました。
向き合い、丁寧にお聞きすることで、
人と人の信頼って生まれますし、
それまでに関わってきた年数や付き合い方が活きてきます。
きっと他人って、そんなもんだと思います。
兄弟親子でも言わないと通じないけれど、
なんとなく通じる部分ってあります。
それは甘え。
お互いがお互いを知るように、
聞き出すように、
寄り添うように、
近づかないと、
きっと知れないんじゃないかな、
そう思います。
番号を聞き出せたところで、
あ、つながったな、
と感じた瞬間でした。
仕事をしていれば、
夫婦でも、
いろいろとあるでしょう。
でも言葉って、ほんと大事だなと改めて思いました。
○○さんと話していた様子を教えて~
Facebookコメント欄によろしく~ >出雲さん
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