4時台にがばっと起きたものの、、、はやしです。
おはようございます!
台風が近づいております、十分なご注意を!!
社長、このタンスみてほしいんです!
先日、あんしん村に住所を移した、
市外から入居されたご夫婦の部屋にありました。
入居後になんとしても持参したかったタンス2丁。
これをなんとか社長=私に見てほしかった。
とのこと。
廃材で作った、
といいながらも、木目の使い方や、
表面や角が使い古した感はありますが、
まだまだ使えます。
しかもいまだに引き出しもスムーズに開け閉め出来て、
20年近く経っているものの、
まだまだ現役。
取っ手が取れるとか、
引き出しが壊れるとか、
まだまだ大丈夫そうです。
あんしん村に持ち込める家具は何ですか?
よく聞かれますが、
逆にあんしん村にあるものは、
ベッド(1モーターまたは3モーター)、
床頭台(部屋によって)、
収納(部屋によって)、
とあるのみで、
その他は原則持ち込む、
ということになっています。
なので、
・TVや冷蔵庫
・布団
・下着・肌着入れ
・その他収納
など、基本的にいろいろと持ち込んで頂くことになります。
なので、前述のご夫婦はたんすを持ち込まれました。
認知症の方はなじみの家具を入れる
ことで、心が落ち着いたり、
「嫁入り道具なのよ」とストーリーがあることで、
スタッフと話のネタになり、
盛り上がり、
会話が咲き乱れます。
入居すると「自宅と違う」と落ち着きなく、
「帰りたい」とおっしゃる方もいるので、
・なじみの家具があることで落ち着く
・家具があることで帰れない
なんて抑止効果が働いて、
じわ~~~と住むことに慣れ、
そのうち、
自宅に行っても「帰る!」と言う、
帰る=あんしん村に帰る、
と言う方もいます。
とここまで書けば、普通の話ですが、
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::
先ほどのたんす、ご夫婦の旦那さんが作ったのですが、
なんともっと背景があります。
それは、
この旦那さん、全盲なんです。
目が見えない。
しかも30年間。
このたんすをいつごろ作ったのか?
と聞くと、、、、20年ほど前。
まだぎりぎり少しは見えていたのか、
かなり見えなくなっていたようで、
その中作ったんです。
では改めて、
このたんすを見てみましょう。
(この辺から、なんでも鑑定団風のナレーターでw)
廃材で作ったことや、
20年間使っていることで使った、
という感じはありますが、まだまだ現役。
目が見えない人が作ったにも関わらず、
全体の統一感がとれており、
非常に美しい作りとなっています。
特に縦横の木目がそろっていたり、
縦にはは縦の木目が入っているなどの見た目の美しさや、
角を少しけずり面取りするなどの配慮のみならず、
場所によって取っ手を変えたり、
ひきだしがスムーズに開け閉めできるなど、
いまだに使い続けることの価値を見出しております。
しかもペア、
これはまさに、
手作り家具界の、
銀婚式や!
なんて彦摩呂が叫んでしまいそうですよね(笑)。
(銀婚式は25年なのであと5年足りませんがw)
なんとこのたんす、全部で10丁は作ったとのことで、
他もまだまだ現役、愛され続けています。
目が見えない旦那さんにした御礼は
「社長に見てもらいたい」
とまで言われて見させてもらったお礼に、
顔を触らせてあげました。
鼻が高い、
耳が大きい、
腕が太い、
力を感じる、
そんな率直で親しみあふれるコメントを頂き、
さらに顔を触れたことで、
逆にうれしそうなご夫婦でした。
翌日来た息子さんに、
「社長に見せた!」
「顔を触らせてくれた!」
といまだ興奮冷めやらぬ。。。。。
血圧まで上がってしまいます♪
介護の仕事、特に有料老人ホームは、
生活を支える仕事というだけあって、
いろいろなストーリーが見えてきます。
その一人一人の話を聞いているだけで、、、、、
涙が出そうになります。
今回の話もそうですよね。
そんなほっこりした話あふれるあんしん村は、
今日も平和です(笑)。
本日、台風が最接近します。
どうぞ安全を確保して。
守るべきものをしっかり守って下さいませ。
今日も笑顔で参りましょう!
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