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No3844 県立病院・退院時連携の研修に参加、包括支援センターだって人間、巻き込みが足りない事例の原則は○○

布団から出れない、はやしです。

 

おはようございます。

月曜日が来るのが速いですね、、、、、今年もあとわずか。マッハで参りましょう!

 

 

ケアマネ向けの研修会に参加しました

「福井市在宅医療・介護サポート研修」

「県立病院とケアマネジャーの入退院におけるよりよい連携をめざして」

 

ということで参加してきました。

(このブログをもって研修報告となりますw)

 

 

認知症がある独居の方の入院をきっかけに、

包括支援センターが動いた事例を共有していました。

 

 

多職種連携の研修会というと、

公開処刑(笑)。

 

周囲は気を使ってあまり言わない、

課題を増やさないように、

なんて雰囲気がありますが、、、、

 

 

この包括のご担当は、

「優しく扱わないで欲しい」

「どんどんつっこんで欲しい」

「他にどんな方法があるか教えて欲しい」

とMっ気満載(笑)。

 

 

有意義なグループワークになりました(笑)。

 

 

認知症のある独居の方の入院から関わります

82歳の女性、認知症があり生活保護を受給、

食事は不摂生で、

なぜか鼻血が出るらしく、

困ると救急車を呼んでしまう

 

 

というなかなかの方の例です。

心不全の入院2週間をきっかけに、

包括支援センターさんが関わるのですが、

介護保険をなんとか申請できたものの、

 

 

退院してもまた、心不全で入院。

というケースです。

食事はカップラーメンなどで日々つないでいます。

 

 

なかなかの事例なんですが、

一言で言うと、

「巻き込みが足りないよ、包括支援センターさん」

とつっこみたくなる事例です。

 

 

なぜなら受け答えがしっかりしている、

というだけで信じてしまい、

実際は振り回されてしまい、

「包括支援センターさんとしてはよく動くよね」

とコメントできますが、、、、

 

 

居宅介護支援事業所のケアマネージャ(要介護1~5の担当)

からすると、

「巻き込みが足りないよ、包括支援センターさん」

と言いたくなる点があるわけです。

 

 

ケアマネージャの4ゲン主義

現場、現実、現時点、原因と言って、

4ゲン主義があると思います。

 

現場、答えは現場にある

現実、そうはいっても実際の数値や家族の状況はこうだ

現時点、では出来るのか出来ないのか、そして将来は

原因、その理由は

 

これを4ゲン主義と呼んでおり、

一つひとつパズルを解いていきます。

 

 

と偉い人が書いた感じがしますが、

今はやしが作りました(笑)。

 

 

現実、

60歳を過ぎて内縁の夫と同居していたが、

夫が施設入所になり追い出され独居、

生活保護になります。

 

一人暮らしが長くなり、認知症状が出てきました。

「どの程度の認知症なのか?」

をだれも調べていません。

 

 

心不全で入院ということは、「内科」か、

転倒していれば、「整形外科」か、

ですが、認知症がひどければ「精神科」を受診、

となり、

 

じゃあ、どの程度の認知症なのか、

をだれも調べていません。

これはケアマネがなんとかお願いします!

と言わないときっと病院は動かないでしょう。

 

 

原因、

独居で生活保護というと市役所の方が関わっていますが、

改めて食事はその日ぐらし、

そりゃ栄養だって偏るし、

認知症の度合いでは薬だって飲めないので、

カップラーメンばっかり食べちゃいますよね。

 

 

元々の病気が何があったのか、

誰も知りませんし、

県立病院の記録にもありません。

 

 

その結果、心不全になったいうことです。

ならば採血の結果や、

医師の説明にも立会い、

今後の方針を検討します。

 

 

現時点、

認知症の度合いは、

日常生活はどのくらい出来るか。

を考えて介護保険を申請したようですが、、、、

 

 

認知症がわかっている場合は、

認知症があり物忘れなどで日常生活に影響がある場合は、

 

最初から、居宅介護支援事業所のケアマネに関わってもらい、

要支援でも委託か。

要介護が出たらそのまま依頼で。

 

 

介護保険は原則、現時点での介護の手間を反映していますから、

4ゲン主義に現時点があってもいいですね。

 

 

現場、

独居で家族があまりいない、

と言ったとしても、

民生委員や福祉委員、

となり近所や友人、

などが関係者でしょうし、

もしつながれば情報を得ることが出来るでしょう。

 

 

現場に答えがある、

なんていう人がいるでしょうが、

同じで、本人しか知らないことばかりでしょう。

それも現場にある、ということです。

 

 

巻き込みが足りない

この事例は、

あくまで県立病院と包括支援センター、裏で市役所も、

とだけ動いている姿が見えるがゆえに、

「巻き込みが足りない」

とつっこみをして、

お渡しをしました。

 

 

2回目の入院はだれの責任か?

と言ったって、誰も責任があるわけじゃありません。

だけど、それを予防できた方法があるんじゃないか、

そう思うわけです。

 

 

例えば、

入院中に往診の許可を頂いて診察できる環境や、

介護保険も見込で入って週1訪問看護でも依頼すれば、

 

薬も飲めて、

診察の体制も整って、

もしかして食事の環境も良ければ、、、、、

 

 

またすぐ入院したかも知れませんけども、

可能性の問題としては、

再度入院しなかったかも知れませんし、

その間隔が長くなったかも知れませんし、

 

よね。

 

 

客観的に自分を観れているか

動くことが素晴らしい

と褒められ、認められる環境も素晴らしいですが、

 

我々ケアマネや包括支援センターに求められるのは、

「客観的に自分を観る」

です。

 

いつだって、

事実や客観的な数字がどうか、

4ゲンはどうか、

自分の行動は巻き込みが足りているのか、

 

 

なんて考えながら、

自分を俯瞰的に観ながら、行動する必要があります。

 

 

それは、経営者だって同じ。

いくら熱い思いがあったって、

現金足りなければいけません。

 

 

やはり自分を客観的に観る、

その能力が追加すれば、

それは大人の階段をさらに上りつつある、

そういうわけです。

 

 

本日言いたいことはそれくらいです。

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)