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No4071 福井市役所の連絡通路にごっついスロープからの、、、スロープの角度はどうしたらいいか??を考察。

痛いもんは痛い、はやしです。

 

おはようございます!

気が付けば月曜日、今日ももりもり参ります!

 

 

福井市役所さんの連絡通路にごっついスロープありました。

あああ、写真がなくてすみません。

少し前になるんですが、

福井市の別館と本館を結ぶ通路に、

ごっついスロープが出来ていました。

 

 

これを見た時に思いました。

登る人大変、、、、、、

 

 

それくらい短い渡り廊下に三つ折りになっていて、

スロープと言えど結構な斜度、

角度が急だったので、

登る人大変そうやな、、、、

そう思いました。

 

 

スロープの角度と長さってどれくらいで考える?

スロープの角度って、

スロープの長さって、

どれくらいで考えればいいのでしょうか?

 

 

スロープとは、

これのことで、

ご自宅の玄関にしろ、

共同住宅の玄関にしろ、

どういった方が利用するかを想定する必要があります。

 

 

この図がわかりやすいのですが、

介助者なしで自分で自走してスロープを上がる場合、

だいたい5度、

 

高さのだいたい12倍、

25cmx12=3m

というのが大体の角度なんですが、、、、

 

 

高齢者の車椅子自走で登れるか?

申し訳ないですけど、

高齢者でもこれは無理です。

腕の力が少しある、自走できる若い方や、

高齢者の中でも同等の方ならこれで行けるかもしれません。

 

 

しかし、5度では高齢者でも無理です。

であれば、前述のこの図ですが、

介助者がいることを想定している

と思って下さい。

 

 

 

では車椅子の高齢者が自走できるスロープとは何度か?

というと、きっとこの半分にしてやっとかな、

というところです。

 

 

 

高齢者が車椅子を自走できるという方は、

さほど多くないので、

実際のところこの5度でいいのか?

というと考慮されていないことでしょうね。

 

 

 

高齢者は車いすの利用が出来るのか?

その前に、高齢者は車いすの利用が出来るのか?

というと、

「出来る方は限られてしまいます」

 

 

なぜなら、

・その方の人生において車椅子を自ら推す機会がほぼない、あっても短い

・認知症などで理解できない・習得できない

・腕の力が弱く車椅子を自分で動かせない

・自走することを諦めている

 

 

というように、

車椅子を自走する=車椅子のリムをしっかり握って自走する

ということですから、

なかなか高齢者の車椅子自走を想定しにくいというわけです。

 

 

だからあったかハイツでも目の前にスロープがありますが、、、、

最初一方方向のみでしたが、

角度が足りないでの上記のように、

折り返してもらい角度をゆるやかにしてもらいました。

 

これで4度くらいでしょうか。

ギリギリでしょう。

 

 

ご自宅で階段しかない場合のスロープ

こういうケースがありますが、

ご自宅だと、階段が数段あるとか、

3mなんて設置すると道路にはみだしちゃうとか、

 

になるので、

おおむね高さの3倍と聞いています。

 

 

ということは

15度よりもあるということなので、

・夫が車椅子になっても妻はこの角度では押せない

・デイサービスや介護タクシーの事業者さんが押すことを前提

という具合になっているんですね、、、、

 

 

 

水害を恐れて、

ご自宅に階段を5段・6段と付ける家も増えてきました。

また見た目にこだわり細かい段差をたくさんある家もよく見受けます。

確かに万が一はそれでいいでしょうが、

 

その時になったら改修を考えないといけませんよね。

少なくとも最初からある程度バリアフリーな状態に出来るといいなぁ、

と思いますけどどね。。。。

 

 

スロープについてふと思っていたので、

書き出してみました。

 

なかなか車椅子での生活様式を考える、

というのはなかなかできません。

リアルさがありません。

 

だからスロープの生活というのも、

想定しずらいのでしょう。

実際は現実問題(段数や設置できる面積)によって、限られてしまうでしょう。

 

 

だからそういうときはケアマネージャに相談して下さい。

こういう提案を出来るケースもありますし、

業者とのつながりもあります。

 

何よりも介護保険を申請することで、

住宅改修が行えたり、

補助金をもらえて階段エレベータを使えたり、

というケースもありますし、

 

 

 

玄関の階段をスロープにすることで、

介護保険の住宅改修が活用できますから、

 

行う前に一度相談!

施工したあとでは補助金もらえません!

施工したあとでは住宅改修が適用できません!

 

 

ということは少なくとも、肝に銘じてもらい、

もし近くで困っている人がいたらケアマネージャや地域包括支援センターさんに、

一度相談したほうがいいですよ。

 

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)