あと8日、はやしです
有料老人ホームあんしん村では面接後に職場体験を実施、その2介護職員処遇改善加算一つで見える
No4277 有料老人ホームあんしん村では面接後に職場体験を実施、その1内容と介護業界が世間と違うポイントは、他事業所との違いは
という記事を書きました。
職場選びの場合、その職場が
職場体験があるのか、情報がオープンになっているのか
があって、
ちゃんと聞いたことが教えてくれるのか、
真摯な姿勢が見えるのか、
そりゃお互い人間ですからね。
という内容でした。
先日の職場体験では、
介護業界について話をしまして、
・労働時間の考え方
・有給など
あまりオープンにされない内容をお話しました。
その中で、
いい会社・職場の見極め方
もご説明しています。
いい会社・職場の見極め方
これがすべて、
ではありませんが、
その一つに、
「介護職員処遇改善加算」
があります。
介護職員処遇改善加算とは、
・従来からある、介護職員処遇改善加算Ⅰ~Ⅳ
・R1/10から創設、特定事業所加算1・2
が存在します
従来からある、介護職員処遇改善加算Ⅰ~Ⅳとは
厚生労働省からダウンロードしました。
「介護職員処遇改善加算」でググるとトップに出てきました。
・キャリアパス要件
・職場環境等要件
によって、高いⅠから低い Ⅳまで算定しております。
現場からはめんどくさいと思われながらも、
厚生労働省からは取得することを強く進めております。
算定していない事業所もある
このⅠとかⅣとかはこういう要件があります。
・キャリアパス要件
・職場環境等要件
Ⅰ…職位・職責・職務内容に応じた任用要件と賃金体系の整備をすること
Ⅱ…資質向上のための計画を策定して、研修の実施または研修の機会を設けること
Ⅲ…経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を
判定する仕組みを設けること。
とあり、法人での導入率は、
処遇改善加算Ⅰ 64.9%
Ⅱ 13.5%
Ⅲ 10.7%
と、全体では88%取得されています。
先日、ケアマネージャとして初めて提供票を作った事業所があるんですが、
・処遇改善加算がない!?
ほんとかな。
「処遇改善加算なんですか?」
って聞いたら「ない」と言われた事業所でした。
(後述の情報公表で調べても、算定していない事業所でした)
処遇改善加算がない→Ⅳ→Ⅲ→Ⅱ→Ⅰ
とグレードアップしていくにあたり、
より上位の加算になっていくのですが、
再度書きます。
・キャリアパス要件
・職場環境等要件
Ⅰ…職位・職責・職務内容に応じた任用要件と賃金体系の整備をすること
Ⅱ…資質向上のための計画を策定して、研修の実施または研修の機会を設けること
Ⅲ…経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を
判定する仕組みを設けること。
をちゃんと整備した事業所はⅠを取得しています。
処遇改善加算がない→Ⅳ→Ⅲ→Ⅱ→Ⅰ
ということは、
ちゃんと職員さんの未来を考えている!
給与アップを行っている!
ということなので、
それも会社選びのポイントの一つになる
というわけです。
もちろんⅢを算定していても、
将来的にⅡやⅠを算定していくでしょうし、
会社としての対策は行っているでしょう。
その算定していない理由を聞いてみてください。
「手間がかかるから」
「制度の整備に時間と経費がかかるから」
なんて言い訳する会社・社長のところには、
働かない方がいいです。
「お客様の負担を増やしたくないから」
というのはわかりません。
その通りかもしれませんし、
表向きそうなのかもしれません。
そんなときは働くスタッフに聞いてみて、
「なんで処遇改善加算がⅢのままなのか」
を聞いてもらって、
納得のいく回答なのかどうかを確かめて欲しいです。
介護職員処遇改善加算の取得状況の調べ方
その調べ方は、
リンクをクリックすると開きます。
(画像にリンク貼ってあります)
ケアマネージャっぽく(笑)、
詳しい条件で探します。
詳しい検索条件で、
「サービス名」→例、訪問介護など
「所在地」→福井市など
必ず選びます。
で、検索します。
事業所の名前が出たら、
「詳細情報を見る」を押して、
オレンジのボタンの
「介護報酬の加算状況を見る」
を押すと、見ることができます。
というわけです。
あ、うちの事業所間違ってる(汗)。
弊所は「特定事業所加算は取得していません」
ちなみに
優先順位の考え方
会社として動く場合、
・お客様を増やそう、という営業活動
・職員の処遇を良くしよう、という内部活動
・災害やコロナの対策という、非常時の考え方
など、いろいろとありますし、
どれが一番大事かというと、
「お客様を増やすこと」
です。
それは
経営の神様と言われた
ピーター・ドラッカーさんも教えてくれています。
ってなんでLINEやねん(笑)
ただしかし、
今回の処遇改善加算を算定しないことは、
職員の未来を考えないことは、
::
:
「処遇を改善して欲しい」
「働く環境を良くして欲しい」
「人間関係を良くしたい」
という職員の思いは、
働く職員の立場に立つと、
最優先です。
その思いに答えない職場は、、、、、
職員さんに諦められていくことでしょうね。。。。。
介護職員処遇改善加算一つで、
法人代表の想いや姿勢が見えてくるんですね。
もちろん処遇改善加算Ⅰを算定していても、、、、(泣)
という職場もあることでしょう。
それはまた別の機会で。
はやしくん、経営で大事なのは
「顧客の創造」
だよ。