さむねむ、はやしです
12/2(火)福井新聞より、「介護の要」見極めを、いいケアマネージャの見極め方、いい付き合い方を見て。
「介護の要」見極めを。
先日の福井新聞に掲載されていましたね。
いい記事ですね。
ようするに
「いいケアマネージャの見極め方」
ですね。
セルフチェックも含めて、
記事を見直してもらいたいですね。
ケアマネとの付き合い方
とチェックリストのようになっているのが、わかりやすい記事ですね。
では、どうでしょうか。
(B)介護状態に合う専門知識があるか
(C)ケアプランは適正で公平中立か
(D)説明は費用面も含めて明快か
(E)連絡しやすく、フットワークが軽いか
(F)情報通で問題解決力があるか
この項目を、はやしの身の回りで起きた事例に基づき、
解説していきましょう。
さてどんな記事になるのやら(現時点でノープランw)
ケアマネージャを林に依頼したい
そんな風に相談を受けて、結局担当することとなりました。
話を聞いていくと、
前任のケアマネージャは女性の方でパート勤務だったんですが、
不満の内容は
「様子見ていきましょうと動かない」
「施設の相談をしても相談に乗ってくれない」
ということでした。
普段受診している病院に併設する、
居宅介護支援事業所さんで、
病院含めてお世話になっているが、
一番の決め手は「自宅から遠い」ことでした。
片道30分あるわけですから、
気軽に呼ぶにもそりゃ気が引けますよね。。。。。
ただ、担当して2か月が経ちますが、
・デイサービスの担当者
・福祉用具の担当者
からも話を聞くと、相当動きが遅いケアマネージャだったようです。
変えたこと
1、福祉用具の変更(スロープ)
少し状態も重くなり、
デイサービス利用時に車椅子が必要になってきたので、担当者からは
「玄関にスロープが欲しい」
と要望を聞いたので、対応したのですが、
置き場所がないのと金銭面を少し心配して
林「車椅子はデイサービスで用意してもらえませんか?」
と相談したところ、OK頂きました。
2、福祉用具の変更(特殊寝台)
本人や家族から
「ベッドから起き上がりできるといいな」
と要望を頂いたので、
短いベッド柵を提案したところ、
起き上がりが出来るようになりました♪
50単位と単価が増えてしまうので、
他の柵をなしにするなど調整もしました。
3、デイサービスのリハビリと入浴の変更
「体力が落ちてきている、年齢のせいか」
なんておっしゃっていたので、
「年齢のせい」なんて諦めるのは早いので、
デイサービスでのリハビリの回数を見直し、
デイの利用日の毎日行う
ことにしたのですが、
入浴の日も行うと疲れるので
またもとに戻しました(笑)
4、施設を申し込みたい
「介護度がこれ以上重くなったときを想定して、施設を申し込みたい」
と相談があったので、
3か所ほどピックアップして申し込んでもらいました。
「〇〇の施設がいい」
と1施設のみの希望でしたが、
いつ空くのかわからなかったので、
3施設ほど申し込んで頂きました。
これには安心してくれました。
整理すると、
「介護度が変わったのに福祉用具の見直しすらしない」
のも問題だったので、思い切って整理しました。
結局、そのケアマネージャの問題はこちらでした
(D)説明は費用面も含めて明快か →あまり説明なし
(E)連絡しやすく、フットワークが軽いか →対応なし
(F)情報通で問題解決力があるか →様子見ばかりで動かず
ここが不満だったことでしょう。
はやしはダメ、ケアマネージャを他の方にお願いしたい
「林さん、お願いしたい利用者がいるんです」
と依頼を受けて訪問したものの、
逆に苦情を頂いてしまいました。
「依頼したことが出来ていない」
「ショートメッセージでメールが来るとはどういうことか」
などなど苦情を頂き、大反省致しました。
これは
チェックリスト以前の話でしたね、、、、
はやしからケアマネージャの交代を依頼したケース
とは言え仕事をしていると色々とあります。
あまりありませんが、
はやしからケアマネージャの交代を依頼するケースもあります。
それは、
・施設希望があり、将来的にそちらのケアマネージャにお世話になった方がいい場合
・女性の利用者ゆえに、女性ケアマネージャが話しやすい場合
・相当な困難事例だった場合
とまぁ、いろいろとありますが、
外部のケアマネージャに依頼する場合もあれば、
社内の女性ケアマネに依頼するケースもあります。
これはまさに、
(C)ケアプランは適正で公平中立か
(E)連絡しやすく、フットワークが軽いか
本人も家族もデイも福祉用具も訪問看護も訪問介護もすべて担当者が女性、
となると女子会になるので(笑)、
私はかなり疎外感を感じるので、、、、、
女性ケアマネージャに交代して頂きました。
また、性格上、「相談をずっと聞く」というのが難しいので(汗)、
早いうちに他の方に交代を依頼しました。
自分の評価がわからない
ケアマネージャとして行動していると、
「今の動きのままでいいのか」
「こんな形で進めていいのか」
と客観的評価を得られにくいです。
もちろん苦情を頂ければわかりやすいのですが、
そういう例もあまりなく、
「このスタイルで仕事することでいいのか」
不安になります。
前述のチェックリストの中で、
(F)情報通で問題解決力があるか
「ケアプランが適正か」
は、利用者や家族では判断できないでしょう。
「公平中立か」
は、はやしの場合、あんのんデイサービスばかり勧めますから、あかんでしょう(笑)。
「情報通か」
は、ややこしい病気だったり、
知らない知識は持ち合わせていませんので、
都度勉強するしかありませんが、
看護師ではないので、本質に寄り添うことはできません。
となると、
「ケアマネージャ自身も外部評価を受ける必要がある」
「ケアマネージャのケアプランを客観的に点検する必要がある」
「ケアマネージャの情報量・行動量を客観的に調べる必要がある」
のだけど、
「そもそもその機会がない」
「他のケアマネージャと連携したり、ケアプランをチェックしあう機会は0」
そういう業界なんですね、、、、
さらに言うと、
「上司や事業所に恵まれなければ、そのケアマネージャにとっても不幸になる」
ということで、精進せねばね!
と思うわけです。
ケアマネージャの資質向上のために
では、問題解決を行ってみましょう。
1、ケアプランや資料を第三者に見てもらう機会を作る
地域包括支援センターさんや、
同一エリアの主任ケアマネージャでもいいですが、
第三者に見ていただく機会が必要です。
2、上司と相談する
普段からされているでしょうが、
上司(管理者)に「自分の働きぶりはどうか」を見て、判断していただく必要があります。
その上司(管理者)だって、主任ケアマネージャが必要で、
コーチングやスーパーバイズの勉強が必要となります。
3、自分自身で自問自答する
主観や認めてもらいたい、褒めてもらいたい気持ちはあるでしょうが、
自分自身で客観的に見る、
俯瞰的に見る、
ことで見えてくるものがあります。
1や2でいくら他人に言われたところで、
自分自身への落とし込みが出来なかったら、
変わらないわけですから、
最終的には3が大事なわけです。
忙しい日々でしょうが、
月に半日を2回くらいは強制的にその場を作って、
自問自答する時間
言葉を変えれば
ケアマネージャにとっても
「将軍の日」
「アウトプットの日」
が必要なんでしょうね。
さらに言うと、
そういう場を強制的に作らせる上司の元で働きたいものですね。
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