おはようTrust You Forever鵜島仁文、はやしで鵜島さん！
TOMO’Sケアプラン、丸七年担当した独居男性70代の利用者その後、伝説の３大困難事例と言われたその理由とは。その４生活保護のリアル、デメリットを考えると制限が多く生きづらいが必要な人には助かる、養護老人ホームの紹介やこの利用者その後とは。 No5424
７年間担当した利用者で、
連載記事を書いています。
７年担当した利用者が、
施設入所のために終了。
手を離れました。
認知症の男性独居高齢者なんですが、
私の中での３大困難事例として、
これまでもブログで取り上げてきました。
という話です。
その２記事では、
生活保護を行き来した話をリアルに書きました。
少しの収入や貯蓄によって、
生活保護を外された現場を見たら、、、
生活保護は賞金、なんてまったく思いません。
その３記事では、
自己破産のリアル、転居費用のリアル、という話でした。
生活保護の方が賃貸住宅に住むことで、
大家さんも、管理会社も本来の収入が減るので、、、
皆ハッピーになれません。
こうして制度のさじ加減で不幸に陥るのです。
という話でした。
生活保護になるデメリット
では改めて、
生活保護になるデメリットをおさらいします。
生活保護のデメリットは？ケースワーカーに聞いた受給者の生活も紹介
(画像にリンク貼ってあります)
日々デイサービスに行き、
慎ましく生活されている高齢者としては、
それでいいのかも知れません。
今回のケースの方は、
保佐人が就任していたことで、
上手にやりくりしてくれました。
そんなケースはあまりないでしょう。
それよりも、
自己管理が十分でない、
生活保護せざるを得ない状況
からの生活保護になり、
抜け出せずつい浪費しちゃう。
なんて方もいるでしょうし、
ちゃんとやりくり出来ている方もいます。
上記サイトではさらに、
- 資産や所有物に制限がかかる
- 贅沢ができなくなる
- 住む場所が制限される
- ローンが組めず借り入れもできない
- クレジットカードが作れなくなる
- 家族や親戚に連絡される
- ケースワーカーに生活状況をチェックされる
とあります。
これでもいいよ、
我慢できる、
という方はそれでいいのですが、
すでに以下のような資産を持つ方は、手放す必要があります。
- 不動産
- 生命保険や学資保険
- 貴金属
- 債券等の有価証券
- 自動車・バイク
- 預貯金
定期的に預貯金の通帳を持参などして、
チェックを受けなければいけませんし、
現金など隠し持っていたら、
即刻取り消しになり、
以後の制限がさらに厳しくなるでしょう。
生活保護の方が相談できるのは
では誰に生活保護のことを、
相談したらいいのでしょうか。
まずは、市役所の担当課です。
親身に相談に乗ってくれますが、
線引きは非常にあいまいなところなので、
生かすも○されるも、担当次第。
ちゃんと大変な様子をアピールすることが必要です。
(画像にリンク貼ってあります)
社会福祉士です。
社会の制度に詳しい社会福祉士は、
保佐人・後見人も受けておられます。
あとはファイナンシャルプランナーとか、
ケアマネージャとか、
がいますが、相談に乗られても、
一般的なアドバイスしかできないかも知れません。
実際、生活保護が認められれば、
NHKが無料になったり、
住民税が無料になったり、
医療費や薬代が無料になる他、
介護サービスを利用したときの１割負担などが無料になります。
その他、、、、
法テラスからの申し立てや相談料、
住民税非課税世帯による、、
特養やショートステイ利用時の食費負担の軽減など、
さらなる制度面のメリットもあります。
７年担当した利用者その後
話を元に戻します。
生活保護の夫婦から担当して７年、
妻は死別、
夫は自己破産、
賃貸住宅を退去し、
養護老人ホームに入所しました。
特別養護老人ホームと何が違うの？
と思われるかもしれませんが、
特別～は、要介護３以上の高齢者が原則です。
養護老人ホームは、
障がい者～高齢者が対象で、
生活保護を受けている方、所得が低い方が対象です。
じゃあどこにあるのか、
というと福井県では多数あります。
こちらのいずれかに入所できました。
家族や保佐人が挨拶に来て下さり、
無事終わった・・・・
と思いきや！
と、受けないことは存じていましたが、
念のため聞かれましたが、
エリア外なので他の事業所を紹介しました♪
養護老人ホームに入所しても、
デイサービスに行く人がいる、
というのは以外でした。
しかもそれまで利用していたデイサービスの利用者も、
いるとのことでした。
行ける方は、
・要介護認定を受けている
・玄関まで自力で行ける
・身の回りの準備が出来る
という、ある程度限られた方なのかも知れません。
そういう方は一握りかも知れませんので、
担当した利用者はまだまだラッキーなのかも、
知れませんね♪
入所後の生活
そして１か月近く経ち、、、、
本人の様子を保佐人から聞きました。
もちろん元気ですごしています。
社交的で、いろんな方と話せるので、
どこに行っても生活力があります。
その理由は、、、、
３０年近く飲食店を運営されていました。
私も子供の頃から知っている、あの場所にありました。
入ったことはありませんでしたが、
そのトーク力で、、、、、
常連をたくさん作り、なんとか運営されてきて、
１３年上の常連を妻にし、過ごしてきました。
小学生のころの事故で、
片足のひざ下を欠損し、長く義足生活を続けています。
実家が能登半島なので、
今回の地震で家族が被害にあいました。
そしてうざ暑苦しいケアマネが担当し、
自己破産に追い込まれました(笑)
それでも明るくたくましく生きれたのは、
この方の真の力と言えるでしょう。
私もたくさん勉強できました。
うざ暑苦しい大家さんと出会えたのも、運命だったのでしょう。
次は他の利用者を紹介する番です。
大変お世話になりました。
ありがとうございました。
別れの時は、
泣きませんよ(笑)
葬送のフリーレン、ヒンメルより。
これで一旦、連載を終了します。
長文読んで下さり、
ありがとうございました。
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