おはようバイキンにんにく
最低賃金が50円あがることで求められる作業効率は5%、までは行かなくても就業時間を15分短縮・時給アップすれば、利益減少も抑えられる。のを数字でリアルに計算してみた。 No5533
最低賃金が50円あがる、、、
最低賃金が50円あがることで、どれくらいの効率改善を行うか。
という記事を書きました。
金額上で考えると、5.37%であり、
労働分配率が50%ならば、2.7%の利益削減になります。
中小企業なら利益が吹っ飛びます。
もちろんそんなすぐインパクトはありませんが、
長い目で見て、上がり続けるとするなら、、、、
毎年5%ずつ上がっていくとすると、
20年で倍になるわけですから、企業の存続が危ういものです。
そんな話を朝礼でしました。
目の前では5%の業務削減、効率アップ、
ではどんなことをすればいいのでしょうか。
5%の業務改善
大規模な改善も、
中規模の改善も、
小規模の改善も、
足元の改善、が大前提となります。
こちらの記事で書いた、
シールの色分けで席を決めて、
席札も並べ直したやり方は、
非常に分かりやすいです。
しかも、
ご飯を盛りつけ
↓
配膳車に乗せる
↓
席札を並べ直す
と、色別で分かりますから、
並べやすいです。
またさらに、
ご飯の食器が以前は3種類、
最近は2種類でしたが、
これを1種類に統一しました。
(統一後です)
すると、、、、
席札の整理の時間や、配膳車に乗せることの迷いがなくなり、5~10分が1日3回。
お椀が統一されたことで、洗い物・整理時の時間が5分が1日3回。
少なめに見積っても、5分×3回×2=30分。
そんな減ってるかいな(笑)
とつっこみましたが、
心理的にも、全体の作業効率からも、
下がっている、というわけです。
5%の業務改善が出勤時刻の短縮に
であれば、
早出の時間も、
5:30~14:30→5:30~14:15に短縮
遅出の時間も、
10~19時→10時~18:45に短縮
できて、速く帰れる!
というわけです。
たかが15分、
と思われるかも知れませんが、その15分の短縮が出来るのは大きいです。
なぜなら。
それは残業発生時の残業代に影響が来ます。
遅出を18:45にしたところで、
新人は19時を回ることがあるので、残業が発生する可能性があります。
しかし慣れてくれば、
18:45にたぶん終わります。
もし時間がかかって15分延長しても、
8時間を超えないので残業代が発生しません。
19時終了で15分延長すると、
8時間を超えるので、2割5分を載せた残業代が発生します。
これを数式で書くと、
基準
1000円×8h=8000円
18:45で終了したとき
1000円×7.75h=7750円
その分時給を上げるとすれば、
1032円×7.75h=7998円≒8000円
なので15分短縮すれば、時給を32円上げられます。
※日額8000円を切るので社員側がデメリットになります。あくまで計算上の話
15分の残業が発生した場合、
19:00で15分超過したら、
8000+312.5円(15分+超過分)=8312.5円
18:45で15分超過したら、
7998+258円(15分)=8256円
これで30分の残業が発生した場合は、
19:00→19:30
8000+625円(30分+超過分)=8625円
18:45で15分超過したら、
7998+580.5円(30分+15分の超過分)=8578.5円
やはり少しですが、
15分でも速く仕事を終えられる方が、、、残業が発生した場合に安く済みます。
時給1000円→1050円になると
まとめます。
時給1000円が、最低賃金があがり1050円になったとすると、
通常の場合は8時間で、
1000円×8h=8000円
↓
1050円×8h=8400円(+400円)
改善を行わない場合、
1人あたり、400円が日額増えることになります。
これが15分短縮して
時給を改善しておけば、
1032円×7h45m=7998円
↓
1050円×7h45分=8138円(+140円)
改善を行えば、
140円の日額増で済む。
というわけです。
なんだよ、日額140円かよ。
と思うかもしれませんが、
厨房で2名(早出・遅出)
事務で2名
介護で4名
として、
日額で、1,120円(140×8)
1月で、33,600円、
1年で、403,200円の削減です。
普通に50円時給をアップしたら、
同じ計算で、
日額で、3,200円(400×8)
1月で、96,000円
1年で、1,152,000円
となるわけで、
これを年額40万円減るんですから、
積み重ねは大きなものです。
ではさっそく求人票を変更!
ではさっそく求人票を変更し、
時給を1032円に変更し、
ハローワークに届け出した結果が、、、、、
こちら!
ってまだありません汗。
本日担当が出社してから
行いますのでお待ちくださいね。
そうすると、、、
ほら、、、
応募者が見つけて、
電話をかけてくる、、、、
様子が思い浮かぶことでしょう。
ただし、経験者のみ応募可能ですから、
ご注意下さい。
なぜなら、
先日直接電話があって、
「○○業界で長く働いていた、65才男性ですが、
厨房の勤務を希望したいのです」
とありましたが、丁寧にお断りしました。
未経験の方は、
言葉や単語、暗黙のルールなど、
理解するのに時間がかかりすぎるので、、、、
そこまでの体制は整っていませんからね。
ご注意くださいね。
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