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血液センターの売り上げは1日いくら?、月3600万円を訂正したら2500万円だった。人件費は固定費か変動費か!?、継続すべき国の事業なわけだからぜひ、血液製剤の値上げを!No6021

おはようこんにゃくおじさん

日曜日の成分献血の結果が届きました

いつもだと火曜日なんですが、、、
月曜の夜に届いていました。速い!

もしかして、、、DXなどを進めて高速に届くように改善してくれているのかしら♪
わくわく。

その結果を張り付けようと思ったら、、、

0時~5時は使えません

んがっくっく♪
ということで少し待って、貼り付けます。

じゃあ結果はとっておきなのかよ、
致命的なものがあるのかよ、

というと、まったくありません。
ここ数年ずっと横ばいです。

一時、γGTPが100を超えた時期がありましたが、
改善してすぐに下がりました。

γGTP(肝臓)・・問題なし
アルブミン(栄養)・・問題なし
コレステロール・・低い
ヘモグロビン(貧血)・・問題なし
グリコアルブミンGA(糖尿)・・問題なし

となっているので、何ら変化はありません。
前日忘年会であんなに飲んだのに・・・

なことが何度もありますが、
肝臓はがんばってくれています。

過去にこんな記事を書きました

過去にこんな記事を書いています。
我ながら秀逸な記事だと思っています。
それはこちら。

血液製剤の価格から逆算して、
ベッドの回転数や利益率を逆算して売上を計算する、

という乱暴な計算方法ですが、
あながち間違っていないようです。

特にベッド15台あるうちに、
成分献血用12台、全血用3台、

土日稼働率8割、平日3割、
という勝手な前提のもと計算した結果、、、、

月3600万円の売り上げが立つだろうという記事と、
それは違うだろう、という記事の両面を書いています。

我ながら面白い記事(笑)。

血液製剤の価格に変更はあるか?

記事を書いたのが2022年5月でした。

この時の記事ではこちらのように記載しています。

400mlの全血
人全血液-LR「日赤」(人全血液) 16,700円

成分献血(血小板)
濃厚血小板-LR「日赤」(人血小板濃厚液) 15,968円(2単位)

そこから変更があるかと調べたところ、、、

日本赤十字社・医薬品情報/薬価・診療報酬

を見てみましたが、
なんと同じ価格でした。

これだけ物価高騰や、人件費他、諸費用の高騰がありながらも、、、、
残念ながら価格の上昇はありませんでした。

日本赤十字の財務諸表を見ていたのですが、
昨年比は成長率などは細かすぎてわかりませんでしたが、、、、

ざっくりみて徐々に減ってきている。
例:R5/1.5兆円→R6/1.2兆円

全体的に縮小傾向だということがわかります。

かといって経費がべらぼうに上昇しているかというと、
そうでもありませんでした。

もちろん消耗品類は値上がりしているでしょうが、
相変わらずの安定業界ただし、
若い人たちの献血が増えないことには・・・・

先行きが不透明、
ということがよくわかります。

どの業界も同じなんですね。

こちらの記事で書いたように、、、

めちゃくちゃ家賃の高そうなところに、、、、
血液センターがありますが、

きっと高すぎるところ、
不便なところ、
利用のハードルが高いところは精査をしているでしょうから、

センターの統廃合はあることでしょうね。

ベッド数の疑惑湧き上がる

前述の月3600万円と書いた記事を見て、
今改めて感じることは・・・

また改めて、いぶきのホームページ見て、
感じることは。。。

ベッドが15台もないんじゃ?

という疑惑です。

となると根本的に金額算定がおかしくなってきます(笑)。
なので改めて計算しなおすと・・・

【前提】
ベッド12台(成分献血で9台、全血献血で3台)
成分献血1時間超で1回転:1台1日7人
全血献血30分で1回転:1台1日14人

平日の稼働率5割
土日祝の稼働率9割
営業時間9~15時(休憩1時間)、稼働7時間

【収入の部】

平日:成分献血、  7人×9台×5割=31.5人 →×16日(※)=504人
平日:全血献血、 14人×3台×5割=21人 →16日(※)=336人
土日祝:成分献血、 7人×9台×9割=56.7人 →×8日=453.6人
土日祝:全血献血、14人×3台×9割=37.8人 →8日=302.4人
(※)毎週金曜日は定休日のため

成分献血:957.6人×1.6万円=1532万円
全血献血:638.4人×1.6万円=1021万円
合計2553万円ほど

になり、
当初書いていた3600万円などない、ということです。

【支出の部】

では支出の部はどうか、
というと、、、、

一番大きい人件費については、
平日の稼働率が低ければ相当の体制にするでしょうから、変動費に当たります。

医師や受付は配置が義務付けられており、
手が足りないときは職員さんが対応してくれるでしょう。

減価償却費、カップベンダー、景品、広告など維持費もかかっているでしょう。

事業継続が基本

日本人は金融リテラシーが低く、
いわゆる儲けること、稼ごうとすることは苦手だったり、下手だったりします。

先日も

お金がないんです・・・・
貯まらないんです・・・・

という個人事業主と相談したのですが、それは当たり前です。

・確立したメニュー体系がない
・法人成りしていない
・わかりやすい料金表がない
・安い値段で提供している

場当たり的に依頼を受けて動いているわけですから、
都度都度料金が変わってしまえば、お客さんからすると、

安くしてくれてるのはありがたいけど、
ちゃんと利益を取ってほしい

と思ってしまうほどなわけです。

そう考えると、献血事業は

絶対になくせない国の事業!

と言えるほどの、
継続性や安定性が求められる事業と言えるでしょう。

一時的な物価上昇やいろんなものの値上がりで、
利益率が下がっている昨今ですが、命を救うためにぜひ、

血液製剤の値上げをしてあげてください!

と切に願います。

そんなことを考えた・・・・
51歳になった冬。。。

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HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)