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No3451 姉妹間・家族間の人間関係にケアマネージャはどこまで踏み込むのか、いえ、踏み込みません。

ああもう明日が会議か、のハヤシです。

 

 

おはようございます!

今日は木曜日!

今日21日から、26日(火)まで、

カフェあんのん閉店感謝祭、あんのんカレー出しまくりスペシャル(笑)。

あんのんカレーを使ったメニューがわっさわっさ出ますのでお楽しみに!

 

 

姉妹間の人間関係を、ケアマネージャはどう見るのか?

またまた、連日のTOMO’Sケアプランです。

 

家族関係図は、

本人(母)・長女(同居)・次女(別居)

 

とう関係です。

要介護を受けた母が、自宅に退院しようとしたところ、

長女が「受け入れ拒否」で、

あえなく次女宅に。

 

その原因は長女・次女の姉妹の人間関係でした。

そんなとき、ケアマネージャはどうする?

 

 

ケアマネージャは家庭環境の人間関係にどこまで踏み込むのか?

これはいつも悩みます。

 

ケアマネージャの仕事は、契約をした上で、

要支援・要介護のご本人が介護保険のサービスを利用して、

ご自宅や施設などの生活が継続できるよう、

ご家族が倒れてしまわないよう、

ケアマネジメントを行います。

 

ここでいうケアマネジメントとは、

本人の状態を把握し(アセスメント)、

本人に必要な課題と目標を立て(ケアプラン作成)、

その目標にしたがってサービスを立案・調整し、

実施していくお手伝いをします。

 

 

本人以外の支援は原則できない

のが、マニュアルとおりですので、

・同居する家族の食事も作ってほしいとか

・同居する家族の部屋も掃除してほしいとか

・ペットの世話や宗教上必要なこと、政治的なこと

・酒やたばこを買うようヘルパーに依頼すること

なども出来ません。

あくまで、ご本人が「生きていくうえで必要な支援」となります。

 

 

姉妹の人間関係はどこまで踏み込むのか?

厳密には踏み込みませんし、

いろいろとおっしゃったとしても、話を聞いたり、

ご家族としての意見としてお聞きすることしかできず、

・姉妹の関係をよくする

・とりもつ

なんてことも出来ません。

 

 

しかし、姉妹の関係で、ご本人の住まいや命にも関わるので、

対処は必要で、アイデアなどは提供することが出来ます。

 

長女が母の受け入れ拒否!

とあるので、住み慣れた・住民票がある家に住み続けることが出来ず、

住んだことがない次女の家に住むしかないため、

こちらを支援していくことになります。

 

市町村が変わることで、課題がたくさん出てきます。

 

1、市町村が変わること

住民票を変更するとなると、介護保険証が再発行になります。

 

・要介護度や認定期間はどうなるの?

これはそのままスライドになり、継続するかたちになります。

 

その他、保険証や印鑑証明、おむつ支給事業など、いろんなところに影響が出ますので、

行うのであれば、手続きややることを洗い出さないといけません。

 

 

2.ケアマネージャが交代になる

これは痛いです、

要支援の方であれば、小学校区・市町村での対応になるので対応不可。

要介護の方であっても居宅介護支援事業所の方は一時的に対応してくれるでしょうが、

エリアが違うというのは、サービス事業所や社会資源や人のつながりががらりと変わるし、

信頼できるケアマネージャのつながりもあまりないので、困ります。

 

 

3.デイサービスなどが継続利用できない

・今までのデイサービスや入所していた特別養護老人ホームなど受け入れが出来なくなります。

これは「地域密着型」といって、その市町村が限定されるからです。

すると、新しいデイサービスを探したり、落ち着くまでに時間がかかる場合もあります。

 

 

4.年金や銀行など他手続き

住民票が変わるとなるといろいろとややこしい手続きがいっぱい発生します。

・年金・銀行など各種団体の住所変更手続き

・銀行口座を変更するならばその手続き

能動的に変更すると決めたわけじゃないので、

手続きが後手後手に回らないよう手続きをリスト化していきます。

 

 

5.本人の心身の状況

「今まで住み慣れた家に住めない」というのはかなりのストレスになります。

次女宅に急に住むことで、認知症になったり、

お互いストレスになって心が病んでしまったり、

という可能性もあるでしょう。

そのフォローが必要です。

 

 

何をどうすればいいのか?

市役所に行っても話を聞いてもらうだけになってしまうので、

その地域の担当している地域包括支援センターに訪問する手もあります。

 

そうすれば、ケアマネージャなどの紹介もできるし、

デイサービスなどの社会資源の説明や、

手続きにも強く、

しっかりと相談にも乗ってくださります。

 

また、その市町村の知り合いのケアマネージャに聞く手もありますので、

今回このように相談を受けました。

 

 

姉妹間の人間関係は一朝一夕では解消しません。

まずはご本人が安楽に生活できる環境を整えつつ、

専門家を紹介するなどして少しずつ解消していくといいでしょうね。

 

 

いい方向に動いていくことを期待しています。

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)