マウス忘れた、はやしです。
おはよろございます!
福井市役所のごっつりスロープを写真撮りました、からの高齢者の介護や働く現場に通じる注意点とは
市役所のスロープ、写真撮ってきました(笑)
の記事で書いていましたが、
昨日市役所に行ったので、、、、
写真撮ってきました(笑)
入り口、
別館から本館に入るところのスロープがこちら。
高さ30cmに対して、
長さ4mでした。
先日の記事では
12倍でないと上がれないよ、
ということでしたので、
30cmx13倍=4m
ということで、クリア。
なんとか上がれそうでした。
その先3つ折り返しのスロープについては、
全体の高さが105cm(1段15cmx7段)
この高さをどうクリアしたかというと、
スロープ(長)が高さ40cm・長さ4m、
スロープ(短)が高さ20cm・長さ2m、
でおおむね10倍。
という形でした。
市役所の連絡通路は長さが決まっている
連絡通路の長さがすでに決まっている
ために、ある意味しょうがないのかな、
と思います。
連絡通路自体のスロープを出来る限り斜度を抑えるために、
その入り口のところもスロープを付けて、
本体スロープの斜度を抑えた
がんばった、
という姿勢がよくわかりました。
なので、
・介助者がいる高齢者の車椅子
・電動自走式の車椅子
ならばなんとかという形であり、
高齢者一人で自走する、
をちゃんと想定したスロープはなかなかありません。
でもこれをちゃんとやろうとすると、、、、
ものすごい長いスロープになっちゃいますからね。
自分のことを話せない高齢者
の記事でも書きました。
なぜ、高齢者自走の車椅子を想定できないかというと、
それは高齢者自身がなかなか言えない
という現状があり、
前述の記事で書いた
・その方の人生において車椅子を自ら推す機会がほぼない、あっても短い
・認知症などで理解できない・習得できない
・腕の力が弱く車椅子を自分で動かせない
・自走することを諦めている
に加えて、
・人の手をわずらわせたくない
・介助させることを悪いと思っている
・的確に発言しにくい
など、遠慮している方が多いことや、
自走できる高齢者が少ないことから、
考慮されたスロープが少ないんでしょう。
これは、
高齢者の介護の現場あるあるですが、
「本人がやるより、周囲がやったほうが早いから」
「待てないから」
「なかなか回答が得られないから」
「やってあげてしまう」
と、家族もやっちゃったり、
施設でも職員がやっちゃったりと同じで、
これが悪いわけじゃなく、
現実的にそうなってしまう場合が多いのです。
周囲がやりすぎると、じゃあ本人は何をする?
周囲がやってあげすぎると、
本人がすることがなくなってしまいます。
じゃあ本人は何をする?
だからその人が活躍できるところ、
本人が喜ぶこと、
時間がかかっても出来ること、
を見つけていくしかありませんよね。
例えば、
・塗り絵や貼り絵
・数が多い折り紙
でしょうか。
高齢の方が働く職場でも同じ
ちなみに
高齢の方が働く職場でも同じです
理想は老若男女問わず働ける!
ですが、あくまで理想。
高齢者が働くことは、
・耳が遠くて指示が通らない
・パソコンやIT機器が使えない
・忘れると平気で言い、100%やってもらえない
ようするに、職場でも介助が必要なわけで、
それを依頼する方はいらいらするわけです。
だから、
・仕事の内容を限定的に
・シンプルな依頼と指示
・失敗や未達を前提とした作業内容
・指示は必ずメモを取らせる
と、介助が必要な状態で仕事をするので、
そりゃー若い人は待てずにいらいらして、
「自分がやった方が速い」
となってしまうことでしょう。
高齢者の介護の現場も、
高齢者が働く現場も、
似たようなものです。
本人ができることを、めいいっぱいやって頂くことと、
周囲が行うことのバランス、
難しいところですが、
現実を踏まえて行うしかありませんよね。
コメントを残す