びばHTM46!、はやしです
お客様にとって良いケアマネージャと経営的に良いケアマネージャは相反する!?誰かがやらねばならぬ、このお仕事。
No4280 12/2(火)福井新聞より、「介護の要」見極めを、いいケアマネージャの見極め方、いい付き合い方を見て。
という記事を書きました。
こんな風に介護に関すること、
ケアマネージャに関すること、
どんどん記事にして下さり感謝です。
人の目に触れるということは、興味を引きますからね!
「いいケアマネージャの見極め方」
を記事になっていましたが、、、、、
居宅介護支援事業所の実態
尊敬する小濱道廣氏が書いた、
居宅介護支援事業所に関する記事を見ると、、、
なんと、居宅介護支援事業所は赤字だということです。
地域包括支援センターとの違いは
地域包括支援センターさんの担当は、
要支援1・2に加え、事業対象者です。
それに対して、
居宅介護支援事業所は、
要介護1~5を担当します。
に加えて、
要支援1・2・事業対象者の方を広く担当できるのです。
しかしながら、
担当する利用者数が100人以下はばっさり赤字、
151人を超えても、201人でも赤字。
介護保険を担う最前線の居宅介護支援事業所のケアマネージャが、
これではモチベーションがあがるはずもありません。
いいケアマネージャの見極め方
とありましたが、
利用者にしっかりと密着し、
丁寧に仕事し、
何度も自宅を訪問したり家族の話を聞く方は、
とってもいいケアマネージャなんですが、
客単価が1万円という居宅介護支援事業所の現実では、
お客様との時間をとりすぎると、、、、、、
時間的にもコスト的にも赤字になってしまう。
そういうわけです。
週40時間勤務のケアマネの担当は40人まで
とした場合、週1時間、月間で4時間。
これは移動時間も含めます。
だから、
・いかに近い顧客とつながるか
・いかに移動時間をかけないか
・いかに関わる時間を減らすか
・いかに裏方の作業時間を減らすか
それを出来たケアマネージャや事業所が、
「経営的に良い」ケアマネージャだというわけです。
しかし、お客様との接点が多かったり、
親身になってくれたり、
時間を多く取ってくれるいいケアマネージャは、、、、、
経営的にどうか、というと、、、、(泣)
介護保険法改正に伴う居宅介護支援事業所の今後
ずっと審議していて、いつかまたいつか、
と言われていることがあります。
それは、
「居宅介護支援事業所の利用が有料になる」
ということです。
要介護1・2の方で、1割なら1000円少し、
3割なら3000円ほど、
要介護3~5の方で、
1割負担なら1500円、
3割負担ならなんと4500円以上。
となってしまうのでしょうか。
これがいつかのタイミングで法改正に盛り込まれ、
ケアマネージャの利用料が無料だったのが、
いきなり有料に変わる。
という詐欺みたいな事象が発生します。
R3年度の法改正では導入されないので、
速くてもR6年度、、、、、あな恐ろしや。
在宅ケアマネージャのマイナスイメージばかりが先行
などで書きました。
ケアマネージャ試験の受講者・合格者が減り続けています。
これは、
・ケアマネージャは大変そう
・忙しそう
・ケアマネージャにならなくてもいい
・更新研修の日数が増えて大変そう
そんなイメージばかり先行しているからなんですが、
自己負担化の話はこれに追い打ちをかけます。
そんなケアマネージャが生き残る道は
まずイメージを払拭したいです。
1、ケアマネージャの仕事は大変・忙しそう、、、ではない!
そう言わせて頂きます。
ヘルパーさんなど介護・看護する方と違う、
本人・家族との大きな信頼感を得られるのは、
任せて下さるのは、
ケアマネージャだからこそ。
2、裏方の事務作業は軽減できる
実地指導にも対応して、書類の有無、
モニタリングの実施内容を一目でわかる、
チェックシートを使っていますが、、、、、
実地指導はまったく怖くありません。
案内が来て一か月後!
と言われてもあまり慌てません!
3、講演や各種セミナーで求められる
10月にリノベ博で講演しましたが、
同じように、
各種講演やセミナーで求められる存在にもなってきています。
4、社会に求められる存在である
「産業医ならぬ産業ケアマネ」を!
(画像にリンク貼ってあります)
企業に張り付く産業医ならぬ、
産業ケアマネを!
と言う声があります。
企業内での相談窓口となる、
企業内での介護離職を減らす、
企業での介護による短時間労働や介護制度の推進を図る、
産業ケアマネという仕事があります。
(画像にリンク貼ってあります)
その第一回試験が実施されました。
おめでとうございます。
ぜひリモートや、地方でも、
今後開催が求められますね!
それくらい、
介護保険の最前線にいるケアマネージャは、
社会にとって必要な存在なんです。
誰かがやらねばいけないんです。
2000年に取得した方々が70歳・80歳を迎えるにあたり、
若いケアマネージャが必要なんです!
それを、引き続き発信していきます!
ケアマネージャ大変か、忙しそう、
って言われますが、そんなことありません。
逆に楽しい!