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No4503 保佐人を申請(申し立て)しなくていい、そんな林さんの一言で救われた、とあるケアマネージャの話、その1成年後見制度の保佐人とは

おはクロレッツ(緑茶)、はやしで。

 

No4503 保佐人を申請(申し立て)しなくていい、そんな林さんの一言で救われた、とあるケアマネージャの話、その1成年後見制度の保佐人とは

 

 

「保佐人を申請しなくてもいい」

ケアマネさん

「保佐人を申請しなくてもいい」

そんな林さんの一言で、

救われたんです。

 

とある勉強会で、

他事業所のケアマネージャさんに、

言って頂けました。

 

 

このブログでも、

保佐人(成年後見人)に関する記事は多く、

色々と書いています。

No3562 成年後見制度の申し立てや制度について改めてご説明、認知症がなくても申請できると緩和なう。

 

 

その中でも、

保佐人に注目して、

記事を書いていきます。

 

 

成年後見制度

があり、裁判所から任命された方が、

以下の業務を行います。

 

補助
保佐
成年後見

どれに該当するのか?

 

は、その本人の判断能力のレベルに合わせてなのと、

申し立て時点で決めるので、

やはり申し立て時点(=申請時点)では、

より慎重になります。

 

 

分かりやすく説明すると、

成年後見=
認知症などで本人の意思判断がまったく出来ない状況

保佐=
認知症や精神疾患がありながらも日常的な判断は出来るが、
金銭管理や契約など一部理解が難しい状況

補助=
おおむね出来る

 

 

と、3レベルに分かれます。

となると、

補助は、出来ることが多く、

わざわざ申請(申し立て)しないため、

 

 

保佐か、成年後見か、

という判断になり、

申し立て時点でおおむねわかる。

ということです。

 

 

その業務を行う人が、

保佐人・成年後見人であり、

 

本人が、

被保佐人・成年被後見人と呼ばれる、

 

というわけです。

 

 

成年後見人の認定は速い

分かりやすいと思います。

誰が見ても判断力に欠ける、

話すことが出来ない、

金銭管理できる方がいない、

 

 

となれば、成年後見人を申し立てしますが、

誰が見てもというのは、

「誰が見ても出来ないとわかる」

ために、申し立てをしても、

認定されるまで期間が短くて済みます。

 

 

 

保佐人の認定が時間がかかる

一方、保佐人は時間がかかります。

 

なぜなら、

「誰が見ても何が出来て、何が出来ないかがわかりにくい」

ゆえに、

 

認知症があるなら認知症のテストをしたり、

精神疾患があるから精神科の医師に意見を求めたり、

する必要があるからです。

 

 

 

保佐人を申請する必要性

No3562 成年後見制度の申し立てや制度について改めてご説明、認知症がなくても申請できると緩和なう。

の記事でも書きましたが、

 

保佐人を申請する必要性

保佐人を申請すべき理由

というのがあるので、

改めて記載いたします。

 

 

・銀行など金融機関から必須と言われた場合

・独居で施設などに入所や金銭管理が出来ない方

・家族で誰が管理するか不明な場合やもめそうな方

・生活保護の方(申し立て費用が免除になります)

と書きましたが、

・金銭管理のキーパーソンがいない方

 

となります。

 

 

つまり言葉を返すと、

・普段管理している方が信頼できる場合

・金融機関から何も言われていない場合

・家族内で完結している場合

の方々は、わざわざ保佐人を申請しなくてもいい、

というわけです。

 

 

外野はうるさい

冒頭で書きました、

別事業所のケアマネージャさんから、

ケアマネさん

「保佐人を申請しなくてもいい」

そんな林さんの一言で、

救われたんです。

 

 

と言って頂いたのは、

一言でいうと、

「外野がうるさいから」

です。

 

 

つまり、

・普段管理している方が信頼できる場合

・金融機関から何も言われていない場合

・家族内で完結している場合

の場合、実務上で何も問題がない場合であっても、

 

 

外部機関の方、例えば、

地域包括支援センターさんや、

サービス事業所さん、

親戚関係、

お節介な近所の方など、

(※あくまで例えです)

 

「保佐人を申請した方がいい」

と連続的に言ってくるケースがあります。

 

 

 

ケアマネージャがあまり知らなかったり、

押しが弱かったりすると、

そうかな、と流されてしまうのですが、

まさにこのケアマネージャさんはそうだったのです。

 

 

 

保佐人を申請することは入り口

その方々も良かれと思って

助言下さっているのですが、

その方々に言いたい。

 

「申し立てをしたその先を考えているのか?」

ということ。

 

 

保佐人を申請し、認定が下りたとしても、

毎月の記帳や金銭管理、

毎年の事務報告など、

仕事がたくさんあります。

 

 

ましてや本人が足りないと言ってきたり、

余計な仕事が増えたり、

振り回されたりして、

実務にかなり影響がある場合もあります。

 

 

そうなったときに、

誰のための保佐なのか?

本人が困ったり、

親身になっている家族が困ったり、

する場合も0ではありません。

 

 

であれば、

「保佐人など申請しなければよかった」

と思ってしまう時だってあるでしょう。

 

 

つまり外野の方々は、

そこまで見越して

「保佐人を申請すべき」

と考えているのか、疑問になります。

 

 

さてそんな場合も踏まえた、

保佐人を申請するメリット、

デメリットを改めておさらいするために、、、、、

 

 

その2へ続きます。

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)