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No4218 東京証券取引所がシステムトラブル、可用性とコストのトレードオフはパーキンソン病でも同じ。

運動会身に行けるかな、はやしです。

 

東京証券取引所がシステムトラブルで1日、取引停止となりました。

 

なんとその影響で、名古屋、福岡、札幌にも広がり、

全面的に止まりました。

 

 

障害の理由については、

 

午前7時4分ごろ、「arrowhead」(アローヘッド)と呼ばれる株式売買システムの内部に2台あるストレージシステム「共有ディスク装置」の1号機に異常が発生したと説明する。異常の原因は装置のメモリ故障という。

通常であれば1号機に異常が発生しても2号機に自動的に切り替わる設定になっているはずだったが、何らかの理由で切り替わらなかったとしている。この結果として、arrowheadの情報配信処理や売買監視システムに異常が発生したことから、午前8時54分にネットワークを遮断し、取引を停止したとしている。

 

 

止まってはいけないシステムは二重化している。

上記にもありますが、システムは二重化するのが当たり前であり、

システム1がなんらか停止したら、システム2に自動移行して動く、

 

今回、自動移行されなかったことが一番問題ではないかと思われます、、、、

 

 

元インフラ担当からすると、

システムを二重化してあるとき、そのテストを行う場合は、

いろいろなテストをします。

 

それこそ、

・システム1のハードディスクをいきなり抜く

・システム1のコンセントを突然抜く

・建物全体の電源を落とす

 

 

そんなストレステストを行うことで、

ちゃんとシステム2に移行できるのか、

そんなテストをするのですが、

何事に想定外が起きます。

 

どこまで見込むか・・・・

ということです。

 

 

可用性とコストのトレードオフ

東京証券取引所や、金融取引関係など、

可用性(システムが落ちてもすぐ動く)を高めると、コストは高くなるし、

 

会社のサーバーなど、

可用性を低くすると、コストは安くなる、

 

ようするに、

(画像にリンク貼ってあります)

 

 

ようするに、復旧までの時間をどれくらいかけるか、

でコストとのトレードオフというわけです。

 

 

パーキンソン病もトレードオフ

トレードオフと言えば、

パーキンソン病の内服治療についても同じです。

 

 

パーキンソン病とは原因不明・治療方法不明な難病のひとつなんですが、

おもな症状としては、

・振戦(ふるえ)
・動作緩慢、筋強剛(筋固縮)
・姿勢保持障害(転びやすいこと)
・無動(うごかないこと)
・拘縮(かたまる)

を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。

 

私もパーキンソン病の方を何人も担当していますが、

明確な治療方法や完治の方法がないので、

薬を飲む内服両方と、

体を動かす運動療法、

くらいしかありません。

 

 

薬を飲んでも症状が軽くなるだけなので、

基本は「動け・動け・動け」となります。

 

 

困るのは、

・朝いちばんに体が硬くて動きにくいこと

からトイレまで行けない、体が動かないことや、

 

・歩くとき一歩が踏み出せないこと

からよく転ぶ、

ことなどがよく起きます。

 

 

パーキンソン病の薬を服用すると、

幻覚妄想、興奮が発症する場合があります。

 

治療を優先するなら幻覚・幻視を覚悟する必要ありますし、

幻覚・幻視を減らすならその逆となります。

 

もちろん幻覚・幻視を発生させない薬もありますから、

幻覚・幻視が必ず起きるわけではありません。

 

 

東京証券取引所のシステムダウンにたくさんのコストをかけるのか、

幻覚・幻視を覚悟してパーキンソン病の内服治療を優先するのか、

 

あっちを取ればこっちが立たず、

こっちを立てればあっちが立たず、

まさにトレードオフなわけです。

 

 

パーキンソン病の方の運動とは

 

ちなみに

パーキンソン病の方の運動はどんな内容をすればいいのでしょうか。

 

・朝起きた時に動く

・体が硬い時にこそ動く

・動くと暗示して動く

 

まさに私が良く言う、「動け・動け・動け」です。

 

 

運動の内容は理学療法士さんたちにおまかせしますが

・全身の運動

・両手足首の運動

・伸び縮みの運動

など、動きにくい時こそ動かせる。

 

 

先日もあんのんデイサービスを利用された方がおっしゃっていました。

「あんのんに来ると元気が出るわ~~」

加えて、パーキンソン病の症状もあるので、

「運動すると体が動くからトイレに行くのも楽やわ~~~~」

とありがたい言葉をおっしゃっていました。

 

 

理学療法士が特別なリハビリをする必要もなく、

個別のプログラムを組むわけでもなく、

あんしんヨガだけではないですが、

あんのんデイサービスにあるカラオケマシーン、

「健康王国」だけで行っています。

 

 

ようするに、

・体が動くという暗示や動かしたくなる雰囲気づくり

があることで、スムーズにリハビリも進むというわけです。

 

 

思えば遠くへ来たもんだ(笑)

トレードオフの話からずいぶん遠くへ来たような気がしますが、

パーキンソン病でがんばっている方がたくさんいます。

そういう方の話もたくさんします。

 

がんばるパーキンソン病の方は、希望になりますから、

ぜひ、今まで通り動いて欲しいですね!

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)