動画で寝落ちで気が付けば3時、はやしです。
1日3万円の売上があるお店は生き残れるか?、もちろん、なぜなら「打つ手は無限だからね、林くん」と滝口長太郎氏から教わった
この飲食店は生き残ることが出来るのでしょうか?
とある食堂の話
1食1000円のランチを提供するお店が、1日3万円の売上を上げています。日々、なんとなく売上予測をし、仕入をし、毎日必死にがんばり、お客様の笑顔もありリピーターも多いお店です。
果たしてこのお店は3年後も生き残ることはできるでしょうか?
何をまた言い出すのか?
と思われるかも知れませんが、
MQ会計を学ぶための、
内部テキストに書かれた内容です。
MQ会計では、
決算書を読んだり、難しいことを知る必要はありません。
学ぶ必要もありません。
P:価格
Q:数量
V:変動費
M:余り・余裕
F:固定費
G:利益
この記号だけで理解することが出来、
売上はP×Q=PQ
仕入はV×Q=VQ
PQ(売上)ーVQ(仕入)=MQ(限界利益)
MQ(限界利益)ーF(固定費)=G(経常利益)
この限界利益を増やし、利益を増やすために、
何が出来るかを考えます。
だから、冒頭の質問だけでは、
わかりません。
ましてや新型コロナウィルスの影響で、
来店が減る中、生き残る術を考えないといけません。
MQ会計を知る
引き続きテキストを見ると、
このように数字が見えてきました。
1日単位で考えると、1000円の赤字になっています。
これでも生き残っていけるか分かりません。
そこでf/m比率という指標を用いるわけです。
F÷MQ×100
ようするに、
MQ(限界利益)>F(固定費)であればいいし、
MQ(限界利益)<F(固定費)だと赤字
を簡単に計測できるわけです。
これが表すところは、
「すべての業種にあてはまること」
介護事業だから、、、
利益率は??でないといけない
民間会社だから、、、
自己資本比率は??でないといけない
そんな制約をとっぱらい、
純粋に自社が利益が出ているのかどうか。
じゃあ次にどんな手を打つのか。
をただひたすら考えさせられるわけです。
そしてさらに考えるべきことは、
・借入金の返済
・納税資金
・設備投資
・次年度への繰り越し
などはすべてG(利益)から行うことが原則なため、
G(利益)をどれくらい確保するのか?
を考えさせられる、
社長にとっては大変頭が痛い時間になるわけです。
このお店の1か月は?
これを1日で見るからわかりません。
1か月にしてみたらどうでしょう?
いろんなものが見えてきました。
MQ会計の素晴らしいところは、
1日、1か月、四半期、半期、1年
と期間がばらばらでも柔軟に計算できるところです。
f/m比率は変わりません。
だからこのお店で見ると、、、
4月は赤字
5月は黒字(推測として)
が見えたため、じゃあ6月どんな手を打てるか?
を考えることが出来る。
というわけなんです。
まずはこれ(1つ)をやってみて
と言われる方、結構多いと思うし、
検証したときにわからないとか、
複数のことを考えられないとか、
言われるかも知れませんが、
経営者にとってすべての仕事はマルチタスク、
すなわち平行処理で行う必要があります。
ってことは
未来予測をするときに、
「6月は価格改定してみて、6月末に様子を見よう」
なんて悠長なことを言っているのでは、、、、
外的要因で振り回されてしまうのです。
であれば、、、、
(PQ/売上↑)客単価を上げる
(PQ/売上↑)客数を増やす
(VQ/仕入↓)仕入単価を減らす
(F/固定費↓)固定費を減らす
(G/利益↑)給付金をもらう
などの色々なことを同時に行う必要があり、
ここに経営者としての手腕が求められるわけです。
上記の手を打った結果、、、
4月 ー30,000円
5月 +20,000円
6月 +120,000円
となり、6月末に突然、非常事態宣言が出ても、
安心な利益を残すことが出来た。
f/m比率も
4月 108%(赤字)
5月 95%(危険水域)
6月 75%(優良)
と一応「優良」となった、
というわけです。
打つ手は無限
私の大好きな言葉の一つに、
「打つ手は無限」
があります。
これは有名な、滝口長太郎氏から
「はやし君、この言葉を上げるよ」
と言われたわけではありませんが(笑)、
倫理法人会の学びとして頂いた言葉です。
この言葉の中に、
「PQ(売上)だけ上げる方法を考える」
なんて狭い選択肢はありません。
「G(経常利益)をもっとよくするために」
「会社に余裕が生まれて、お客様や働く人たちに還元するために」
::
::
いろんな手を打つことが出来ますよ、
というわけです。
そのためには、
(PQ/売上↑)客単価を上げる
(PQ/売上↑)客数を増やす
(VQ/仕入↓)仕入単価を減らす
(F/固定費↓)固定費を減らす
(G/利益↑)給付金をもらう
のように、さらに別の手も加え、
別次元のことを持ってきたり(笑)、
色々とやる!
色々と出来る!
なぜなら、
打つ手は無限なのだから。
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