おはようべトナム、はやしでナムナム。
その1、2、3記事を書きました。
独居独身・70代女性が、
身内の介護のために市外にいて、
久々に自宅に戻り、
荷物を大量に送りつけたところで、、、
倒れて救急搬送。
1週間で退院しようとするも、
寝るところもない、エアコンもない、
そんな過酷な家に住めないため、
身を案じた病院連携室の担当が、
有料老人ホームあんしん村に連絡を。
これからどんな生活が待っているのでしょうか。
その1では、
病院から連絡があり
訪問したところ、、、
「明日退院で行くところがない」
とのことで急遽受け入れた、
という話でした。
その2では、
元気度調査(チェックリスト)を
実施してみたところ、
かなりチェックが入りました。
事業対象者として、
介護保険を活用して
ヘルパーを利用することで
生活力を上げていくことと、
しました。
その3では、
少し脇道それたかもしれません(笑)
自宅以外にも整理する場所が
見つかり、そりゃ困った。。。
他にも困った例、
たくさんあるよという話でした。
その4、予防ケアプランの作成
この方のこれから、
どう優先順位を付けて、
どう生活をしていけば、
いいのでしょうか。
さっそくアセスメントを行い、
予防ケアプランを作成し、
課題を抽出。
・筋力・体力をつける
・生活力を付ける
・健康面を維持する
としました。
ヘルパーを使うこととなるため、
地域包括支援センターを呼んで、
担当者会議を行い、
サービス利用を開始しました。
担当者会議の中で、
優先順位を、
1:自宅を整理する
↓
2:ヘルパー利用で生活力を付ける
↓
3:退去して一人暮らし
↓
4:他の場所の整理
という順序を付け、
「速くあんしん村を退去しよう」
「コストがかからないようにしよう」
「自宅に戻っても生活出来るように!」
と目標も立てました。
今回、地域包括支援センターが
関わることになりました。
そうすれば、
自宅に戻った後も、
担当するセンターは交代しますが、
その方が関わってくれたり、
改めてヘルパーさんを依頼したり、
出来ます。
しかしながら、、、、
話の中で、、、、
真の課題を発見
真の課題を発見しました。
体力・筋力をつける
と一応目標を定めたのですが、、、、
本人「体力がすごく落ちた、
ラジオ体操してもかなり疲れる」
とのことでした。
若い頃の仕事柄、
重い物をあまり持たないように
していたとのことで、
体力・筋力が相当なく、、、、
優先順位を変更(汗)。
1:体力をしっかり付ける(new!)
↓
2:自宅を整理する
↓
3:ヘルパー利用で生活力を付ける
↓
4:退去して一人暮らし
↓
5:他の場所の整理
まずは体力をつけることになりました。
リハビリを効果的に行うためには
70代、80代、90代で、
リハビリを効果的に行うためには、
高齢者が体力をつけるためには、
何をどうしたらいいでしょうか。
リハビリって何をしたらいいのでしょうか。
悩むところですが、
まずはやはり動くことです。
1、動く・逃げない環境づくり
半日型のリハビリデイを利用し、
継続的に、送迎がある中で、
動く環境づくりです。
つまり、逃げられません(笑)
高齢者向けのリハビリは、
筋トレとは違います。
軽体操や継続的な運動、
外出や運動する癖付けから、
基礎体力をつけていきます。
2、食事をしっかり摂る
反面食事も大事です。
動物性たんぱく質が大事で、
魚や鶏肉をしっかり摂ってもらいます。
もちろんご飯や副菜なども、
しっかり摂取します。
高齢者の場合、
吸収率が低いので、、、、
質や量にこだわって、
摂って頂きます。
場合によっては、
専用のたんぱく質を摂取できる
栄養補助食品などを検討します
3、リハビリが休みのときも動く
リハビリデイに行っても週2回程度、
それ以外の週5回、
ベッドに寝ているばかりでは、
筋力が落ちてしまいます。
なので、
・ベッドで横にならない生活
・自宅でも出来る宿題運動
・その他自主的に動く
をしてもらえば、、、
さすがに体力もついてきます。
そこまでやって、
やっと基礎体力が付きます。
これを、入所しながら
行っていくというわけです。
それ以外にも、、、、
・1日1000歩以上歩く
・手すりを使って軽体操する
・施設の体操・レクに参加する
そんなことも必要になってきます。
退所後も利用できる
予防ケアプランを作ったり、
あんしん村での生活を続けたり、
していく中で常に考えていたのは、
あんしん村を退所してからも、
生活できる!
を思っていたため、
3か月ほどの入所だったとしても、
体力が劇的に付くとは
まったく思っていません。
それよりも、
地域やエリアなどを考え、
退所後も継続利用できる
リハビリデイに通えるように。
地域包括支援センターが関わってくれる。
介護保険を利用してヘルパーを利用できる。
(家政婦やシルバー人材より安いので)
という、その後を考えた、
予防ケアプランになった。
というわけです。
ホテルも介護ホテルもある
さて、退院時にあんしん村を検討した中で、
これだけ自立していれば、
一般的なホテルの長期利用
という手もあります。
もちろん、退院支援室の方々も、
内部で相談して検討されました。
また、
介護ホテル
というのもあり、
必要な介護を受けられる、
方法もあります。
ただ、1か月・数か月、
と利用した場合でも
1泊6600円×30日=198,000円
とそこそこの金額がかかります。
(連泊プランだと安い場合あり)
しかしそこは踏みとどまった、
病院の退院支援室。
退所後の生活を考えて、、、、
地域包括支援センターと関わらせてくれる、
ヘルパーが入り生活力を付ける
そんなホテルはありませんし(笑)、
介護ホテルでも無理。
だから、有料老人ホームあんしん村を
選んで頂けた!
というわけです、
うーん自画自賛(笑)
続く
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