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結婚できない男・孤独のグルメに共通する独居男性。言う事を聞いてくれない・サービスを受け入れない方の悲しい結末をどう迎えるか?ケアマネとして自分が出来ることは。 No5022

おはようござブラチスラバ、はやしスラバ。

 

結婚できない男・孤独のグルメに共通する独居男性。言う事を聞いてくれない・サービスを受け入れない方の悲しい結末をどう迎えるか?ケアマネとして自分が出来ることは。 No5022

 

結婚できない男

アマプラでハマっている、
ドラマ陣で、、、、
次見ようか迷っているのが、

 

とか

など、
いわゆる男性一人シリーズ。

 

さすがにリアルすぎ、
同情すぎてちょっと、、、

と思ってしまいますが、
本人たちはマイペースで
楽しそうです。

グルメ番組、美味しそうです(笑)

 

言うこと聞かない

ケアマネとして
独居男性を担当すると、
自分から見ても

「言うことを聞いてくれない!」

「サービスを入れてくれない!」

と思う時も、
同じように悩み苦しむ
ケアマネさんからも相談を
頂く場合があります。

 

本当に言うことを聞かないのでしょうか、
押し付け過ぎなのでしょうか。

 

本当のところは、
どうなのでしょうか。

 

言うことを聞かない

実際、ドラマは見ていませんが、
きっと容易に想像がつきます。

 

いくら進言しても、
これがいいと伝えても、
周囲が騒いでも、
独自の世界観が男性にはあり、
それが理解されません。

 

だから

女性ケアマネあるあるでしょうが、
言う事を聞かないというのは、
それはしごく全うな話なのです。

 

女性ケアマネ、と書いていますが、
男性ケアマネでも、
言うことを聞いてくれません。

 

心配しすぎるケアマネの立場から言うと

「なんかあったらどうする?」

「病気が悪化したらどうする?」

「体力が落ちたらどうする?」

と言っても言う事を聞かず、
さらに悪いことが起きたとしても、
あまり自分事と捉えていません。

 

男性利用者を担当してきました

過去にも、
独居男性を何人か担当してきて、
その方々を連載しています。

TOMO’Sケアプラン、男性利用者の家族からお礼の切手が届きました。その1~5

 

一人でベッドで動けず、
食事にも困っていて、
あれやこれやと手を差し伸べたり、
サービスを検討したり、

毎日のように訪問したり、
サポートしてきましたが、

拒否。

 

弁当を追加で頼まず、
栄養価が少ない
ウィダーインゼリーだけ飲んでて、、

「栄養失調になるぞ」

と脅したこともありますが(汗)、
言うことも聞きませんでした。

 

今思うと、
お金がないことで、
先に進みませんでしたが、

それを解決するために、
生活保護も提案していましたが、

拒否。

 

何も出来ないやん、、、
と色々と考えながら関わっていました。

 

結局半ば強引に生活保護を申請し、
お金が貯まってきたことや、
ロングショートに入れたことで、
2階でEVがない賃貸マンションを解約、

危ういけれど、
手許現金があり荷物が少ない、
身軽な状態になりました。

 

本人が決めたことだから

その後も、独居男性の担当も
してきましたが、

うまくいかない、
提案しても受け入れてくれない、

 

そんな状況の時は

「その人が決めた人生だから」

と割り切る術も身に着けました。

 

だから、
独居男性を担当するケアマネさんから

「言うことを聞いてくれない」
「サービスを入れてくれない」

なんて相談があったら

 

「その人が(今のところ)決めたことだから」

と言って、
そこは受け入れてもらい、

「継続して関わること、
訪問することはすべき、
出来れば訪問回数を増やすべき」

と助言してきました。

 

阿部寛はこうなる!?

そんなことを考えながら、
結婚できない男を見ると、、、

(まだ実際に見ていませんが、、、)

結婚しない男、
じゃなくて、

結婚できない男は、、、

社会や第三者との接点が少なく、
孤立していく傾向にあります。

 

なので、
せめて男性同士のコミュニティに入るとか、、、、

定期的に飲みに行く友人を作るとか、、、、

しておかないとね。

 

TOMO’Sケアプランの餌食になるぞ(笑)、
なんて思いながら見てしまうことでしょうね。

 

悲しい結末を迎える

送迎だけを担当していた
独居男性のケースですが、
悲しい結末を迎えました。

 

病院から退院するときに、
すべての支援は拒否。
感情的になり周囲に怒っていたそう。

で退院したら、
困りに困った要介護4の男性、
何も出来ない、
誰も来ない、

 

さすがに困ったらしく、
ケアマネさんに泣きつき、

・毎日のヘルパー
・週1~2回のデイサービス
・車椅子・ベッドなどの特殊寝台
・月1・2回の受診

 

で、受診の時に、
2~3時間でもケアマネの付添込。

というフルサポートの体制に変わりました。

 

本人はかわいらしいもので、

「ありがとのありがとの」

を繰り返すようになり、
周囲に愛想をふりまき、
先日の担当者会議でも、

要介護4→2

になり、
車椅子から歩けるようになり、

 

「送迎のとき車椅子いらないんじゃ?」
なんて相談をしたり、

担当者会議の時も、

「ケータイが充電できなくて(笑)」

と言われ、バッテリ一旦外したら治って、

「治ってよかった!(笑)(笑)」

とか、終始和やかな雰囲気でしたが、、、、

 

病気が悪化して、
悲しい結末になりました(泣)

 

家の鍵が開いていた日中だったのが
幸いしてヘルパーさんが
発見してケアマネや警察に
連絡が行き、、、、

ケアマネさんからの泣きそうな声で、
私のところにも送迎キャンセルの
連絡が入りました。

 

翌日、受診の送迎をする予定だったのです(泣)(泣)

 

本人が決めたことだから

一人で住むことや、
支援者を入れる入れないこと、
サービスを受け入れること、

これは本人が決めたことです。

 

ただし、
あまりにも切ない結果に、
あまりにも突然の幕切れに、
正直切なくなりました。

 

高齢者を相手にしていると、
やはりそういうことが起きる。。。

というわけです。

 

病院を退院して、
誰も支援者がいない状況よりも、

介護度が良くなって、
周囲に感謝しまくって
支援者に見つけてもらって、

良かったかな?

もっと長生きしたかったかな?

 

色々と思うことはありますが、
私に出来ることは、、、、

「今、目の前にいる高齢者と、
後悔しない付き合い方をする」

くらいです。

 

サービスを拒否されまくっても、、、
せめて訪問だけはして、
話だけは聞いて、
病院にお見舞い行って、

あの時に会っといてよかった。

と思える付き合い方を、
目指しております。

 

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)