おはようシチューおばさん
家族の秘密はどれくらい守られますか?
大昔か、以前かどこかで質問を受けました。
実は、、、、
ケアマネさんにだけ、こっそりお伝えします。
兄妹姉妹間でいろいろとありまして、これこれがあれこれで、○×△・・・
恥ずかしながら、こういう状況で。
それはどこまでスタッフさん同士にも伝わってしまいますか?
もちろん、家族であっても、
秘密にしたいことはしっかりと、守りますし、
他のスタッフにも漏れないように配慮します。
。
もう記録すらしないこともあります。
担当ケアマネの心の内だけでしまっておくこともあります。
。
個人情報はどこまでまもられるか?
と聞かれますと、
最初に契約するときに、個人情報を守る旨の契約書を交わすため、
最低限の情報に限られます。

それは
- 入院・通院などの医療機関への情報提供
- デイサービス利用時など、他事業所への情報提供、担当者会議時など
に限るなど、
本当に限定的であり、
。
本人の病気や家族のプライバシーどころか、
ご本人が当ケアマネを利用していることすら、
しっかりと秘密を守ります。
深刻な話であれば、他のケアマネとも共有しないこともあります。
カルテにも記載しません。
。
しかしながら、
ご近所の方を担当したこともありまして。
同じマンションの方を担当しまして。このマンションの方は3人目なんですよ。
と共感を得るために、
大昔に担当したことや、
最初にあった時の共感を得たり、安心感を共有するために、、、
少し話すことはありますが、
個人を特定するどころか、
個人の裏事情についてお話しすることはありません。
。
家族の事情は様々
実は最初にあった時や、
会って話しを重ねていく時、
お互いのことを話して行く時に、
うすらうすらと気付いています。
。
この兄弟何かあるな。
この姉妹秘密がありそう。
と気付いていますが、
その場でも、その後でもいいません。
。
関わっていくうちに
実は・・・
と話しをしていくことで、
明かされることが多く、その気付きの理由を知ることになります。
。
だから逆に
話して下さって、ありがとうございました。
と言うこともあるくらいです。
。
解決に関与することは原則ありませんが、
お話しだけでも聞いていくことで、、、
ストレスが解消できたり、
相談できる場があることですっきりしたり、
一人で抱えている何かを少しでも肩の荷を下ろすことができたり、
するのです。
。
第三者が関わることの良さ
だからケアマネージャを上手に活用する方は、
第三者が立ち会うことで、状況を活用します。
。
過去に、こんなことがありました。
1,車を手放したくない本人と、手放したい家族
おじいちゃんがいつまでも車に載っているのですが、
はやく辞めさせたいのです。
とあるあるの相談を受けることがあります。
車載るのも本人の尊厳・意思ですから、
ケアマネとしては一般的なことしか言えませんし、
主治医が「やめときなさい」と言ってきたらそれをそのまま伝えたり、
ご本人が言えない思いを逆に伝えることもあります。
その場合は「なぜ乗りたいのか?」を一緒に考えていきます。
すると、
「買物に自分の好きな時に行きたい」
「家族に頼みずらい」
「忙しいのに休ませたくない」
と、根底には家族間の関係性が見え隠れすることがあります。
。
結局、私からははっきりと、辞めろとも乗ってもいいよ、
とも言うことが出来ず、結果的に車を辞めてくれました。
その理由は私のような第三者がいるだけで、
お互い落ち着いて話しができ、
「夜は乗らない」「鍵の置き場はこうする」といった話し合いが出来たことで、、、、
解決したわけです。
。
2,入院するのかしないのか
とある病気があり、 病院から入院をすすめられている利用者と、その家族。
入院した方が、、、
が明確なのですが、なかなか踏ん切りが尽きません。
ご本人の話や気持ちを家族が十分聞いている、、、
というのもあるんですが、
どうやらご本人、家族にも言いづらいことがあるようで、
ケアマネージャが個別で呼ばれます。
すると、
「お金の問題が」
「忙しいので準備を手伝わせるには」
といった、家族の配慮に加えて
「入院したら、もう退院出来ないのでは?」
「施設に入るのでは?」
といった恐怖感を話してくださりました。
。
その場合はケアマネージャ自身が病院の連携室に電話し、
病気や入院期間、治療の内容を話せる内容を聞いて、
過去の患者の例などを踏まえて、また本人や家族にフィードバックします。
その先どうなった?
と思われるかもしれませんが、
一時的で戻ってきた方や、
戻れなかった方など、いろいろな方がいらっしゃいました。
。
結論、お気軽にご相談下さい
というわけで、結論、
お気軽にご相談下さい。
という話でした♪
。
ケアマネだって抱え込んでいません。
ややこしい例や、金銭面の話であれば、
地域包括支援センターに相談することがあります。
それは、ケアマネージャとして苦手な
お金の対処を、社会福祉士に相談したり、
制度面を確認したり。
。
もしかして士業の方々と相談することすらあります。
それが社会保険労務士のみならず、
弁護士になるケースもありますが、それはごくごく稀なケースです。
。
必要に応じて、
個人情報の許可を頂いて、
チームで対応する!
ことが当たり前なのです。
。
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